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C33ローレルは、CA18i・RD28搭載車のみリアブレーキはドラムです。
なのでブレーキパットではなくブレーキシューです。
今回はリアブレーキシューをDIYで交換してみました~(パチパチパチ
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まずは車をジャッキアップしてリジットラック(ウマですね)をかけます。
リジットラックは確実に固定できるところにかけましょうね。
ジャッキアップしたらホイールを外してドラムのみの状態にします。
この時サイドブレーキは下ろした状態にしておきましょう。
でないと作業できません(自分は初め引いたままで失敗・・・)
次にドラム本体を外すのですが、日産車の場合ドラムにM8ボルトの穴があり、ボルト2本を締めこんでいくとドラムが外れるようになっております(他社はわかりません)
なのでM8ボルト2本差し込んでドラムを取り外します。
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ドラムを外すといよいよ交換目的であるシューと対面できます。
まずはシューの大体中心にあるロックピンを外します。
これは中央のシャフト状の棒でスプリングを固定しているのでひねって外すだけ。
外せましたらシューの下側を外側に広げつつ手前に引きます。
すると下側にある左右のシューを抑えているスプリングが外しやすくなります。
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下側を外しましたら今度は上側を外します。
上側を外すには、シューの内側に何もものが付いていないほうを上に持ち上げるようにしてやると外しやすくなります。
スプリングが外れましたら中央にあるアジャスターを外しましょう。
アジャスターが外れたら反対側のシューも簡単に取れると思います。
後に外したほうはアジャスター用の爪みたいなのがシュー裏についてます。
そして、下側にはサイドブレーキのワイヤーなんかもあるのでそれも外します。
シューが取り外せたら片方のシューの裏側についているプレート状のものを外します。
これにはCリングが使用されており、結構とるのに苦労します。
また新しいシューにはめるのもコツが必要なので頑張りましょう。
ちなみに自分はこのCリングを外すのに30分くらいかかりました(苦笑)
あとアジャスターを完全に締めこんだ状態にしましょう。
アジャスターはドラムとシューの隙間を調整する機械です。
新品のシューに交換すると今までよりもシューの厚みが増すので、アジャスターをそのままの状態にしておくとドラムを取り付けることができません。
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プレートが外れたら新しいシューにそのプレートを取り付けます。
その際は先ほど外したCリングにて固定。
多分このCリングは再使用不可の気もしますが、自分は再使用しました。
かなりの強度のリングなので固定する際にも力が必要です。
プレートを固定できたら後は外した手順と逆の方法で戻すだけ。
そぉそぉ、シューを取り付ける前にバックプレートのグリスアップを忘れずに。
シューとバックプレートが干渉する部分にグリスを塗っておきましょう。
多分こすれあう部分なので金属が見えていると思います。
その部分にグリスを塗っておきましょね。
コツとしましては先にプレートが付いている側のシューを、上中央にあるシリンダーの溝にはめこみます。
その後アジャスターと上側のスプリングを取り付けます。
っで、反対側のシューにアジャスターを取り付けてスプリングで固定。
なおスプリングはかなりのばね力があります。
ラジペンなどできちんとつかんではめましょう。
それと、プレートについている爪とアジャスターのギア部分が噛み合っていることを確認しましょう。
特にローレルのようにオートアジャスターの車はかみ合ってないと痛い目にあいます。
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上側が固定できたら次は下側。
下側はまず左右のシューにスプリングをはめます。
スプリングがかかったら、片方のシューをしたのアンカーにはめます。
残った側のシューを引っ張ってアンカーに固定します。
このアンカーに固定するのが結構力いります(^^;)
アンカーに固定できたら後は一番初めに外したシューの中央で固定しているピンをはめて交換完了!!
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すべて取り付けが終わったらドラムをつける前に最終確認。
スプリングはちゃんと固定されているか、アジャスターは固定されているか、アジャスターとその後ろの爪はきちんとかみ合っているか、シューにがたつきはないかなど各部の最終点検を忘れずに!!
点検を終えたらドラムを取り付けましょう。
尚、ドラムは取り付ける前に一度内側をクリーナー等で掃除しておきましょう。
結構ダストがあるのでブレーキクリーナーなどが有効ですよ。
ドラムをつけ終えてホイールも付けたら、とりあえずジャッキアップしたままで結構なので一度サイドブレーキを引いたり下ろしたりします。
これはオートアジャスターの車のみ有効な作業です。
オートアジャスター車はサイドブレーキを下ろすとドラムから「カチッカチッ」っと音がするんですが、これは自動的にシューとドラムの隙間を調整している証拠です。
尚音がしない場合はアジャスターと爪がかみ合ってない証拠。
もう一度組みなおしましょう(苦笑)
オートアジャスターじゃない車は何度かサイドブレーキを引いたり下ろしたりして、ブレーキを数回踏んで当たりを出します。
そぉしましたら、ドラム内側もしくは正面にある穴でアジャスターの調整をしてやります。
調整方法としましては、カムを一度完全に閉めこんだ状態から3ノッチずつくらい広げてあげて、ドラムを回転させたときに引きずりが無いかどうかで判断します。
サイドブレーキを引いてもいないのにドラムが回らないのじゃ話になりませんからね(^^;)
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そぉそぉ、ちょっと余談ですが、リジットラックの掛け方って皆さんどぉされていますか?
サイドの耳にかけていますでしょうか???
自分はメンバーなどに掛けています。
この方がサイドのジャッキポイントである耳をつぶしませんし。
ただ、掛けるところを間違えると安定しなくなるので注意。
大体アームの平たい部分などに掛けるのが一般的。
通常の整備マニュアルなんかでもリジットラックを掛けるポイントって決まっていましてその車によって違いますが、大半はメンバーに掛けるようになっています。
それと自分はリジットラックの他にジャッキも掛けておいてます。
今回はリアのみなのでデフにジャッキを掛けておきました。
あとは外したホイールを車体の下に入れたりと。
これはあくまで気休めの保険程度です(苦笑)
でも万が一リジットラックが倒れた場合など、ホイールを下においておくだけでも車体の完全落下は防げます。
シューの交換ってディーラーなどでは工賃で大体7000円くらい取られます。
参考書を持っていたり、技術のある方が身近にいたり、そこそこメンテナンスの腕がある方でしたら感嘆にできる作業です。
自分で交換すれば工賃7000円でガソリン入れられますよ(笑)
ただし、DIYはあくまで自己責任です。
自信の無い方はディーラーやオートバックスなどの整備工場に頼みましょう。
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