
7年程前に調布のクリニックで腰椎固定術を済ませ、L4.L5間にはチタンプレートとスクリューが埋まっています。当時は歩行困難になり仕事にも行けない日々、鍼や整体、尽くした結果で手術を選択しました。
そして1年程前に今度は右腕の自由が効かなくなり、指先を細かく使う事が困難な状況に。今度は頸椎に何かがあるようです。
同じ調布のクリニックで診察を受けると、なかなかの神経圧迫が認められる神経根症との事。
信頼する先生の前方と後方の除圧手術を受ける事を自分で希望しました。
手術前日、ニュース番組でネプチューンの名倉さんが同じ手術をされ、
回復がおもわしくなく、心の病で療養される報道が流れます。
生きた心地が全くしない。。
妻に、こうなったらどうする?
と聞くと、彼女は一生面倒見てやるから安心しろと。目に涙を浮かべつつ口調は自信タップリ。
結婚してくれてありがとう!
心からのお礼を彼女に伝えました。
翌日の朝を迎えます。
自宅を出る時、当時息子が1番大事にしていたトミカ、カーズのジャクソンストームを御守りにしてと渡してきます。病室の枕元に飾りました。
手術は成功。
しかし、手術成功とは別に
痛みや後遺症が残るのも事実です。
外気の冷え込み、台風や気圧影響
筋肉疲労、様々あります。
長時間の運転すら辛い時もあります。
その中、車との共存については探しても事例がヒットせず、手探りの日々です。
ハンドルに手を添える事すら困難な時期がありましたが、ハンドルやブレーキ、またはアクセルを操る事が好きであり、至福の時なので失いたくない訳です。
痛みを持つ多くの方は
乗り心地の良い車をパートナーに選ぶと思いますし、当然、僕自身もこの道を選択した一人です。
VWティグアン Rライン
非常に乗り心地がよく疲れにくい。当時はまだ乗っている方が少なくスタイルが抜群。仕立ての良い車でしたが、動力性能に全く我慢が出来ず、僅か1年半でMINIという選択肢を考えるようになります。
JCWの試乗車を数日お借りし、早朝の奥多摩を走りながら相棒率を見極めますが、何しろ乗り心地がハードで、自宅〜奥多摩到着時点で右足に痺れ、腰に違和感が伝わります。
MINIの売りであるゴーカートフィーリング、これが強敵である事を理解しました。
元々ポジティブな考え方です。
固い足なら、固くない足に変えればいい。というシンプルな思考で結論付け、約5ヶ月経過すると、、、
国内初登録となるエメラルドグレーJCWがイギリスより到着。
理解ある妻に頭が上がりません。
選んだ足がこちら。
名門ビルシュタインのB14
こちらは国内セッティング品です。
道路事情、走行シーンを日本でした
本国品よりソフト傾向なんだそう。
B14装着済みのJCWに乗った事などなく、記事を読み漁りながら国内セッティングという文言に淡い期待を込め選択しました。
実際に走ると、、、、
車高は程々でも、良くない。
ギャップ収束性が悪く跳ね続ける。
ビルシュタイン、、どこがいいの?
と聞きたいくらいでした。
装着済を返品する訳にもいかず
当然、買い直しもできない。
また模索です。

大阪TECH-Mさん
ストレッチスパイスプラスを実施。
ブッシュに掛かるストレスを取り除き、サスペンション自体を効率的に動かしながら、ブッシュを利用した再セッティングをする内容です。
セッティング?
B14に減衰調整などありません。
セッティングとはブッシュのストレス解放と、
この捻れを利用した組み付けのようです。
社長が横乗りで運転手の癖を見極め
作業に反映していきます。
この作業では想像を越えた効果を得る事ができました。
ものすごい技術屋集団でありながら
とてもフランク。
滞在中は実に楽しい時間でした。
が、まだ固く突き上げ感アリ。
僕の場合、この突き上げは特に首まわりの筋肉に影響し、特に斜角筋の緊張や、腕周りの重だるさに。
また、腰周りの筋肉に影響が出る場合があります。
ワインディングでもっと楽に乗りたい。初期旋回のバタつきを解消したい。何が足りないのかを検討した結果、リヤ課題に着目しました。
そしてつい先日
エックスフォルムさんで
調整式のコントロールアームと
調整式のスウェイバーリンクを導入し、良質な乗り味と操舵感覚を得る事に成功しました。
1500キロ超えの車体がヒラヒラとコーナーを駆け抜けます。操作と動きのシンクロ具合が絶妙です!
気持ち良い動き
そして疲れにくさ
やっと一体感が出てきた。
求める形に近づいた手応えあり。
力を注ぎ続けている事は
乗り心地の良さ
スポーツ性
楽しい
カッコ良い(僕的に)
を備えた車作りです。
勿論、体作りもですねっ(汗)
定義や尺度などありません。
乗っている本人の身体に合うように
車を工夫し、頚椎や腰椎に抱える要因があっても、乗り続ける事が出来る車を目指しています。
諦めなくて良いなら
ずっと乗っていたいですしね。
そしてスポーツ走行との共存。
サーキットだけではなく、山道を少し飛ばしたい時だってありますよね?
先々はache(エイク:痛い)と共存できるワインディングスペシャルなフロントピロアッパーなアラゴスタを
誂えたいですね。
まだまだ、先の話ですが。。
Posted at 2020/10/26 15:21:31 | |
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