長年NAのCR22Sアルトに乗ってきましたが、非常に走らせるのが難しい車でした。
特に現代の車と乗り比べた場合、性能の差は歴然で、他の車では余裕で走れる道でもアルトだと実はいっぱいいっぱい。下手な運転をすると車が暴れて不安定になり、減速するだけでなく乗り心地も最悪になる。良い意味でドライバーの操作がダイレクトに直結する車でした。
それ故に、車を操る楽しさを教えられた。
そして車の声を聴きながら、無理が無い状態で、綺麗に走らせる事が出来た時の一つ一つが、楽しかった。
この車ではハンドルをこじる運転は出来ない。一番重要だったのが「荷重が今どこにかかっているか」を感じて運転することだった。逆にそれが崩れた時は気持ち悪ささえ感じた。
町乗りでも、ドライブで遠征した時も、常にそれを考えながら走らされる車でした。
速く走るにはどうしたらいいか。それも自然と考えるようになりました。性能故でしょうか?
当初、山道で前を走ってる車を見ていてよく思っていた事があります。
嘘だろ!?あのスピードでノーブレーキで曲がれるのかよ、いや、このアルトではムリゲ!と思いつつたまには真似して突っ込んでみたりもする。
すっごいアンダーでロールも正直ヤバイし横Gが半端ない上、逆に遅い。それでてコーナー出口で減速したからフルスロットル?そら乗り心地も最悪になりますわ。
そこから自然と車体の小ささを活かしたライン取り意識、ヒール&トーから始まり荷重を乗せつつのクリッピング、そして出来るだけやさしく操作するアクセルワークを覚えた。
またブレーキ操作も忘れてはいけない。サスはノーマルだったのでアクセル同様にやさしい操作が必要である。そのまま踏めばドライバー、特に同乗者へのショックは免れない。結果習得したのはブレーキを徐々に抜いて行く事。停車時もこの操作であればスッとなんの抵抗も無く止まることが出来る。これは走行中にも活かされていて、荷重をうまく乗せる、また無理の無い姿勢を作りながら走るのに必要と感じています。これなくしてNAのC系アルトは綺麗に走らせる事は出来ないだろうと思います。
お陰で今ではスムーズに現行の車についていける様になりました。むしろ流れるようなイメージで無理なく運転出来ているので楽しいですね。
アルトには色々教えて貰いました。結果的には車に無理をかけず、車が気持ちよく走れる声を聴いてあげて、それにドライバーが合わせてあげる。アルトにとってそれが一番で、その事が乗り心地、速さを保つ上で必要だったと最近感じています。
最後にNAアルトの搭載エンジンはF6Aは最高でした!SOHCですがどこまでも伸びて回す楽しみがありました。車重640kgのせいかトルクも問題ありませんでした。技術や楽しさをたくさん教えてくれた事に感謝です!
次の車はホンダトゥデイに決定しています。FFのMTを選んだので、ここまでで身に着けたものを活かして運転していけたら、と思います。

Posted at 2016/06/05 02:47:47 | |
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