
本日の映画はなかなか観たくて観れなかった映画、やっと観ました。
「ノーカントリー」です。
監督、製作、脚本はコーエン兄弟です。独特の世界観をもった兄弟で、代表作はなんと言っても「ファーゴ」でしょう、しかし他の作品は私的には当たり外れがハッキリしすぎて・・・ですが今回の作品は先のアカデミー作品賞の他4つもタイトルを取った作品です。
トミー・リー・ジョーンズがBOSS缶のCMばりに渋い役柄です。
個人的評価:
★★★★4つですな。よかった、とは違う・・・なんだろう?
ストーリー
1980年代のアメリカ、テキサス。荒野で狩りをしていたモスは、偶然ギャング同士の争いのあった後を発見する。そして大金を発見し持ち帰るが、殺し屋に狙われるハメになる。そんな二人を保安官のベルも追おうとするが・・・
さすがというか、なんというか・・・
良くも悪くもコーエン兄弟
これも独特の世界感が
超シュール! (゚A゚;)
この映画のキャラはまた凄い!特に殺し屋!! コワすぎw
また
音楽が全く無く、銃声の乾いた音や足音が響くだけなので、怖さがまたひきたってます。静寂の中の緊迫感が・・・
殺し屋が男を追って、バッタバッタと人を殺していくこの姿は、映画史に残る?(笑 そんな印象の残るキャラクターでした。
そしてトミー・リー・ジョーンズ。
存在感有りすぎ(笑
彼の語る姿はなんとも言えないモノをかもしだしてましたね。
残念ながら、終りに関しては??なモノになってしまいます。
予備情報である程度は知ってましたが・・・日本人には理解できないんですよね。
原題は「No Country for Old Men」です。
これは有名なアイルランドの詩人W・B・イエィツの詩「ビザンチウムへの船出」の冒頭の引用です。こんなふうに続きます。
それは老いたる者たちの国ではない。
恋人の腕に抱かれし若者たち
樹上の鳥たち
その唄と共に、死に行く世代たち、
鮭が遡る滝も、鯖にあふれた海も、
魚も、肉も、鶏も、長き夏を神に委ね
命を得たものは皆、生まれ、また死ぬのだ。
「それは老いた者のための国ではない」と書かれた「それ」とは、老いや死が避けられないこの現実を意味している。
らしいです。
それらと、映画の終盤で語られるもう一つの詩(
夢)は結局は人間の死と運命を表現したものだったのでしょうね~
半分は私的解釈ですがw
殺し屋と警官、泥棒のただの追跡劇ではマッタクない、独特の世界を表現している映画ですね。好みは分かれるでしょうね。
まぁ~私的には、
なかなかでした!
Posted at 2008/05/13 02:10:43 | |
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