大阪の天王寺に所用があったついでに散歩をしてみました。歴史的なものがたくさんあり、結構興味深かったです。
まず、
天王寺公園。花と緑のある都会のオアシスです。史跡もあり、移築された
旧黒田藩蔵屋敷長屋門、住友家の庭園であった
慶沢園、古墳であり大阪冬の陣では徳川家康の本陣であり、大阪夏の陣では真田幸村が本陣を構えた戦略上の要所である
茶臼山もあります。
茶臼山の北側には
一心寺があります。一心寺には大阪夏の陣で戦死した、上総大多喜城主
本多忠朝(本多忠勝の次男)の墓があります。一心寺の北向いには
安居天神、真田幸村の最期の地です。
天神坂を登ると、上町台地です。北上すると「夕陽丘」の地名でも知られるあたりですが、寺社仏閣が数多くあります。
大江神社、
勝鬘院・愛染堂、
愛染坂、陸奥宗光の娘清の等身大のお地蔵さんの
清地蔵、
家隆塚〔藤原家隆の墓〕、
天王寺城〔月江寺〕、赤穂浪士ゆかりの
吉祥寺と訪ねてみました。
その後、近鉄とJR環状線で玉造まで行き、
真田丸(三光神社)、
心眼寺、
円珠庵・鎌八幡と行ってみました。
あまり史跡がないと思われがちな大阪市内ですが、結構残っているものです。大阪の陣の関係で真田幸村の史跡は結構石碑や銅像などきれいしていました。東京への対抗意識が強いとされる大阪の人は、結局敗れましたが家康をぎりぎりまで追いつめた真田幸村への尊敬・讃辞の気持ちが時代を隔てても残っているのかも知れません。
Posted at 2006/06/28 21:49:45 | |
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歴史・城 | 日記