2007年04月29日
この週末に行われたNBAプレーオフ第4戦(2試合だけ第3戦)をまとめてレポートします。
マジック v.s. ピストンズ 第4戦
ピストンズがアウェイで97-93のスコアで4連勝。一番乗りで2ndラウンド進出を決めました。ピストンズはビラップスがこの試合も要所でシュートを決めて25ポイント。この試合もスターターは全員2桁得点でした。マジックはハワードが大爆発で29ポイント、17リバウンドをマークして今までで一番善戦しましたが、時すでに遅し。マジックはこの経験を来年に生かせば1stラウンド突破もできると思いますが、オフの補強次第ではプレーオフ進出も難しいかもしれません。(すでにグラント・ヒルがフリーエージェントで他チーム移籍もなんて話が・・・)
ウィザーズ v.s. キャブス 第3戦
キャブスがアウェイで98-92のスコアで3連勝。試合展開は前半にキャブスに大量リードで楽勝かと思われましたが、終盤まで粘られて辛勝といった内容でした。キャブスはジェームスが30ポイント9アシストと活躍。スターターは全員2桁得点でした。ウィザーズはジェイミソンが38ポイントと爆発しましたが、リバウンドを取られすぎました。
ナゲッツ v.s. スパーズ 第3戦
スパーズがアウェイで96-91のスコアで2勝目。スパーズは自慢のディフェンス力でナゲッツのオフェンスを要所で封じ込め、シリーズを逆転。スパーズはダンカンが20ポイント13リバウンド、パーカーが21ポイントと主力が安定した結果を残しました。ナゲッツはアンソニーが28ポイント12リバウンド、アイバーソンが20ポイントをマークしましたが、シュート成功率が低くホームで痛い黒星。
ジャズ v.s. ロケッツ 第4戦
ジャズがホームで98-85のスコアで2勝2敗のタイに。ジャズはブーザーが15ポイント10リバウンド、ガードのウィリアムスが25ポイントをマーク。このチームは伝統的にホームゲームになると強くなります。ロケッツはヤオ・ミンが20ポイント、マグレイディは18ポイントをマーク。2人の実力からするとジャズのディフェンスに封じ込められたといった感じです。マグレイディのオフェンス力が復活しないとロケッツは巻き返せないかもしれません。
ヒート v.s. ブルズ 第4戦
ブルズがアウェイで92-79のスコアで去年のチャンピオンチームのヒートをスイープ。ブルズはマイケル・ジョーダンが最後に優勝した98年以来の2ndラウンド進出です。ブルズはゴードンが24ポイント、デングが22ポイントと活躍し、ウォレスは守備以外でもフリースローを7本中6本成功させるなど13ポイントをマークして得点にも貢献。ヒートはウェイドが24ポイントをマークしましたが、結局自慢のオフェンス力が復活することはなく敗退。敗因としては他にシャックがファウルされ、フリースローを外しまくり、他の選手にも影響するといった悪循環に陥ってしまったことも挙げられます。このチームはブルズのように若返りが必要な時期にあるのかもしれません。
レイカーズ v.s. サンズ 第4戦
サンズがアウェイで113-100のスコアで3勝目。サンズはナッシュが17ポイントとプレーオフチーム記録となる23アシストをマーク。あとひとつでマジック・ジョンソンとストックトンの持つ24アシストに並ぶところでした。ちなみに偶然にもこの2選手がこの試合を観戦していてマジックがナッシュをべた褒めしていました。あとストゥダマイヤーが27ポイント21リバウンドと大暴れ。レイカーズはコーピーが31ポイント、オドムが19ポイント13リバウンドと活躍しましたが、成功率が低い上に前の試合で活躍した他の選手が沈黙。今年のサンズの強さは確かだと思います。レイカーズはしっかりとしたディフェンスとコービーの大爆発がないとこのまま敗退しそうです。
ネッツ v.s. ラプターズ 第4戦
ネッツがホームで102-81のスコアで3勝目。ネッツはカーターが絶好調で27ポイント、そしてキッドが17ポイント・13アシスト・8リバウンドと期待通りの活躍。ちなみに第3Qで30ポイント差がついていたので、主力は第4Qに出場していませんが、この活躍です。ラプターズは20ポイント以上挙げた選手がいないという散々な結果でした。おそらくネッツはこのまま次のラウンドに進出すると思います。
ウォーリアーズ v.s. マブス 第4戦
ウォーリアーズがホームで103-99のスコアでプレーオフ3勝目!2ndラウンド進出に大きく前進しました。ウォーリアーズは終始リードされる展開でしたが要所でバロン・デイビスが活躍し最終的には33ポイントと大活躍。本当に最後までどちらが勝つかわからない名勝負でした。マブスはノヴィツキが23ポイント15リバウンドと活躍し、最後に3ポイントを2本連続で沈めてウォーリアーズを追い詰めました。
ウォーリアーズにはこのまま勝ち進んでほしいですが、今日の試合内容からすると最終戦までもつれ込むかもしれません。
この週末はピストンズとブルズという永遠のライバルがそれぞれ4連勝で2ndラウンドに進出を決め、そのまま対戦となります。この好調な2チームの対戦は楽しめそうです。
Posted at 2007/04/30 15:49:31 | |
トラックバック(0) |
NBA | 日記
2007年04月27日
今日はNBAプレーオフ第3戦が3試合ありました。
ネッツ v.s. ラプターズ 第3戦
ネッツがホームで102-89のスコアで2勝目。ネッツはカーターが絶好調で37ポイント、そしてキッドが16ポイント・19アシスト・16リバウンドのトリプルダブルを達成。ラプターズはガードのフォードが27ポイントをマークしましたが、他の主力が押さえ込まれました。カーターの調子が戻ってきたのでネッツは今後が楽しみです。
ヒート v.s. ブルズ 第3戦
ブルズがアウェイで104-96のスコアで3連勝。ブルズはゴードンが27ポイント、デングが24ポイント、ハインリッヒが22ポイントと活躍し、ウォレスはシャックをブロックするなど守備で貢献。ヒートは第3Qまでは調子がよく、最大10点差をつけていたのですが、第4Qに逆転を許しそのまま敗戦。ウェイドは28ポイントをマークしましたが、去年のようなパフォーマンスは見せられていません。肩の怪我が影響していると思いますが、彼が完全復活しないとこのままスイープされてしまいそうです。
ウォーリアーズ v.s. マブス 第3戦
ウォーリアーズがホームで109-91のスコアでプレーオフ2勝目。ウォーリアーズは1、2戦で不調だったリチャードソンが30ポイントと大活躍。第2戦で退場となったデイビスも24ポイントと借りを返す活躍でした。第3Qで20点差がついて後は終始ウォーリアーズのペースで試合が進みました。マブスはノヴィツキとハワードがそれぞれ20ポイントをマークしましたが、肝心なところでシュート、フリースローを外して追い上げムードを作れませんでした。
今年はウォーリアーズのホームでの戦績がいいので、この勢いであと1勝できるとかなり有利に戦えそうです。
Posted at 2007/04/28 15:27:29 | |
トラックバック(0) |
NBA | 日記
2007年04月26日
今日から場所が変わってNBAプレーオフ第3戦が3試合ありました。
マジック v.s. ピストンズ 第3戦
ピストンズがアウェイで93-77のスコアで3連勝。ピストンズはプリンスとビラップスが要所で3ポイントを沈めて20ポイントオーバー。スターターは全員2桁得点でした。マジックはガードのネルソンが一人気を吐いて27ポイントをマークしましたが、グラント・ヒルがこの日絶不調でした。フリースローも外しすぎでホームでも良いところがなく3連敗。今日のような試合運びだとスイープされてしまう可能性がかなり高いです。
ジャズ v.s. ロケッツ 第3戦
ジャズがホームで81-67の低スコアながらプレーオフ初勝利。ジャズはブーザーが22ポイント12リバウンドと活躍し、ベンチプレーヤーもこの試合は得点に貢献していました。ロケッツは4人しか得点できなかったというNBAプレーオフ・レコードを作ってしまいました。ロケッツとしても第3,4Qで合計25ポイントなど最低得点のフランチャイズ・レコードをいくつか作ってしまいました。ヤオ・ミンとマグレイディはこの試合も20ポイント以上マークしているのですが、成功率が低く全体のリズムを崩していました。次戦はオフェンスを立て直さないといけないでしょう。
レイカーズ v.s. サンズ 第3戦
レイカーズがホームで95-89のスコアでプレーオフ初勝利。レイカーズはコーピーが45ポイント、クワミ・ブラウンがプレーオフ自己記録となる19ポイント、オドムが18ポイント16リバウンドと主力が大活躍。さすがフィル・ジャクソン、今までのコービーに頼ったオフェンスを少し改善してこの試合はよくパスが回りました。第4Qはコービーが若干いつも通りの暴走を見せましたが、なんとか逃げ切りました。(解説者もコービーの暴走には苦言を呈していました)サンズは試合開始は11-0と圧倒していたのですが、主力選手が早い段階でファイルトラブルに陥り、レイカーズに簡単に得点を与えてしまうことに。最後の2分では一時同点に追いついたのですが、その後のシュートを外しすぎました。
レイカーズが戦術を変えたおかげでやっと目覚めた感じで、この2チームの試合は今後白熱しそうです。
今日はウォーリアーズの第3戦。今からドキドキです。(笑)
Posted at 2007/04/28 00:18:01 | |
トラックバック(0) |
NBA | 日記
2007年04月25日
今日はNBAプレーオフ第2戦が3試合ありました。これで第2戦が一巡したことになります。
スパーズ v.s. ナゲッツ 第2戦
スパーズがホームで97-88のスコアで1勝1敗のタイに。スパーズはダンカンが22ポイント、パーカーが20ポイントとまずまずの活躍。この試合はとにかくディフェンスが機能してナゲッツの反撃を食い止めていました。ナゲッツはアンソニー&アイバーソンが前の試合と同様に活躍し、高ポイントだったのですが成功率が低かったです。とはいえナゲッツはアウェイでこれだけ戦えたので、ホームに戻ってからが楽しみですね。
キャブス v.s. ウィザーズ 第2戦
キャブスがホームで109-102のスコアで2連勝。ジェームスは27ポイント、そして今回はグッデン24ポイント14リバウンドと大活躍。全体のリバウンドでもウィザーズを圧倒していました。ウィザーズは前の試合と同じくジェイミソンが31ポイントと活躍しましたが、他のスターターのフィールドゴール成功率が低く、力なく2連敗。やはりアリーナス不在の穴は埋められないようです。
マブス v.s. ウォーリーズ 第2戦
マブスがホームで112-99のスコアで1勝1敗のタイに。この試合は今までウォーリアーズ戦で活躍できていなかったテリー、ノビツキー、ハワードの3選手が20ポイント以上をマーク。第1戦で無得点だったスタックハウスも復調して全体的に強いマブスが戻ってきたという感じの試合でした。ウォーリアーズはファーストハーフ終了時までは接戦を演じていたのですが、第3Qにちょっとした乱闘騒ぎからなぜか止めに入ったデービスとジャクソンがテクニカルファウルを取られ、その後気持ちが切れてしまった2人はそれぞれ別の場面で起きたファウル判定に不満な態度を示したせいでそれぞれ退場。この2人がいないとポイントが取れないウォーリアーズはその後マブスに圧倒されて試合終了。
ウォーリアーズは主力選手の感情コントロールが今後の勝敗に大きく影響しそうです。
Posted at 2007/04/27 02:04:40 | |
トラックバック(0) |
NBA | 日記
2007年04月24日
今日はNBAプレーオフ第2戦が3試合ありました。
ラプターズ v.s. ネッツ 第2戦
ラプターズがホームで89-83のスコアで1勝1敗のタイに。ラプターズはパーカーが26ポイント、ボッシュが25ポイントと活躍。ネッツは前の試合で大活躍したジェファーソンが封じ込まれ、キッド&カーターもポイントはまずまずですがフィールドゴール成功率が低すぎました。この2チームが実力が拮抗しているので第3戦以降も楽しめそうです。
ブルズ v.s. ヒート 第2戦
ブルズがホームで107-89のスコアで2連勝。この試合もデング、ゴードンが活躍して第3クオーターでほぼ試合を決めてしまいました。ヒートは第1戦に続き力なく敗れました。パット・ライリーは試合後にホームに戻れば勝てるようなコメントを言っていましたが、シャック&ウェイドがもっと活躍して他の選手も奮起しないとこのままスイープされてしまいそうです。
ブルズは今年ピストンズにもレギュラーシーズンで勝っているので、このまま勝ち進めばファイナルも夢ではないかもしれません。
サンズ v.s. レイカーズ 第2戦
サンズがホームで126-98のスコアで大勝。予想通りまたコービーに頼ったせいでまったくチームとして機能せず、コービーも15ポイントと失速。サンズは第1クオーターから絶好調で面白いようにナッシュのパスから得点が生まれて、6thマン・アワードに選出されたバルボサが26ポイント。先発メンバー全員が2桁得点でした。このチームが乗ってくると手がつけられませんね。レイカーズはスイープされる確率が一番高いと思います。
明日はウォーリアーズの第2戦があります。早く帰らないと。(笑)
Posted at 2007/04/25 14:56:25 | |
トラックバック(0) |
NBA | 日記