寂光院(京都市左京区)
平家物語「大原御幸」の舞台・寂光院
2012年06月08日
寂光院は、山号は清香山、寺号は玉泉寺、寂光院は玉泉寺の子院でした。
天台宗の寺院です。
推古2(594)年、聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられています。
寂光院初代住持は聖徳太子の御乳人であった玉照姫で、代々高貴な家門の姫君らが住持となり法燈を守り続けてきたと伝えられています。
また、平家物語では平清盛の娘で高倉天皇の中宮、安徳天皇の母建礼門院徳子隠棲の地として知られています。文治2(1186)年、後白河法皇が建礼門院を訪ねて寂光院を訪れた故事は「大原御幸」の段において語られています。
本堂は豊臣秀頼、淀殿が片桐且元を工事奉行として修理させたものでしたが、平成12(2000)年5月9日、放火により焼失しました。本尊の地蔵菩薩立像(重文)も焼損し、堂内にあった建礼門院と阿波内侍の張り子像(建礼門院の手紙や写経を使用して作ったものという)も焼けてしまいました。現在の本堂は平成17(2005)年6月再建されたものです。同時に新しく作られた本尊や建礼門院と阿波内侍の像も安置されています。元々の本尊は文化庁の指導を受けて財団法人美術院によって修復されて、境内奥の収蔵庫に安置されることとなりました。
宝物殿は「松智鳳殿」という名称で、平成18(2006)年10月に開館しました。
拝観時間
通常 3月1日~11月30日 9:00~17:00
冬季 12月1日~12月31日 9:00~16:30
1月1日~1月3日 10:00~16:00
1月4日~ 2月28日 9:00~16:30
拝観志納金
大人600円 高校生600円 中学生350円 小学生100円
Photo SONY NEX-7
H24.5.26
住所: 京都府京都市左京区大原草生町676
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