どうも、さんど@仕事中です。
さて、今回は、
「凄い」
ってとこです。
まずはこのニュース。
ソニー 半導体事業リストラ加速 次世代型量産を外部委託
ソニーさんのゲーム機PS3に搭載されているCELLチップのお話なんです。
仕事柄、ゲーム業界に勤めている知り合いが多く、お話を聞いたところ、
PS3ハードウェアの価格に対し、CELLのコストが閉める割合が大赤字だそうです。
つまり、PS3を売れば売るほど赤字になるそうな。。
それを考えると、初日の出荷数が少ないのも納得できると思います。
本当は増産できるけど、増産したくない、
しかし、ソニーはブルーレイのシェアを上げたい。(HDDVDに負けたくない)
しかし、増産しすぎて(回収見込みのない)赤字は増やしたくない、
このループが企業側の悩みであると思います。
ここから本題。
今回の話は、半導体のプロセスルールがどんどん小さくなっている
そこが凄いなぁ、と思ったんです。
プロセスルールとは、ある製造工程ラインにおいての
最細のラインの太さをあらわしております。
今回のPS3用半導体「セル」の線幅が45ナノ(1ナノは10億分の1)メートルに
進化するということは、論理上は1mmの幅に電気の道が約22000本も引ける計算になります。
(こわい。。。)
現在、AMD社の65ナノプロセスが最大(最小?)と記憶していますが、
それでも、「きもーい」なわけでして。
でもね、でもですよ。
私たち一般庶民にしてみれば、
そんなナノテクノロジーなんて気にしないわけですよ。
あんた、何が言いたいのか?ってことですが、
「あのね、数センチのチップのくせに電気食いすぎ!」
なんです。
クルマのエンジンは、速くすればガソリンは食うし、熱も発生します。
コンピュータのCPUも、速くすれば熱が発生し、電気をガンガン食うようになり
ます。
最近のハイパワーパソコン、
電源が1000Wを超えました。
1000Wってたら、そこらへんのドライヤーと同じですよ。。
つまり、パソコン立ち上げると、エアコン以上に電気を食うんです。
それでいて、ドライヤ並みの熱を大量に吐き出すわけですから、
ファンでクーリングしたり、部屋の温度を低くしたりしないといけません。
しかも、最近のパソコンには温度計がついており、
コアの温度が上がってくると、クーリングが必要になります。。
どこかで聞いたような話じゃないですか?
それは、車と同じなんですよ。
昔はハイパワーな車が正義だった時代がありました。
しかし、それもいまじゃエコカーブーム。
パソコンも最近では静音、エコなんてのも出てきましたね。
ウチのも数ヶ月前にエコマシンに改造しましたよ。
こんな風に、ボクのMR2もエコカーにしてくのかなぁ、
と思った二日酔いの午前中でしたとさ。
Posted at 2007/02/15 10:53:19 | |
トラックバック(0) |
でんしきき | 日記