今日は埼玉医科大学病院に行って来ました。
・・・と言っても、先日(11/16)の様に頭痛に関連した『神経内科』ではなく、
最近、日々踊らされている胸痛Ⅱ(季肋部痛)に関して『消化器内科』の外来です。
元々は5月末の発症より『消化器内科』で入院を含めた検査でも
原因不明となり、
精神的な問題と言われ8月より『心療内科』を受診するも埒は明かず・・・。
ついには『心療内科』の担当医から「別の病院へ行ったほうが・・・」と言われ、
セカンドオピニオンと言う形で国立国際医療センターに転院する事になりました。
消化器系の各検査データやらレントゲン写真を持っていった
10/18には、
とりあえずの所見と追加での血液検査、さらに副作用の強い膵臓の薬を処方され・・・。
2回目の通院(
11/01)ではその検査結果の各値によりまして、
慢性膵炎と診断され、その薬が服用中止となり、鎮痛剤による対処療法へ・・・。
そして、3回目の通院(
11/22)は担当医不在と言うお粗末な状態ながらも、
鎮痛剤も効かず症状が好転しないままではありますが、埼玉医大へ戻ることになりました。
そんなこんなで・・・出戻り患者なワタクシ(苦笑)
もちろん、
国立国際医療センターの担当医であった消化器内科の医長さんからは、
診断書みたいなお手紙があり、それをセカンドオピニオンの手続きをした医師へ渡しました。
その先生は『消化器内科』で診察をしてくれた先生とは異なる方だったりするのですが、
話をしていくと・・・どうやら当初担当していた医師よりも精通している様でして、
『慢性膵炎』でも稀なケース(100人に1人くらい)であることも判っており、
埼玉医大で検査しなかった追加検査項目も、説明する前にサラサラッと言うし・・・。
もしかしたら・・・最初からこの先生だったらセカンドオピニオンなどしなくても、
同じ様な診断をアッサリとしてくれたのかも・・・と困惑するほど(汗)
さらに既に膵臓用の薬で酷い副作用が出てしまっている経緯を踏まえると、
現状打破となる根本的な治療方法が難しく、対処療法が最優先・・・と同じ見解だし~。
しかも、ボヘェ~っとした冴えない容姿(失礼な話ですが・・・)なオジサン先生なのですが、
もの凄く親切丁寧な対応を頂きつつ、質問には容赦なく正直に答えて頂けるんです。
(
前回もそんなノリで「腫瘍の可能性が・・・」とか言われたり・・・)
・・・で、前置きが長くなりましたが、そんなぶっちゃけ先生の数々な発言は、
現実的な話とは言えども、少々(イヤかなり)凹む内容ばかりでした。
担当医:「そっか~、慢性膵炎って診断されたか~」
ちゅう:「そうなんです・・・」
担当医:「高アミラーゼ血症だったら良かったのにね~」
ちゅう:「そ、そうですね・・・」
担当医:「でも膵臓の薬で副作用があるのはいよいよ難しいねぇ~」
ちゅう:「やっぱり鎮痛剤とかの対処療法しかないんでしょうか?」
担当医:「とりあえずはそうなるかな~、あとは原因を調べようか!」
ちゅう:「と言いますと???」
担当医:「アルコール多飲とか、暴飲暴食は当てはまらないんだよね」
ちゅう:「元々呑まない上に薬で呑んでないし、妻と一緒に糖尿病食ですし・・・」
担当医:「だとすると、遺伝子異常とか、ストレスとかになるんだけど・・・」
ちゅう:「・・・」
担当医:「でも原因が何にしろ治療方法は結局一緒なんだけどね~」
ちゅう:「そうですか・・・」
担当医:「まぁ生活習慣的な問題だとしても、それを改めて治るものでもないしね~」
ちゅう:「えっ、治らないんですか?」
担当医:「うん、100%治るって事は無いねっ!」
ちゅう:「でも慢性・・・ってのは急性じゃないんですよね?」
担当医:「そうだね、わかりやすい腫れも無かったみたいだし・・・」
ちゅう:「・・・って事は、急性膵炎になる火種や爆弾があるって感じですよね?」
担当医:「う~ん、ちょっとイメージが違うかな~」
ちゅう:「・・・」
担当医:「どっちかと既に火災で焼け野原になっていて、不発弾も残ってる感じかな~」
ちゅう:「・・・って事は、元の綺麗な状態にはどうやっても戻らないんですね・・・」
担当医:「あとは臓器移植とか・・・」
ちゅう:「ぞ、臓器移植ですか!?」
担当医:「それと20~30年経てば、人工臓器とかも出きるだろうし・・・」
ちゅう:「ず、随分先の話ですね・・・」
担当医:「現代の医学だと・・・まだ出来てないからね」
ちゅう:「・・・」
担当医:「まぁ膵臓を改善する食事指導とかもあるし、気長に頑張ろうよ!」
ちゅう:「は、はぁ・・・」
担当医:「あとは原因をもう少し細かくしらべて、場合によっては他の要因もあるし・・・」
ちゅう:「そ、そうですね。でもサクッと良くなる事ってのは・・・」
担当医:「無いねっ!」
ちゅう:「・・・ですよね・・・」
担当医:「とりあえず、今日の帰りと次回の診察前に血液検査しようか・・・」
ここで・・・2回行なう血液検査の項目を色々試行錯誤してる担当医。
(時間にして10分近く・・・だったでしょうか?)
担当医:「じゃ、手配はしたから帰りに血液検査、あと次回は朝食抜きで検査してね!」
ちゅう:「血糖値とか見るってことですか?」
担当医:「そう、膵臓だからね。膵炎から色々な病気になる可能性もあるし」
ちゅう:「わかりました・・・」
担当医:「あっそれと・・・最近痩せちゃったりとかしてる?」
ちゅう:「発症前から比べるとピークで10kg減、今は8kgくらいです」
担当医:「そ、そっかぁ・・・」
ちゅう:「それが何か???」
担当医:「うん、いやとりあえず検査してみないと・・・」
ちゅう:「はい・・・」
担当医:「じゃ、気を落とさず焦らず頑張ろうねっ!」
ちゅう:「はぁ・・・」
・・・って感じで、診察終了でございます。
完全には治らない?
臓器移植・・・人工臓器・・・?
体重が減ってるのがスゴク問題なんか?
親切丁寧な回答・・・もとい・・・オブラート無しの回答。
まぁ変にアミラーゼ値が高いことすら、教えてくれなかった先生よりはマシか・・・。
でも、意識喪失して救急車に乗ったり、救急処置室で呼吸停止してアミラーゼが出たり等。
割とこの手の話には免疫があると自負していたワタクシではありますが・・・。
めっちゃ凹むっちゅうねん!
どうやら元の埼玉医大に戻ったのは地理的に通院と言う意味でも楽ではありますし、
結果的には担当医が変わった事で知見も広いし、原因不明で放り出す先生よりは誠実だし。
でも・・・治るまでの期間云々ってレベルではなく、完治することはない上に、
さらに長く険しい道のりが待ってる事だけは
ハッキリしました。
#某オークションで「健康な膵臓」を
ポチッと出来ないかな~(苦笑)
Posted at 2006/11/30 18:11:49 | |
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