【GAZOO.com 自動車業界ニュース 2009年8月25日】
フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、ゲラシモス・ドリザス社長)が
9月5日に発売する6代目フォルクスワーゲン「ゴルフGTI」はGTI史上最高の
パフォーマンスと燃費を達成したモデル。
5ドアのコンパクトハッチバックに対し、ファミリーユースとしての実用性から
スポーツ走行まで求める客層に最適なモデルとして、販売を進めていく。
5代目「ゴルフGTI」はゴルフシリーズのハッチバック車の中で24%の販売台数を
占め、最も販売量が多いグレードとなっている。
今回の6代目GTIの販売では、5代目と同じ販売構成比を狙っている。
国内外のVW勢にとって「ゴルフGTI」は、1976年の初代ゴルフGTI発売以来、コンパクト
ハッチバック「ゴルフ」のスポーツグレードとしてだけでなく、常にグレード名称
そのものが特別なブランドとして位置付けられてきた。
日本市場には1985年に2代目GTIから導入。
その後、2005年に日本市場で発売した5代目GTIは2006年に年間5,300台を販売し
同年のゴルフのハッチバック車の中で33%の販売構成比を占めた。
6代目ゴルフに追加設定された今回のGTIも初代GTI同様に、国内では今年4月に発売
された6代目ゴルフのハッチバック車をベースにGTIにふさわしいチューニングを施し
実用性を確保しながらスポーツカーとして通用する能力を兼ね備えた。
VGJは日本市場で販売するゴルフのハッチバック車の主力グレードとして発売。
さらに先行して発売したゴルフの他のグレードやVW車への波及効果も期待している。
6代目GTIに搭載されたエンジンは、先に発売されたVW「シロッコ」に搭載された
新世代2.0L直列4気筒直噴インタークーラー付ターボ「TSI」エンジンの改良型。
最高出力はシロッコと5代目GTIを11PS上回る211PS、最大トルクは280Nmを発揮する。
トランスミッションには、シロッコと同じセミATの6速DSGを採用。
この組み合わせのパワートレーンにより、燃費は5代目GTIより約3%改善した。
またベース車である6代目ゴルフの静粛性や環境性能だけでなく、上級セダン
「パサートCC」や「シロッコ」に搭載した走りの性能を高める機能や装備も採用。
専用のフロントマスクやGTI伝統のチェック柄シートなど、内外装もゴルフの
他グレードと差別化した。
販売のターゲット層は「30、40代の男性がメーンのところになるが、スポーティー
ドライブが好きな方すべてがターゲットになり得る。所得層では年収700万~1千万円の
方が多い」(ドリザスVGJ社長)と想定した。
これらのターゲット層を中心に販売店舗への来店誘致や来店者の試乗件数増加などに
取り組み「GTIの最大の魅力は高次元な走り。加えて高い実用性、上質感、環境性能
ノーマルのゴルフとは明らかに違う専用装備なども訴求する」(VGJマーケティング本部
商品企画課の山崎信雄氏)ことで、旧型GTIを始めとしたゴルフユーザーの代替需要に加え
国産車からの上級移行やワンクラス上の輸入車ユーザーのダウンサイジングの購入も
見込んでいる。