「エッ?」
と、一瞬、自分の目を疑いました。今朝知り合いから来たメールには
‘ノリックが亡くなった’
と。私は全然知らなかったので、てっきりサーキットの事故で亡くなったのだと最初は思っていた。しかし、まさか公道での事故とは。
ネットやTVで阿部さんの死を知らせるものを見て、ようやく本当なんだと・・・。
今期からは日本に戻り、モトGPの解説や全日本SBKを戦っていたノリック。海外の世界TOPカテゴリーで戦ってきた経験を生かし、日本のレース業界を盛り上げようと一生懸命に取り組んでいたのが、様々な雑誌や彼のHPのコラムを読むと分かり、ほんと残念な気持ちでいっぱいです。
いまどんどん日本のレース業界は衰退しています。そんな時に世界中で人気を集めていたノリックの全日本選手権SBKへの参戦は、カンフル剤となってレースを盛り上げていたはずです。
現在、これだけのカリスマ性とオーラ持った現役日本人ライダーは、ほかにはいないでしょう。そんな偉人がまたひとり32歳(享年33)という若さで天に召されたということが、何より残念でなりません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
阿部典史
1975年9月7日生まれ
豪快なライディングで、多くのファンを魅了してきた世界的トップレーサー。
1994年のWGP500ccにスポット参戦し、ケビン・シュワンツやミック・ドゥーハンを抑える走りで、GP史上に残るインパクトで世界デビューを飾る。
残り3ラップの転倒直前にはトップに躍り出たりと、ほんとハラハラ・ドキドキの忘れられないレースでした。現王者として君臨するV・ロッシが自ら「ろっしふみ」と呼ぶほどのカリスマ性をもったライダーだった。
世界最高峰クラスで3回の優勝、今期からは戦いの場を全日本選手権SBKに移していた。
2007年10月7日にバイクで公道を走行中、Uターン禁止場所でUターンしてきたトラックと衝突。約2時間後に死亡が確認された。享年33。
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Posted at
2007/10/08 22:02:45