対立のまま逗子海水浴場が海開き 式典、音響機器はなし
【神奈川新聞 2014.06.28 03:00:00】
関東一早い逗子海水浴場の海開きが27日、行われた。
音響機器を使った音楽禁止などを盛り込んだ逗子市の
改正条例・規則にのっとって、あいさつはマイクなし。
恒例だったフラダンスも取りやめ、代わりに児童ら約480人が
童謡「うみ」を合唱した。
一方、海の家経営者らでつくる逗子海岸営業協同組合は規制を
めぐる市との対立から式典に参加せず、個別に神事を行った。
海開き式の冒頭、あいさつに立った平井竜一市長は、集まった
関係者約70人に向け声を張り上げた。
「今年は逗子にとって新たなスタート。条例が厳し過ぎるという
意見もあるが、市民の安心安全を何としても取り戻したい」
市条例にのっとり、続く来賓あいさつもすべて音響機器を使わず行われた。
その声が聞こえるようにと、参加者たちは円陣を組むように小さく集った。
続いて幼稚園児や小学生らが、ウクレレの生伴奏に合わせて元気よく「うみ」を合唱。
平井市長のカウントダウンで子どもたちは一斉に海へと駆けていった。
一方、条例・規則に反発して市に条例の取り消しなどを求めて提訴した
逗子海岸営業協同組合は、市の式典に先立ち、神事をひっそり行った。
7月14日までは市の条例・規則に準拠して海の家での音楽を自粛し、営業時間も
午後6時半までとする自主ルールを発表している原敦代表理事は、同15日以降に
ついても「できる限り市と協議していきたい」と話した。
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「日本一厳しい」逗子海水浴場、規制の夏スタート
【神奈川新聞 2014.06.28 03:00:00】
逗子海水浴場は27日、関東で最も早く海開きし、音楽、砂浜での飲酒、入れ墨・タトゥーの
露出などを禁止した「日本一厳しい」(平井竜一逗子市長)という条例・規則の夏がスタートした。
初日は大きなトラブルはなく、関係者は夏が終わる計66日間の無事を祈っていた。
午前10時に始まった海開き式が終わると、ビーチは打って変わって静かになった。
利用客もほとんど見当たらない。
「初日はいつも、こんな感じですよ」と市の担当者は話す。
複数のライブハウスが営業した昨夏と大きく違うのは、FMラジオなども含め
音響機器を使った音声を一切流していないことだ。
規制内容に反発していた海の家でつくる逗子海岸営業協同組合は当初、条例に
従わない方針を示していたが一転、規制内容に準拠した自主ルールを策定した。
午後6時半を回ると、各海の家は自主ルール通り店じまいを始めた。
海の家を50年以上営業しているという男性(83)は「まだこんなに明るいのに。
午後8時ぐらいまでは営業させてほしい」と不満を漏らす。
別の海の家の男性は「連休やお盆に客が減らないことを願っている」と希望を託した。
戸惑いを見せる海水浴客も。
横須賀市から来たアルバイト女性(25)は「午後6時半の閉店だなんて知らなかった。
音楽もなくなって寂しい感じ」としょんぼりした表情だった。
市幹部によると、この日は目立ったトラブルはなかった。
平井市長らは毎週末、パトロールを実施する予定で、「市内外の来場客の声を踏まえ、
今後のあり方を議論していきたい」としている。