
ヒップホップ界のカリスマ・プロデューサー、ドクター・ドレー(Dr. Dre)が、ついに自身のアルバムとしてはおよそ15年半ぶりとなる新作『Compton』をリリース予定であることを正式に発表した。
ドクター・ドレーやアイス・キューブ(Ice Cube)らが在籍した、ギャングスタ・ラップの草分け的存在として知られる米西海岸の伝説的ヒップホップ・グループ N.W.A.(Niggaz Wit Attitudes)の伝記映画『Straight Outta Compton』がいよいよアメリカで8月14日に公開となる中、映画のサウンドトラックとしてこの映画にインスパイアされたドレーのニュー・アルバムが間もなくリリースされると報じられていたが、アップルが先日スタートさせたインターネット・ラジオ・サービス「Beats 1」にてドレーがホストを務める番組「The Pharmacy」が8月1日(土)に放送され、その中でついにドレー自身が新作の存在を認めた。
ドクター・ドレーは質問に答える形で、「(映画の)『Straight Outta Compton』にインスパイアされたアルバム『Compton』はもう完成している」と話し、8月7日にリリースされると発表。ヘッドフォンなどのオーディオ・ブランド「beats by Dre」の創設を経て現在はアップル社の重役にもなったドレーだが、Apple MusicとiTunes独占でリリースすると話した。これに合わせて米iTunes Storeではすでに『Compton A Soundtrack By Dr. Dre』と題したドレーの新作が予約スタートしている。
このトラックリストによると、事前に報じられていたとおりエミネム(Eminem)やケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が参加しているほか、アイス・キューブ、ザ・ゲーム(The Game)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、ジョン・コナー(Jon Connor)といったドレーと関わりの深いラッパー陣に加え、過去にドレーのAftermath Entertainmentと契約していたマーシャ・アンブロージアス(Marsha Ambrosius)や、BJ・ザ・シカゴ・キッド(BJ The Chicago Kid)、キャンディス・ピレイ(Candice Pillay)、アンダーソン・パーク(Anderson.Paak)といったロサンジェルスの新鋭たち、さらにジル・スコット(Jill Scott)らも名を連ねている。
なおドクター・ドレーといえば2002年頃から『Detox』と題した新作の存在が伝えられるも長らく噂だけの存在に留まり、2010年11月にはスヌープ・ドッグとエイコン(Akon)を迎えた“Kush”が、続けて翌2011年2月にエミネムとスカイラー・グレイ(Skylar Grey)をゲストに迎えた“I Need A Doctor”とシングルがリリースされたが、結局『Detox』は発売されることなく、都市伝説と化していた。昨年マーシャ・アンブロージアスが、「『Detox』っていうのはずいぶん昔に考えられたタイトル。(当時とは違って)デトックスって言葉は今じゃまるでフィットネスセンターみたいに聞こえるし、違うものになっているわ」と語っていたほか、ドレー周辺のアーティストが『Detox』はお蔵入りになったと話していたが、今回「The Pharmacy」ではドレー自ら『Detox』について語り、「いい出来じゃなかった」として今後リリースされることはないと断言した。
ついに出ます!Dr.Dreの16年振りの新作が!
しかし長らく都市伝説となってたDetoxはボツにして完全新作みたいですね!
特にヒップホップは旬の音を取り入れる物なので正解と思います(^o^)/
昨年末にはディアンジェロの15年振りの新作もリリースされたし、音楽界の都市伝説も無くなっちゃいましたね。なんだか寂しいです(笑)
Posted at 2015/08/13 19:05:08 | |
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