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DunkelBlau@R32の掲示板
【読売新聞 2011年3月4日】
千葉県東金市で2008年9月、保育園児の成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が
殺害された事件で、殺人、死体遺棄、未成年者略取の罪に問われた同市、無職
勝木諒被告(24)の判決公判が4日、千葉地裁であり、栃木力裁判長は懲役15年
(求刑・懲役20年)を言い渡した。

公判は、知的障害がある勝木被告の訴訟能力の有無と責任能力の程度が争点だった。

検察側は「不利な質問には否定的な回答をする場面が多く、(被告としての)
立場をわきまえていたことがうかがえる。訴訟能力があることは明らか」と主張。
責任能力についても、自宅に連れ帰った幸満ちゃんを帰せば逮捕されると
考えたことや、幸満ちゃんが自宅にいた痕跡を消そうとしたことなどを指摘。
「行為の違法性を認識していた」として完全にあると主張していた。

一方、弁護側は「コミュニケーション能力が欠如しており、裁判を理解していない」ことを
理由に訴訟能力がないと主張し、公判停止を求めた。
責任能力については、死体遺棄と未成年者略取については認めたが、殺害時は
「(幸満ちゃんに)『ばか』と言われて腹が立ち、本来ある抑止力が働いていなかった」
として、心神耗弱状態にあったと主張。
責任は限定的だと訴えた。

起訴状では、勝木被告は2008年9月21日午前11時40分頃、自宅近くの路上で
見かけた幸満ちゃんを抱きかかえて連れ去り、自宅の浴槽に沈めて溺死させ
遺体を近くの路上に放置したとしている。

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東金女児殺害:勝木被告に懲役15年判決…千葉地裁
【毎日新聞 2011年3月4日】
千葉県東金市で2008年9月、保育園女児(当時5歳)が殺害された事件で、
殺人罪などに問われた同市の無職、勝木諒被告(24)に対し、千葉地裁は
4日、懲役15年(求刑・懲役20年)を言い渡した。
軽度の知的障害がある勝木被告の訴訟能力や責任能力を弁護側は争ったが
栃木力裁判長はいずれも問題ないと判断した上で「殺害方法が残忍で隠蔽
工作をした点も悪質」と非難した。

公判では事実関係に争いはなく
(1)知的障害の影響で訴訟能力がないと言えるか
(2)殺人罪について責任能力に問題はなかったか
が主な争点になった。

判決は(1)に関し「質問の趣旨を理解して聞き返すなどしており
コミュニケーションに支障はない。自分の立場や裁判手続きの内容を
おおむね理解している」と指摘。
「裁判手続きの理解力もコミュニケーション能力も不十分」として
訴訟能力を否定し公判停止を求めた弁護側主張を退けた。
(2)を巡り弁護側は「パニック状態になり衝動的、場当たり的に殺害した」と
心神耗弱を主張したが、判決は「障害の影響は限定的で、善悪の判断力などが
著しく低下していたとは言えない」として完全責任能力を認めた。
その上で「障害の影響が一定程度あり、通常の一般人と比較して
刑事責任の度合いには限りがある」と述べた。

訴訟能力は、裁判手続きの意味を理解して被告が自分の権利を守る能力。
被告が心神喪失状態で訴訟能力がない場合は公判を停止しなければならないが
過去数例しかない。
【中川聡子、駒木智一】

◇判決の認定事実◇
勝木被告は2008年9月21日昼、自宅近くの路上で見かけた面識のない保育園児の
成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)をマンション自室に連れ込み=
未成年者略取罪▽「帰りたい」「ばか」などと言われて腹を立て、浴槽に
沈めて水死させ=殺人罪▽衣服を脱がせた遺体を、自宅近くの資材置き場前の
路上に放置した=死体遺棄罪。
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