ウインカーLED化に伴い、避けられないのがハイフラ…
LED化によってウインカーでの消費電力(ウインカーリレーに流れる電流)が減少することによって、
電球が切れの警告としてカッチンカッチン光っていたウインカーがカチカチカチカチと高速点滅する現象が発生します。
対策として、
★電球と同じ消費電力にするためにLEDと並列に抵抗を入れる
⇒ただ、抵抗が熱を持つのでとりつけ場所を考える必要が。あと、白熱電球と同じ電気を消費するのでLEDにすることでの節電効果はなくなります。
★ウインカーリレーをIC制御のLED対応リレーに交換する
⇒LEDの消費電力に合わせて設計されてるので、LEDに交換することでウインカーの低消費電力化が可能。
⇒ただ、レビューを見てるとワンテンポ遅れて点滅を始めたり、ウインカー戻しても1,2回多く点滅するなど…。なにより、ウインカーリレーがアクセルペダル脇のヒューズボックス奥の奥まったところにあって内装を剥がす必要が…。
そこで見つけたのがPIAAから発売されているLEDウインカー用のレギュレーター!
お値段が6000円ほど。
調べてみると、どうやらこれは抵抗と同じ原理で、
バルブの+側配線とバッテリーの-端子の間に取り付けることにより(バルブに並列に取り付けるのと同じ)、
ウインカー点灯用の電流の一部をバイパスしてあげる仕組みらしい。
なので、消費電力としては白熱電球の時とかわらないです。
自分の場合は消費電力を下げるのが目的ではなく、キレのよい点滅にするのが目的なので問題なし!
そして、抵抗ではなくスイッチング素子かなにかを通じてバイパスしてるので抵抗のように発熱しないとのこと。
とのことで、届きました!
PIAA LEDウインカー用レギュレーター
H-540
…ではなく。

それのパチもんのレギュレーターです。

こっちが本家。
PIAAの刻印がないのとラベルが貼られていないところ、あとコネクター色が白
ってだけで本家と瓜二つ!
PIAAのコピー品なのか、逆にこっちがOEM元なのか…
これが2980円+送料840円の合計3820円。
ちなみに余談として…
電気工学を少し勉強してるあおです。
パット見た感じ製品設計的には+配線の他に-配線にも5Aヒューズが入ってる安心設計。
何故かというと、この製品はウインカーの電流を一部バイパスする構造です。
そもそもヒューズは製品が故障してショートしたときに大きな電流が流れて焼損、発火しないようにするため。
また、電源配線の損傷などのショートも考えられるのでなるべく+側の配線で、更にはバッテリーの近くに取り付けるのが一般的です。
ちなみにレギュレーターに繋がるバッテリーからの+電線はレギュレーター本体のマイコンなどを駆動するための電源ですね。
で、何故-側の配線にもヒューズが入ってるのか。
これは、雑だけど図解すると
+側の配線以外にもバイパスをするためにウインカー側からも電源をとってるのです。
なので、万が一製品が故障してバイパス電流がたくさん流れたら…
この場合、ウインカーリレーが焼けるかも。
(それ以前にヒューズボックス内のウインカー用のヒューズが切れるかも?)
そうなると走行中だとウインカーが機能しなくなっちゃいます。
危険ですよね?
なので、レギュレーターの-側の配線にもヒューズを入れることによって、バイパス電流が何らかの理由で異常に増えた場合、-側の配線のヒューズが飛び、バイパス電流を遮断することに。
その場合、ハイフラこそ起こるもののウインカーは機能します。
多分、そんなことを踏まえた安全設計なんじゃないのかな?と。
まだ手元にLEDバルブが届いてないので取り付けはまだ先になるかと思いますが報告までに。
Posted at 2014/04/11 09:34:15 | |
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