【中日新聞2010年6月18日】
静岡県警によると、18日午後3時半ごろ、浜松市北区の浜名湖で20人が乗ったボートが転覆、 中学生らが投げ出された。
間もなく10人以上が救出されたが、少なくとも女子生徒1人の行方が分からなくなっている。
地元消防などが救助に当たっている。
浜松市の地元消防によると、ボートに乗っていたのは、愛知県豊橋市の市立中の生徒らで、教職員2人が同乗。
生徒らは2泊3日の予定で17日から浜名湖近くに滞在していた。
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浜名湖ボート事故 指導員同乗せず「船酔いで漕げない」 【産経 2010.06.18 23:13】
浜名湖のボート転覆事故で、カッターボートの操船を指導した「三ケ日青年の家」を所管する静岡県教育
委員会は18日夜、記者会見し、ボートの転覆がモーターボートの曳航中に起きたことを明らかにした。
また、死亡した女子中学生は愛知県豊橋市立章南中学校1年の西野花菜さん(12)と判明した。
県教委によると、訓練にはボート指導の専門家である青年の家職員4人と
同校の教諭4人が2人ずつ 4艇に分かれて乗船。
転覆したボートに大人は教諭2人のみで職員はおらず、無線で指導を受けながら訓練していた。
ボートは午後2時ごろ、沖合に向けて出発。
うち1艇のボートの教諭から別のボートの職員に無線で 「ひどい船酔いでこれ以上漕げない」と連絡があった。
県教委の説明では、転覆したボートは漕げなくなっためモーターボートで曳航されている途中に転覆したという。
浜松市消防局によると、海中に投げ出された生徒のうち十数人は別のボートにまもなく救助されたが、数人の
生徒は海中で転覆したボートにつかまり救助を待った。
別のボートからは教師が海に飛び込み、生徒たちに「がんばれ」と励まし続けたという。
死亡した西野さんは、転覆したボートの下に潜り込んでしまい、救出に約2時間半かかった。
また病院に搬送された生徒のうち7人が吐き気や悪寒、過呼吸の症状を訴えているという。
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【朝日2010年6月19日】
豊橋市立章南中の水野克昭校長は19日未明、同校で記者会見し、事故について謝罪した。
校長は野外教育活動を引率していた。
悪天候時にボート訓練をするかどうかの判断について、青年の家側は
「注意報が出た場合、 所長と学校長が協議して決める」としているという。
校長は会見で「自分はそのルールを把握していなかったし、注意報が出ていたことも知らなかった」と
説明したうえで、「この程度の天気なら大丈夫という所員の話を学年主任から聞き、話を信じた。
自分でも大丈夫だろうと判断した。ただ、自分の判断に客観的な基準があったわけではなく、 天候と
湖面を自分で見て判断した」と話した。