H4スライド式HIDを取り付けにあたって…
H4カプラーからHIDバラスト用電源をとると(リレーレスハーネスなどで)HIDから出るノイズでヘッドライト制御用のマイコン壊さないか
車両側のハーネスが細くてあまり負荷をかけたくない&電圧降下が気になる
という理由により、HID用電源はバッ直でリレーハーネスを通して供給をしようと。
あと、できたら折角なんでスライド用のソレノイド(コイル)の電源もバッ直で取りたいのです。
(理由は後述)
そこで考えた回路が2種類。
・4極リレー2個と整流ダイオードの仕様
・4極リレー1個と5極リレー1個の仕様
まず前者
Lo点灯時は下のリレーが駆動し、バラストへ給電。
ダイオードによりスライド用ソレノイドには電流は流れない。
Hi点灯時は上のリレーが駆動し、ソレノイドに給電すると共に、
バラストにはダイオードを経由し、給電という回路に。
長所はパッと思いつつ至ってシンプルな回路。
かつ、リレーのa接点を利用するためHi⇔Lo切り替えが一瞬で出来るので切り替え時の瞬断による消灯が(ほぼ)ない
短所がHi点灯時はバラストへの給電時、ダイオードを通るため、シリコンダイオードだと電圧降下が0.6~1Vほど発生
(バラスト電圧の低下を補うようにバラスト電流がやや増えます。)
以前作ったハーネスはこのタイプで、ダイオードには10A10という1000V10A仕様ものを2つ並列で使用。
バラスト故障でオークションで購入したキット付属の+コントロール用リレーレスハーネス(単にH4コネクターでHiとLoのピンをダイオードでバイパスしてるハーネス)を解体して入手。
そして後者の回路
これはダイオードを使わずにLo側に使用した5極リレーのb接点(リレーoffで導通、onで切断)を利用しました。
長所としてはダイオードを用いないので電圧降下がない
短所としては、Lo⇒Hiへ切り替え時に一瞬消灯するかも
※理由※
リレーon時は接点をバチッと引き付けるので
コイルに電圧がかかるとコモン~a接点は瞬時に導通しますが、
リレーoff時はスプリングで元の位置に戻すので、
コイルをoffにしてもコモン~B接点間の導通復帰には少し時間がかかる
この場合、Lo側リレーがoffになり、b接点(Hiリレーからの電源)に切り替えなきゃいけないので
Lo⇒Hiの方がHi⇒Loより電源の瞬断時間が長くなる傾向
それにより放電が維持できず一瞬消えるかも
…さて、どっちの回路を採用するかな…。
~余談~
手持ちのH4スライドバーナーのスライド用ソレノイドの抵抗値を調べたら製品マチマチで、実に2倍の差が!
一番抵抗値が低い(電流が多く流れる)のが
緑リング2ピース構造のバーナー
15Ω(0.9A)
金色の一体型構造のバーナー
20Ω(0.7A)
今回新たに取り付ける予定の
CNlight湾曲バーナー
30Ω(0.4A)
でした。(電源電圧13Vとして計算)
まぁ、12w~6w程度の消費電力ですが…なんとなく、どうせならスライド電源もバッ直でとっちゃいたいなーと。
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2014/05/01 10:55:29