
Bill Evans - NYC's No Lark
さて、今夜もビル・エバンス
曲は「NYC's No Lark 」ニューヨーク・シティーズ・ノー・ラーク、
つまりニューヨークの街にいた雲雀(ひばり)が居なくなった。
と言う意味だ。
「ニューヨークにひばりなく」
一件クールなタイトルのこの曲は、実はレクイエム(鎮魂歌)だ。
誰への鎮魂歌かと言うとそれはソニー・クラーク。彼が亡くなった時に同じピアニストであるビル・エバンスがこの曲を作り、彼に捧げた。
タイトルの「NYC's No Lark」はソニー・クラーク(Sonny Clark)の名前のアナグラムで出来ている。
N・Y・C・S・N・O・L・A・R・K ⇒ S・O・N・N・Y・C・L・A・R・K
実に美しいアナグラムだ。 そして実に美しい音色で出来ている。
この曲は三人のビル・エバンスによる多重録音で出来ている。
じっくり聞くとその音がかぶるのが聞こえてくる。
雲雀(ひばり)のように美しい音色を奏でたソニー・クラーク。享年31歳。
ヘロインの多量摂取によって世を去る。
Posted at 2012/09/20 22:20:49 | |
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