
立石かんなさんのブロクにつられて書きたくなったので書きます。
私が高校生の頃。部活動で3年間頑張っていたもの。
それは
スターリングエンジンというものww
またの名をホットエアーエンジンとも言う。
原理としてはガソリン機関などの内燃機関とは違い、どちらかというと蒸気機関などの外燃機関と関係が深いエンジンです。
密閉した空気を暖めたり冷やしたりして空気の膨張と収縮の働きを利用してそれをピストンで上下運動に変換し、動くエンジンなのです
高校時代は飽きずにほとんど毎日遅くまで部活動にあけくれてました。
スターリングエンジンの製作で面白いところは身近な材料で「エンジン」が作れて、しかも走るww←これです♪
ユニークな動きで動くのもあればメカニカルなものもある。
私は主にレース用エンジン(高回転型エンジン)の製作とをしていました。
これがなかなか大変。高回転型になると振動と熱の影響でピストンピンが外れてガラス製シリンダーを突き破り飛び出したり、加熱しすぎでシリンダーが溶けエア漏れ起こしたりする事もしばしば。(^^;)
エンジンブローばっかりしてました(爆)
製作で理想の完成系に近づいたのは高校2年の秋。顧問の先生と毎日試行錯誤して作り上げました。
そして全国大会に参加。エンジンの状態は最高潮wwが、しかし結果6位・・・。
学校に帰ってきて反省点を洗い出す。
1、 もっと温度差を広げてパワーを絞りだすww
2、 エンジンの耐久性の向上。
3、 摩擦抵抗をを極力無くしスムーズな回転を得るまたブレによる振動を無くす
4、 軽量化アルミ製ボディから更なる軽量化
以上4点に絞り翌日からまた開発が進められた。
1の変更点として今まではシリンダーにソーダガラスという融点が700℃の一般的なガラスを使用していた。そこを材質の見直しで石英ガラスに変更!!
石英ガラス変更する事で融点ははるか1500℃wwパワーアップと耐久性の向上が出来た!!1と2がクリアーできたww
3の摩擦の軽減とブレについてはボディの穴あけ精度やクランクシャフトの精度を上げ改善。
そして4、軽量化。これが一番苦労したけど効果の大きいものだった。
それはエンジンの肉厚を極限まで省き、軽くする。
そしてアルミ板を曲げて作られてたボディから釣竿を加工して作ったオールカーボン製ボディの採用ww
車体の剛性アップと約20パーセントの軽量化に成功した。ww
これで望んだ去年の大会。既に高校生の部からは外れていたためものづくりが大好きなおじ様たちと競争(^^)
結果2位。
惜しくも優勝は逃したものの満足のいく結果が得られて良かったです( ̄∇ ̄)ノ
Posted at 2005/12/14 01:11:35 | |
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