2014年07月12日
この記事には気分を害する部分が多数ある恐れがあるため、熱狂的なW杯日本代表ファンの方にはご遠慮願いたい。
忘れた頃に出没するやいなやこの書き出し。4年に1回のイベントであるW杯でマスコミが随分執拗に取り上げているが、私は現在朝が弱い事もあり真面に試合を観ておらず、日本代表戦に至っては知らんぷりである。「非国民」扱いされても私にとってはどうでもいい。申し訳ないが、日本の行方など最初から見えていたものである。
といっても、最初に申しておくが日本代表の選手や監督の方々を非難する思いは全くない。遠いブラジルでの戦いに拍手を贈りたい。私のターゲットは、ズバリ『本質を報道しないマスコミ』である。レベルが低すぎて『マス○ミ』と言いたいが流石に止めておこう(笑)。
あまり口にしたくないが、今回のW杯報道の酷さは度を越している。そもそも親善試合でいちいち一喜一憂し、勝った日には『世界一になった』ように報道するお粗末ぶり。それでいて負けた日には選手と監督を『戦犯』扱いする始末。『報道の冷静さ』たるもの、欠片もない。彼らはスポーツを知らないのであろうか。恥がないにも程がある。
今回のW杯の場合、親善試合で勝ったからという単純な理由で『優勝できる』という解説者『もどき』がそう開口する浮き足たつ状態。『こんなので勝てるわけない』という私の判断通り、案の定日本は1勝もできず。2006年ドイツ大会と全く同じ状況を創ってしまったマスコミに、スポーツを語る資格など全くない。
そして渋谷のスクランブル交差点で公共の迷惑も考えずに騒ぐ連中も連中である。W杯のスタジアムでマナー良く生観戦している観客の方々の顔に泥を塗るようなものである。
そんな報道の過剰ぶりを避けるかのように、今年のル・マン24Hには随分と注目した。サード・トヨタから出場予定であったローランド・ラッツェンバーガー氏の没後20年の今年こそは・・・、という思いからトヨタに優勝を期待していた。中嶋一貴選手には是非日本人3人目のル・マンウィナー、そして『日本車での日本人ル・マン覇者』の姿を是非拝見したい思いでいた。
今年のル・マンはトヨタ,王者アウディ,16年ぶり参戦の古豪・ポルシェの三つ巴という事で去年から注視していた。しかしWEC前哨戦では王者アウディが絶不調、ポルシェは煮詰め不足が足を引っ張りトヨタが2連勝をしていた。この流れはル・マン予選にもポールという形で現れ、絶好のスタートであった。
しかし、いざ決勝となると『魔物』が3ワークス全てに襲い掛かる。その中でもトヨタに襲い掛かった魔物はあまりにも致命的なものであった。中嶋氏の快走空しくリタイアに終わり、フタを開ければWEC開幕から『魔物に取りつかれていた』アウディの1・2フィニッシュに終わっている。
一体なぜアウディはこの魔物を退治できたのか。田部さんが某サイトでこう分析されている。
「ルマンで勝つことはWECでチャンピオンを穫るよりインパクトがあると思います。速いだけじゃダメ。バックアップのバックアップのそのまたバックアップまでを考えたクルマつくりと準備と作戦。トヨタにお願いしたいのは止めずに続けること。それができなければ永遠にライバルを打ち負かすことはできないでしょう」
この適格なご分析、決してトヨタだけに当てられたメッセージではないだろう。モータースポーツだけに当てられたメッセージでもないだろう。少し言葉を変えればどのスポーツにも当てはまるはずである。W杯に関しても決して的外れではないはずである。4年後のロシアW杯で日本の活躍を拝見するには、『マスコミに負けずに』バックアップのバックアップのそのまたバックアップまでを考えたチームとしての成長が不可欠であろう。
相当な批判をしたが、憎まれ役が本来の私の仕事である。本当に日本のスポーツが通用してほしいと願っている以上、敢えてこの役を自ら買って出るつもりである。
これで今回はお開きである。
さて新型Cクラスが日本上陸したわけだが、3シリーズと旧型との比較を兼ねて是非試乗したいのが本音である。いつか実現したいのだが果たして・・・。
Posted at 2014/07/12 23:54:40 | |
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