AUDI TT 8N型　オーディオ一新　pioneer DEH-P01　続編！

今回はお客様とのお話でTTのデザインがお気に入りということで、内装など表面にみえる部分は大幅な加工はせず純正のルックスを残す形で進めました。

【ドアスピーカー取付】

TTのドアスピーカーは内貼りに取付られ、防水のシートにカバーされてますが防音処理などはなく開放状態です。

防水シートをめくるとスピーカーはビス3本のみ、ちょっと心もとない感じです。

外したスピーカーは経年劣化でスポンジエッジはやぶれ、ベタベタと溶けかけたように劣化してます。

ドアトリムのスピーカ取付枠は僅か1mmの厚さ。ここに振動の大きいウーハーはちょっと厳しい、そこでドアスピーカーはスコーカ―として活かす作戦。とは言え可能なかぎりの防振対策を施します。

防振材、エッジスポンジ、スピーカーに面圧をかけて設置できるようにプレートを作成、インシュレータもいれる細かさ。

スピーカーグリルの周りを防振材で補強します。

バッフルプレートを作成

エッジ周辺は吸音＋密着性をアップ

取り付けビスにはシンシュレータを挟んで防振対策

ドア内張りの薄い部分も防振対策

【ウーハーの取り付け】

さすがにボディを支える部分なので鉄板も厚く頑丈で大音量に耐えそう、とは言っても純正はビス2本で簡単に留めただけ。そこでリアスピーカーはウーハーユニット用にボルトを立てバッフルフレームを設置、しっかり面で受け止め防振材でかためます。

大きくあいたパネルは防音材で塞ぎつつ密閉しすぎないようにポートも開けます

吸音材もきっちり入れ、フレームもしっかり密着するようシーラーも張ります。

クォーターの開口部もしっかり塞いで防音します。

 ツィーターはAピラーに取付、高音はダイレクトに聞こえます。ピーラーのツィーターが何かを主張する感じ、中心のスパイクコーンが高音の拡がりを生み出します。

【アンプの設置】

別体式の3ウェイ2チャンネルアンプは、純正オプションユニットの位置に収めます。これで最小限の加工でOK。

スピーカケーブルはベルデンのケーブルを各スピーカーユニットから直接引いてアンプに直集、ドアからピラーまですべて新規に設置してます。（白黒のツイストペア線はスピーカー線）

出来上がると何も変わっていないようですですがパネルを開けるとP01が鎮座してます。

純正とも言える収まり。

3ウェイスピーカーのネットワーク帯域もデジタルで調整。スピーカーに合わせて自在に調整、さすがP01、純粋オーディオユニットならではの機能性。

イルミネーションのカラー選択もできるのでＴＴに合わせ赤に設定、純正風に。

スペクトラムアナライザー、VUメーター表示がピュアオーディオ感を盛り上げます。

【音を聞いて・・・】

TTは2シーターサイズの室内空間、前後構成より3ウェイスピーカーにし出力の大きいウーハーユニットを頑丈なクォーターピーラー部に設置し しっかり防音対策することで、ウッドベースの量感もドラムのインパクトもしっかり再生、ビビりも全く感じない いい仕上がりになりました。オーナー様も満足のできです。

Ａピーラーに設置したツィーターにより障害物のない高音がドライバーに直接響き、クリア感を損なわない音になっています。意匠としても違和感のない仕上がりです。

Ａピラー、ドア、クォーターを3ウェイに分散させてもDEH-P01のタイムアライメント自動計測によって最適な調整を行い量感をそこなわない音質が得られます。ヘッドユニットの機能を十分活かせ満足な仕上がりになったと思います。

Rock、Jazz、オペラやミュージカルまで、LIVE音源を用意すればTTの車内でこの上ない臨場感を楽しめます。遠方への長距離移動もお気に入りの音楽を聴きながら気分よく過ごせそう。目的地に着いても、切りのいいところまで車から出たくなくなってしまうかも！スポーツのLIVE音源なども、もしかしたら、無観客だっだら選手のそのままの息遣いや音がまるで観戦しているかのように聞こえたりするのかな…タブレット端末とかの映像と合わせれば凄い盛り上がってしまうかも！これは停車中に限りますね。

どんな楽しみ方ができるのか、いろいろ使いこなして欲しいです。

こんな感じでオーディオ交換もお任せください！

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