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DunkelBlau@R32の掲示板
女児殺害きょう初公判 殺意の有無争点 【読売新聞 2012年10月17日】

熊本市の商業施設で昨年3月、保育園児の清水心ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で、殺人、強制わいせつ致死
死体遺棄罪に問われた同市の元大学生 山口芳寛 被告(21)の裁判員裁判は17日、熊本地裁で初公判が開かれる。
弁護側は殺人罪について「殺すつもりはなかった」として否認し、他の罪は認める方針。
23日に結審し、29日に判決が言い渡される予定。
(出水翔太朗)

起訴状によると、山口被告は昨年3月3日午後7時半頃、同市北区高平の商業施設で
トイレに心ちゃんを連れ込んでわいせつな行為をしたうえ、首を手で絞めて殺害。
さらに、同8時頃、近くの排水路に遺体を遺棄したとされる。

検察側は
▽一定時間以上、手で首を絞めて窒息死させたことが判明した。
▽遺体を運ぶリュックを事前に準備していた。などとして、「殺意があったことは明らか」と主張。
犯行の悪質性と事件の流れを明確にする狙いで、死に至らしめた一つの行為が二つ以上の罪を
構成する「観念的競合」にあたるとして、殺人、強制わいせつ致死の両罪を適用した。

これに対し、弁護側は、強制わいせつ致死、死体遺棄罪の成立を認めた上で「(心ちゃんが)騒ぐと思い
右手で口を塞ぎ、左手で体を押さえようとした。首は絞めていない」と訴える方針だ。

地検は山口被告を約4か月にわたって鑑定留置したが、犯行当時に刑事責任能力はあったと判断し起訴した。
この点については、弁護側は争わない。

初公判では被告の罪状認否のほか、検察側、弁護側がそれぞれ冒頭陳述を行う。
以降の日程は、18、19、22日の公判を経て、23日に結審する予定。
23日には被害者参加制度に基づいて、心ちゃんの父誠一郎さん(41)と母真夕さん(39)が意見陳述する。
【読売新聞 2012年10月18日12時17分】
熊本市で昨年3月、保育園児の清水心ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で、殺人、強制わいせつ致死
死体遺棄罪に問われた元大学生山口芳寛被告(21)(熊本市)の裁判員裁判の初公判が17日、熊本地裁
(松尾嘉倫裁判長)であった。

山口被告は罪状認否で「殺意はなかった」と否認、弁護側も殺人罪の成立を否定し争う姿勢を示した。
検察側は計画的な犯行と指摘した。
弁護側は、トイレ内で心ちゃんに騒がれ、偶発的に死なせたとして「強制わいせつ致死と死体遺棄罪にとどまる」と主張。
被告が鑑定留置で発達障害の一種などと診断されたことから「幼い頃から治療を受けていれば、事件は防げていたかもしれない」とも述べた。

一方、検察側は冒頭陳述で、被告が幼い女児へのわいせつ行為や殺害行為を描写した漫画やDVDを収集していたと指摘。
「小学生くらいの女の子を強姦し、殺害したいと考えるようになった」「短くとも4、5分間、手で首の周りを強く絞め付けた」
と計画性や殺意があったことを示した。

証拠調べでは、検察側が、心ちゃんの父、誠一郎さん(41)の供述調書を読み上げ、娘の名前を呼んで
捜していた際、トイレから被告とみられる男が「使用中です」と答えていたことを明らかにした。
被告がトイレ付近で他の女児の後をつけようとしている様子が映った防犯カメラの映像も流された。

起訴状によると、山口被告は昨年3月3日午後7時半頃、同市北区高平の商業施設で、家族で買い物に
来ていた心ちゃんを多目的トイレに連れ込んでわいせつな行為をした上、首を手で絞めるなどして殺害。
同8時頃、近くの排水路に遺体を遺棄した、としている。
【読売新聞 2012年10月18日 熊本】
「殺害を企てたことなど一切ありません」。
17日、熊本地裁で始まった清水心ちゃん殺害事件の裁判員裁判。
元大学生山口芳寛被告(21)(熊本市)は殺意を否認し、検察官の後方で傍聴した
心ちゃんの父誠一郎さん(41)、母真夕さん(39)は、悔しそうに唇をかんだ。

山口被告は黒っぽいスーツの上下に青いネクタイを締め、頭を丸刈りにした姿で101号法廷に入廷。
証言台の前に立ち裁判長に名前などを聞かれると、「山口芳寛です」と答え、罪状認否でも早口の
はっきりした口調で殺意を否認した。

冒頭陳述で検察側は、山口被告が計画的にわいせつ行為と殺害行為に及んだと主張。
幼い子どもにわいせつ行為をして殺害する内容の漫画やDVDなどを収集していたことを示し
「女児への性的興味と殺人や遺体への興味から、小学生くらいの女の子を強姦、殺害したいと
考えるようになった」と動機に切り込んだ。

一方、弁護人は「(山口被告は)凶悪で猟奇的な精神異常者ではなく、真面目な普通の青年」と
強調し、漫画などの収集に関しては「一般に市販されており、誰でも手に出来る。事件とは
関わりがない」と反論。
終始、山口被告が鑑定留置で発達障害などと診断されたことを織り交ぜ「幼い頃から
治療を受けられていれば、事件は防げていたかもしれない」とも訴えた。

この日、誠一郎さん、真夕さんは遺影と、心ちゃんがよく遊んでいたぬいぐるみを持って裁判所に入った。
法廷では、メモ帳とペンを手に山口被告をじっと見つめながら罪状認否や冒頭陳述などに聞き入った。
心ちゃんが殺害された状況が詳しく読み上げられると、誠一郎さんは眼鏡をはずしてハンカチで涙を
ぬぐい、真夕さんはこぶしを強く握りしめながら山口被告を強いまなざしで見つめた。

誠一郎さんは午前11時頃の休廷後、立ち上がれず、周囲の手を借りて別室にいったん移動。
救急車で運ばれたが、午後3時過ぎに病院から戻って再び、裁判を傍聴した。

山口被告は終始、検察、弁護側双方の冒頭陳述や証拠調べを伏し目がちに
聞き、心ちゃんの両親に目を向けることはほとんどなかった。

起訴事実
山口被告は昨年3月3日午後7時半頃、熊本市北区高平の商業施設で、家族で買い物に来ていた保育園児の
清水心ちゃんを多目的トイレに連れ込んでわいせつな行為をした上、首を手で絞めるなどして殺害。
同8時頃、近くの排水路に遺体を遺棄した。
罪名は殺人、強制わいせつ致死、死体遺棄罪。
【読売新聞 2012年10月19日】
熊本市の商業施設で昨年3月、保育園児の清水心ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で、殺人、強制わいせつ致死、死体遺棄罪に
問われた熊本市の元大学生 山口芳寛 被告(21)の裁判員裁判の第2回公判が18日、熊本地裁(松尾嘉倫裁判長)で開かれた。

精神鑑定を担当した精神科医は証人尋問で、犯行が一貫していることなどを理由に刑事責任能力があると診断したことを明らかにした。

この事件で熊本地検は山口被告に対して約4か月間にわたる鑑定留置を行い、刑事責任能力に問題はないと判断して起訴した。
精神科医は犯行が一貫しているとした根拠に
▽被害者にわいせつな行為をしたら、騒いだので口をふさいだ。
▽人目のつかない排水路に遺体を遺棄した。
▽現場に遺留品を残さなかったこと などを挙げた。

このほかにも、「犯行の様子を詳細に覚えている」
「悪いことをしたという認識があった」
「防犯カメラの向きを確認して犯行に及んだ」などの根拠を示した。

また、精神鑑定で被告が「『お前があの子を殺さないと交際相手を殺す』との幻聴が聞こえたからやった」と答えたことも明らかにした。
しかし、この点については「『精神障害だと罪が軽くなる』と認識していたとみられる。
少しでも罪を軽くしたい気持ちがあると受け止めた」と述べた。
【読売新聞 2012年10月20日】
熊本市の商業施設で保育園児の清水心ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で、殺人、強制わいせつ致死、死体
遺棄罪に問われた熊本市の元大学生 山口芳寛 被告(21)の裁判員裁判は19日、熊本地裁で第3回公判が開かれた。

殺意の有無が争点で、検察側は証拠調べで「(当初から)乱暴して女の子を殺すつもりだった」などと山口被告が述べた供述調書を朗読。
山口被告は被告人質問で「(供述は)警察のストーリーに合わせて話しただけ」と述べた。

検察側が明らかにした供述調書は、被告が否認する殺意を示す部分。
ほかに、「被害者を連れ込んだ目的は体を触ること。触った後は証拠を隠すため、被害者を殺すつもりだった」
「(殺害現場とされる)トイレの外で(心ちゃんを)捜す声が聞こえ、騒がれるのを防ぐために首を絞めつけて殺した」
などと話したことも指摘。
さらに、逮捕直後に「警察に捕まってよかった。もし捕まっていなければ、第2、第3の事件を
起こしていたことは間違いない」などと語ったことも明らかにした。

一方、山口被告は、弁護側の被告人質問で殺意の有無を問われ「全くといっていいほど考えていなかった」と主張。
検察官が供述調書の内容と違う理由を追及したところ、「本当の事を話しても聞いてくれなかったので、ストーリーに合わせた」とした。
精神鑑定についても「(正直には)全く話していない」と語った。

犯行当時の状況については「覚えていない」と繰り返し、裁判官が罪状認否で「肩を押さえていた手が
ずれて首に入った」などと詳細に語った点を指摘すると、「覚えていないから、想像で話した」と答えた。
【2012年10月23日 読売新聞】
熊本市の商業施設で昨年3月、保育園児の清水心ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で、殺人罪などに
問われた元大学生山口芳寛 被告(21)の裁判員裁判の第4回公判が22日、熊本地裁であった。

心ちゃんの両親が検察側の証人として出廷。
最愛の娘を奪われた悲しみに声を震わせ、「死刑でも足りない」と厳しい処罰感情を訴えた。

父誠一郎さん(41)と母真夕さん(39)にとって、心ちゃんは、3人の息子の後に生まれた待望の女の子だった。
真夕さんは、まな娘との思い出を振り返り、「私が泣くと慰めてくれる優しい子でした。
(将来)彼氏の話が出たり、子どもを産んだり、女性として幸せになる様子を見たかった」と述べた。

また、事件発生直後、真夕さんが心ちゃんを商業施設で捜していた時、リュックに
遺体を入れた被告とすれ違っていたと検察側が指摘していることに言及。
それを検察官から聞かされた時の心境について、「(被告を)捕まえられなかった自分を責めた」と語った。
【読売新聞 2012年10月24日】
熊本市の商業施設で昨年3月、保育園児の清水心ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で、殺人
強制わいせつ致死、死体遺棄罪に問われた同市の元大学生 山口芳寛 被告(21)の裁判員裁判の
第5回公判が23日、熊本地裁(松尾嘉倫裁判長)であった。


検察側は「殺意は明らかで、刑事責任は重大」として無期懲役を求刑した。
弁護側は最終弁論で殺意を否認し、23年以下の有期刑を求めた。
判決は29日に言い渡される。

検察側は論告で、心ちゃんの死因が、首を圧迫され、鼻や口を塞がれたことによる窒息死である点に
言及し、「一般的に4、5分程度首を絞めるなどしないと死に至ることはない」として殺意を強調。
山口被告が、女児にわいせつ行為をして殺害する内容の書籍やDVDを収集していたことから
「女の子に乱暴したうえで殺害するという願望を実行に移した」などと動機や計画性を主張した。
その上で「再度、凶悪な犯行に及ぶ可能性が高い」とした。

被害者の両親は死刑を求めていたが、「前科前歴がなく、若年であることから
更生する可能性が全くないわけではない」と死刑求刑を避けた理由を説明した。
【2012年10月29日 読売新聞】
熊本市の商業施設で昨年3月、保育園児の清水心ちゃん(当時3歳)が殺害された事件で
殺人、強制わいせつ致死、死体遺棄罪に問われた同市の元大学生 山口芳寛 被告(21)の
裁判員裁判の判決が29日、熊本地裁であり、松尾嘉倫裁判長は求刑通り無期懲役を
言い渡した。

事件は昨年3月3日午後7時半頃に発生。
山口被告は、同市北区高平の商業施設で、家族で買い物に来ていた心ちゃんを多目的
トイレに連れ込んでわいせつな行為をした上、首を手で絞めるなどして殺害し、近くの
排水路に遺棄したとして逮捕、起訴された。

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