
オッペンハイマーについて殆ど知らなかったのでこの映画でどういう人生だったか知ることが出来て本当によかった
ユダヤ系アメリカ人で第二次世界大戦で原爆の開発で先行するドイツに勝つ為に科学者を集めてチームを作りリーダーとして原爆の完成させた
>科学者としても愛国者としてもヒーローです
ここまでは敵はドイツ(ソ連も)としか言っておらす日本という言葉は一度もありませんし個人的に日本にどうこうという感情はなかった
ヒトラーは死んだが日本が降伏せず、第二次世界大戦が終わらない、長期戦になれば双方多くの被害者がでる、アメリカ政府は日本に原爆を落とすことにした、1回目で威力を示し、2回落とすことで降伏しなければ続けるという意思を伝え降伏を促した
>この辺は完全にアメリカ政府と軍部の意思です、オッペンハイマーとしては特にどうとかはなかったんだと思います、11の爆撃候補があって大統領が「京都は避けろ、文化的な価値があるし新婚旅行に行った」というのはムカつきましたがね!
そして長崎と広島に原爆が落とされ予想以上の被害が出て、その映像も観た
原爆の父ともてはやされたが演説でアメリカバンザイ的な言葉とは裏腹に脳裏には大量殺人に対する罪悪感が溢れていた
>この辺ですが特に過剰に描かす本当にこういう気持ちだったんだろうなという現実的な描写に好感が持てました、「大泣きして日本のみなさんごめんなさいとかいうシーンが無くてよかったです」そんな上っ面の演出されたらシラけるし嘘だと思うから、オッペンハイマーとしては日本どうとかではなくて大量殺人兵器が存在してはいけないという世界的な視点で水爆開発に反対する立場になります
ロバート・ダウニー・Jr(この役のキャラがよくわからなかったです)に逆恨みされソ連のスパイという濡れ着を来させられて糾弾される
>この場面がこの映画のメインと感じました、オッペンハイマーはかなり精神的に追い詰められるのですが、前妻の自殺や原爆の開発に対する罪悪感からかそれに耐える事で罪を償っているように見えました
結局、ボヘミアンラプソディでフレディを演じた人の正義の活躍で無実が証明され晩年は賞(なんの賞だろ?)受けたりそれなりだったのかな?
アインシュタインとの関係がなんかよかったです!
被爆国の立場として複雑な感情ありましたが、日本を蔑めるような部分はなくオッペンハイマーの人生を正確に伝えるよい作品だったと思います
あとカット割や繋ぎ、音の演出はクリストファーノーマンの個性が明確に出ていてファンとして納得の作りでした!
Posted at 2024/03/30 08:02:41 | |
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