
10mmヘックスに10mmのレンチを掛けてみる…。
レンチが少しでも斜めになると引っ掛かって奥まで入りません。
このクリアランスの少なさが美点。
この後に外すの難儀しました(笑)
レンチの軽さと掌に対するアタリの柔らかさ(←工具が軟らかい訳では無い)。
対象のボルトナットに掛けようとする時の、レンチ自体のバランスの良さからくる取り回しのしやすさ。
ドイツ工具として比較される事の多いHAZETは男性的でSTAHLWILLEは女性的と言われるが、正にその通り。
自分の体が傷ついたとしても身を呈して守りたくなる様な工具です。
ボルトナットに対する攻撃性も非常に低く、1本何十万円もする様なボルトを傷つけずに確実に緩める設計である事は使ってみれば解ります(←一部を除く)。
工具は傷つくのが当たり前だし荒く扱ってダメになる様な工具は使い物にならないのは何度も経験してるから解ってるけど
STAHLWILLEはどんな環境状況下でも確実に仕事をこなす事が出来る信頼性が高い。
レンチが曲がったり捻れたりしてしまっても表面処理されているメッキが剥がれず、使う人の手にメッキの破片が刺さる事も無い。
こんな事を紹介したくなる程に魅力溢れる工具だけどドイツ本国のSTAHLWILLE本社では日本というマーケットは重要では無い様で昔に比べると手に入りにくくなってきました。
製造廃止された某シリーズの再販を望む声も有るけれど売れたのは日本だけで欧米では全く売れなかったのも要因と思われるし、日本国内でもクロームメッキされた方が人気が有るのも関係してるのも要因かな。
でも正規輸入されて商社に「高い値段設定」されるより並行輸入で「適正価格」で市場に出回る方が健全だと思うので微妙な心境です。
Posted at 2014/04/06 11:35:22 | |
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