西福寺(敦賀市)
書院庭園の美しさは秀逸・西福寺
2018年12月02日
西福寺は山号は大原山、浄土宗鎮西派の中本山です。
創建は応安元(1368)年、後光厳天皇の勅願により良如上人が開山したのが始まりと伝えられています。
室町幕府3代将軍足利義満に庇護され境内が整備され、最盛期には七堂伽藍が軒を連ね53ヶ寺の末寺を従えていたと云われています。
以来、北陸随一の名刹として信仰を広め、江戸時代初期には北ノ庄城(後の福井城)に入った結城秀康が書院を造営し、福井藩2代目藩主松平忠直は北ノ庄城(後の福井城)にあった鬱金桜を西福寺境内に移植したと伝えられています。
室町時代に建立された阿弥陀堂は文禄2(1593)年、朝倉氏城下であった一乗谷より移築されたと伝えられています。
御影堂は文化8(1811)年の再建で、入母屋桟瓦葺きの浄土宗建築で、阿弥陀堂へ続く渡り廊下が設けられています。
書院は天和3(1683)年の建築で切妻銅板葺きで庫裏は江戸時代中期の切妻桟瓦葺きで何れも国指定重要文化財となっています。
書院庭園は、江戸時代中期に作庭された、中央奥の巨岩を本尊石と見立てて要とし、三段の滝を設け、周囲に景石を配して極楽浄土を表現しています。国指定名勝に指定されています。庭園は紅葉の時期がとくに見頃です。
スタジイは開山良如上人のお手植えといわれる老齢巨木で、敦賀市の指定文化財になっており、新・日本名木百選にも選定されています。
(現地説明板などより)
拝観時間
9:00~17:00(16:30最終受付)
拝観料金
大人 300円、中学生以下無料
Photo Canon EOS 5D MarkIV
H30.11.23
住所: 福井県敦賀市原13−7
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