【FNN 2013/10/14 18:58】
東京・三鷹市で起きたストーカー殺人事件で、鈴木沙彩さん(18)を
殺害したとして逮捕された池永チャールストーマス容疑者(21)は
犯行直前、忍び込んでいた鈴木さんの家のクローゼットの中から
携帯電話で友人にメッセージを送っていた。
その数は、およそ1時間で56件にも及んでいた。
池永容疑者は犯行直前、スマートフォンなどの無料通話アプリ「LINE」を
使い、友人に「しきゅう助けてほしいことがある」、「返信ください」
などとメッセージを送っていた。
メッセージを送っていたその場所は、池永容疑者が侵入し、身を
潜めていた東京・三鷹市の元交際相手・鈴木沙彩さんの自宅の
部屋にあるクローゼットの中だった。
池永容疑者の親友は「彼女と会わなければ、誰にも会わずに家の外に
出たいという気持ちはあると、LINEで言っていました」と話した。
事件当日の8日午後、池永容疑者は、鈴木さんの自宅に侵入した。
午後4時55分ごろ、帰宅した鈴木さんを玄関先などで刃物で切りつけ
殺害した疑いが持たれている。
その池永容疑者から友人宛てに、最初のメッセージが送られたのは
犯行のおよそ4時間前の午後1時27分だった。
それからおよそ1時間の間に、「ふんぎりつかんからかなりストーカーじみたことをしてる」
「元カノの家の押し入れにて」など、56件ものメッセージを送っていた。
当初、友人は、このメッセージの内容について、にわかには信じられないと思ったという。
池永容疑者の親友は「ちょっとお調子者的なところもあって、僕たちを
だましたりして、笑わせたりするのがすごく好きな子で」と話した。
池永容疑者は、「普通にでようども鉢合わせしたら終わってまう」などと
メッセージを送っていた。
誰にも会わず、鈴木さんの家から逃げ出したいという池永容疑者。
友人は、事態がのみ込めないまま、メッセージのやり取りを続けた。
池永容疑者は「神様反省しているので助けてください」、「最悪」
「三時間前のおれしね」などとメッセージを送っていた。
鈴木さんの留守中に自宅に侵入しておきながら、そのことを
後悔するかのような身勝手なメッセージ。
最後のメッセージは、犯行のおよそ2時間半前となる午後2時半のことだった。
「出たいよ」、「早く」、「詰みだわ」といったメッセージを残した末
犯行に踏み切った。
池永容疑者の親友は「(『詰みだわ』?)時間がたちすぎて、『詰んだ』んじゃないかと。
(自分の状況は『詰んだ』と?)はい」と話した。
この友人が、再び池永容疑者と連絡が取れたのは、犯行直後のことだった。
池永容疑者の親友は「(犯行直後に)『やってしまった』みたいな電話は受けました。
その時、ちょっと彼が焦っていたので、よく聞き取れなかったんですけれど
彼女と鉢合わせして、彼女が叫んで外に飛び出したというか。
自分が追いかけて、カッとなってやってしまったと。その時も半信半疑。
うそだと思いつつも、とりあえず彼がそう言っているので、まだ普通に
ただ外に出て、もう悪いことをしてしまったけれど、素直に謝れと」と話した。
池永容疑者は、友人から素直に謝れという忠告を受けたにもかかわらず
捜査員に発見されるまで逃走を続けた。
ストーカー行為の末に奪った命は、もう戻ることはない。