「セウォル号」、売却後に改造…総トン数・定員増加
【読売新聞 2014年04月17日 14時53分】
「セウォル号」は以前、鹿児島―沖縄航路などに就航していた中古船だが、韓国に
売却された後に改造したとみられ、新造時から総トン数が800トン以上増えていた。
国土交通省などによると、「セウォル号」が新造されたのは1994年6月。
当時、総トン数は5,997トンだったが、同年7月に改造が行われ、総トン数は
6,586トンに増えた。
その後、マルエーフェリー(鹿児島県)の定期船「フェリーなみのうえ」として
使われてきたが、2012年10月に韓国の運航会社に売却された。
今回の事故後に明らかになった総トン数は6,825トンで、新造時から800トン以上増えていた。
日本国内で運航されていた当時の定員804人も921人に増やされていた。
韓国沈没船、鹿児島―沖縄航路などで20年使用
【読売新聞 2014年04月17日 11時35分】
「セウォル号」は以前、鹿児島―沖縄航路などに就航していた中古船だった。
運航していた鹿児島県奄美市の海運会社「マルエーフェリー」によると、同船は
「フェリーなみのうえ」として1994年6月に就航。
舵の利きが悪くなる低速でも自在に操舵できる「サイドスラスター」を備えていた。
同社で運航していた際には、大きなトラブルはなかったという。
就航から20年近く経過し、新船の購入時期になったため、2012年10月
東京の商社を通じて韓国の会社に売却。
2013年3月から韓国で運航していたという。
沈没船、20代女性の3等航海士が急旋回指示
【読売新聞 2014年04月18日 11時52分/木浦=釈迦堂章太、珍島=中川孝之】
韓国・珍島沖で旅客船「セウォル号」(6,825トン)が沈没した事故で、韓国の検察と海洋警察の
合同捜査本部は18日午前、記者会見を開き、同船が16日朝に横転する直前、操舵室にいた3等
航海士が急旋回を指示していたことを明らかにした。
同船は横転前、不自然な急旋回をしており、捜査本部は近く、業務上過失
致死傷容疑でイ・ジュンソク船長(68)らの逮捕状を請求する方針だ。
韓国メディアは、3等航海士が入社4か月の20代の女性と報じた。
船長は捜査本部の調べに対し、「危険な所なので自分が直接みるべきだった」と供述したという。
捜査本部は18日の記者会見で、船内の勤務態勢に問題はないとの見方を示したうえで
横転前の旋回や、船の維持管理に問題があったか調べることを明らかにした。
一方、現場海域では18日午前、潜水士が初めて船内への進入に成功し、食堂などの捜索をしている。
18日未明には、現場海域周辺に引き揚げ船3隻が到着した。
船体を引き揚げるため、船内に空気を注入する作業も始まった。
このほか、現場では、船舶173隻、航空機29機などによる捜索が続いている。
海洋警察庁は18日、乗客乗員は475人、179人が救出され、死者25人、安否不明者271人と発表した。
船長には船員法で最後の乗客が下船するまでの在船義務があるが、韓国紙・朝鮮日報は、船長が
取り調べで、「船が沈み始めて救助隊が来たので、急いで乗り込んだ」と供述したと報じた。
今回の事故では、案内放送で乗客に待機を求めた一方、船長が乗員に退避を指示した疑いも浮上。
韓国内では乗員の58%が救助された一方、乗客は35%だったとして、運航会社や船長の対応に
厳しい批判の声が上がっている。
日本運航当時は「全く問題なかった」と国交相
【産経新聞 2014.4.18 11:07】
太田昭宏国土交通相は18日の記者会見で、韓国南西部沖で沈没した旅客船「セウォル号」が
平成24年まで日本で運航していたことについて「船の建造から韓国側への売却まで、問題は
全く生じなかった」と述べた。
国交省などによると、船は平成6年建造。
鹿児島や沖縄を結ぶ国内定期船「フェリーなみのうえ」としてマルエーフェリー
(鹿児島県奄美市)が平成24年9月まで運航し、同10月に韓国側に売却された。
太田氏は売却後について「手直しをされたということですが、十分に承知していない」と話した。
また、海上保安庁が行方不明者捜索への協力を申し出ており、「要請があれば
直ちに動ける態勢を取っている」と明らかにした。