くらげ@C102 8/13東X15aのブログ一覧

遅くなりましたが、コミックマーケット82で当サークルにお越しいただいた皆様へ。
お手にとっていただき、ありがとうございました。
前日にプリンタが物理的に終了、等々のトラブルは色々ありましたが、どうにか新刊を出すことが出来ました。
例によって例の如くの内容ではありますが、皆様の研究開発の一助となれば幸いです。
また、完売となった号数をお求めだった方にはお詫び申し上げます。

再掲になりますが、未読の方のためにサンプルページはこちら→■

基本的には自分の備忘録として作成しているものですが、リピート率の高さから察するに一定の需要はあるのかな、と思っています。
それを価値と呼ぶのか、意味が有るのかどうかは分かりませんし、決めるのは読者の皆様なので何とも言えませんが。
そもそもこれはただの趣味、そして究極の自己満足でしかないので、作った時点で作者自身はほぼ目的を達してしまっています。

この際だから書いてしまいますが、儲けなんてありませんよ。
うちの本の場合は取材費がバカになりませんからね。
JW1トゥデイやモトコンポなんて化石レベルのマイナー車種をやっていると、他と比べて妙な出費が増えます。
ましてや取材時間や編集時間を時間工賃で換算したら、どうやっても黒字になるわけがありません。
そこを計算から外しても、売り上げで経費が回収出来れば御の字、という世界です。
取材費を抜いて固定で掛かる金額を数えてみても

○準備会への支払い

・申込書　\1,000
・参加費　\7,500
・オンライン手数料　\1,000

○材料・資材

・表紙用紙　\2,500 / 100枚
・本文用紙　\400 / 100枚
・トナー代　\15,000 / 7,500枚(A4)　×4色
・感光体代　\30,000 / 26,000枚(A4)　×4色

○その他

・電気代　算定不能、プリンタの年式からして安くはなさそう、PCの稼働分、照明分も加算
・食費　算定不能
・燃料費　\1,500(往復)
・高速代　\900(片道)
・駐車場代　\2,500

ほら。
\300～\600/部の本で、どうやって儲けられるのでしょうか。
すぐに思い付くだけでもこの有様です。
実際の話をすれば、トナーは7,500枚も持ちません。どうやっても半分以下。
え？　部数？　ピコ手に何を望むかね…。
こんな台所事情を価格に転嫁するのは色々とアレなので、出来るだけ安く調達する工夫はしていますけども限度はあります。
大量に刷るような内容じゃないので、採算度からして外注のオフセット印刷とか無理です。

じゃあ何でやっているのか、といえば、繰り返しになりますが単なる趣味、単なる自己満足です。
そのついでに、志を同じくする趣味者のお役に立てれば嬉しいな、と。
この時代に自動車を趣味に選んでくれたのなら、そういう人達を減らしたくないな、と。
だいたいそんな感じです。
そういう人達とお付き合いするためのツールとして、うちの同人誌は存在しています。
わざわざ酷暑酷寒の中を苦労してまであの会場に来て、1日あたり12,000サークルの中から選んで貴重な時間を割いてお越しいただくわけですからね。
感謝せにゃならんなぁ、と思います。
多分そういう人達とであれば作者が望むレベルの会話が出来るんじゃないかなぁ、とも。
まぁ、あの会場では時間もスペースも限られてしまうので難しいところではあるのですけどね。
お時間のあるときにご感想をいただければ幸いです。
欲を言えば、そういう人達が同じように本を書いてくれると嬉しいんですけども…、こうやって儲からないという話を書いてしまうと引いてしまうのかなぁ。
でも、やってみないと分からないこともありますよ。


それじゃまた明日(年末)ネ　バイバイバイ(受かれば)

コミックマーケット新刊、本文作成が終了しましたので新刊がほぼ確定しました。
あとはプリンタ様のご機嫌次第、さもなきゃレアケースとしてこの後で作者が倒れたりしなければ大丈夫でしょう。きっと。
サンプルページはこちら→■

コミケ三日目(8/12)当日は

　東地区“ハ”ブロック－13a

にてお待ちしております。
JW1で行くかどうかは未定です。もしかすると他の車に便乗するのかも。

新刊のレイアウトを引くのに疲れたので息抜きがてら。

旧車、と呼ばれるのが正直言って嫌なんですよ。
世間的に見て古いことは認めますが、別に昨日や今日で急に古くなったわけじゃないのですから。
オーナーが自分の意志でその車を選んで乗り続けているのであれば、新しいとか古いとか、第三者がとやかく評価すること自体が烏滸がましいとは思いませんかね？
まぁ、そう呼ばれることが快感だ、という方もいらっしゃることは知っていますし、価値観は人それぞれなので否定もしませんが。
本質的な意味で大事なのは、選んだ車とどう向き合うか、だと思うのです。


ちょっと昔の話をしましょうか。

ここの作者がJW1トゥデイを選ぶに至ったのは、高校時代に師匠がWebサイトでモトコンポのレストアをする行程を見付けたことに遡ります。
そこから

「俺もモトコンポやってみたいなぁ」

　↓

「モトコンポには車庫が必要だなぁ」

　↓

「じゃあトゥデイを選ぶしかないじゃない」

　↓

「とはいえ(師匠の取り組みを見て)覚悟がないと到底維持するのは無理だなぁ」

　↓

「じゃあ自動車整備の資格を取りに行こうか」

だいたいそんな感じ。
だいたい藤島某のせい、と言ってもいい。
CITYを選べなかったのは知識が無かった、ってことにしておいて。とりあえず。
動機が不純だったり順序が色々とおかしいあたりも気にしないで。
ここの作者がホンダの愛好者ではない理由はこれです。

で、実際にモトコンポを手に入れて、JW1トゥデイを手に入れて。
その後現在に至るまでに色々とありましたが、諦めることはありませんでした。
こんな完成度の低い公開実験車、普通ならとっくに心が折れていて当然です。
コミケ会場にしてもみんカラの界隈にしても、JW1トゥデイに関しては「過去に乗ってた」「友人が乗ってた」「代車で乗ってた」、そんなコメントが大半ですからね。
客観的に見れば、もういいかげん忘れてやれよ、眠らせてやれよ、と思わなくもないです。
しかし、そんな車を知恵を絞って維持して生き残ろうとする、師匠をはじめとする先達がいらっしゃったからこそ自分もここまで生き残れた、と思っています。
そうそう真似出来ることばかりではないですけど、ね。
でも真似しないと死んじゃうことも分かっています。
今どうにか生き残っている皆さんも同じじゃないかな？
なので、とりあえずここでは(役に立つかどうかは別として)自分の持っている情報を、Web上に存在しても差し支えのない範囲で晒しておこう、と考えたわけです。

ただ、時間だけはどうやっても超えられない。
周回遅れなんですよ俺は。
この趣味、残念ながら高い意識を持って早く手を付けた奴ほど優位に立てるのです。
乗り始めた9年前の時点でも、既に欠品になった部品が大半でした。
今更欠品になった部品を欲しがるのは

「お前は何を言っているんだ」

と言われて当然なんです。
羨ましがるのは努力が足りない。
本当にもうね、世の中なめてるのかと小一時間。
抗う術はいわゆる"高度な情報戦"、ってやつですよ。そしてどう動くか。
そこに参加して、意識レベルを下げずにそれを続けられなければ淘汰されるだけです。
まぁ、最近はサボり気味だった身なのであまり偉そうには言えませんけど…。
戦況が良くなることは基本的にあり得ない世界です。
こんな車を今更他人に勧められませんよ。
それでもやりたい、と言うのならば、止められないし、貸せる知恵は提供しますがね。
ただ、三日で飽きられるようだと迷惑なんです。
前々回にも書きましたが、情報も時間もモノも、資源はタダじゃないんで。
これ以上の遅れが出るのは自らの死を意味するので、無駄なことをやる暇はありません。
この9年で多くの人が通り過ぎていったなぁ…、今頃どうしているのだろう。


長い息抜きになっちまったなぁオイ。新刊間に合うのかよ…。

とりあえず始めて一週間、みんカラ定期便とやらが届きました。
その中身。

<--以下引用--

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■愛車ランキング(7月25日～7月31日)
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くらげ@JW1トゥデイの人さんの愛車の注目度は？
（※愛車紹介の関連ページに付いた[イイね!]が対象です。）

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◆ホンダ トゥデイ
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1位(30イイね) くらげ@JW1トゥデイの人さん
http://cvw.jp/m/u1576535/c1170233

(略)

くらげ@JW1トゥデイの人さんは1位(30イイね)でした。

--引用ここまで-->

これは喜ぶべきことなのかな…、まぁ、単なるご祝儀相場だとは思うのですが。
この結果はともかくとして、今はアレですかね、年式と車の性格、それに絶対数からすれば当然とはいえ、トゥデイを(とりわけJW1トゥデイを)研究開発する人ってそんなに残っていないんでしょうか。
乗り始めてからの9年間、色々な方とお会いして話をしてきましたが、その当時から今なお乗り続けている方の多くは何かしらの実績や結果を残されています。
それに対して、自分はどれだけ皆さんのお役に立てたのか、とも考えさせられます。
現状での答えは同人誌ですが、本当はそれに書いている以上のことがもっと出来たんじゃないか、という自責の念が消えません。
とりあえず今は目の前の〆切に集中することしか出来ないのですが…。
そう考えた時、この先この車種の発展性は果たしてどれだけあるのかなぁ、とも思いました。
発展しないまでも継続していくためにはそれなりの努力は必要ですからね。
勿論、これが単なるお節介であることは承知しています。
皆さん各個人レベルでは生き残るのに困らない程度の自衛はされているでしょうし、別に群れなくてもいい、とお考えであればそれはそれで一つの考え方だと思いますし。
それでも、どうせ目的を同じくするのならば、もっと高いレベルの議論をしたいなぁ、と思います。

みんな、こんなチラシの裏なんか見てる場合じゃないよ。
イイね!をクリックするより、もっと自分の手を動かさないと明日は無いよ。
ここの作者が自動車そのものに対して完全に絶望するより前に、もっと楽しませてはくれませんか？