ΔΣ変調DACとマルチビットDACについて②

今回はマルチビットDACについてです。

このマルチビットDACとはPCMを変換せず、PCMのままアナログに変換します。

16桁、及び24桁のデータを使って出力電圧を決定させます。

１bit目が1なら○V、2bit目が1なら○Vとな感じに。


この方法はいくつか有るのですが、良く有るのは抵抗ラダー方式と言われる方式です。

PCM1704など、今でもファンの多いDACチップですね。

回路図をKicadで書いてみました。これは8bitの場合の回路です。


Rと2Rの抵抗

Rに対して２倍の数値の抵抗2R。つまり、

R=1kΩでしたら、2R=2kΩの抵抗を使います。

昔、やなさんも作ってましたが（頒布終了しています）

http://www.yanasoft.jp/yana/r2r_dac.html

こんな感じに抵抗がずらーっと並びます。抵抗数値が同じなので、DSD原理基板よりかは作りやすいですね。

市販品のDACですと、SagraDACとかですね。
http://xiaudio.jp/SagraDAC.html

アリババで探すと・・・

https://m.ja.aliexpress.com/item/1005002617777960.html?_randl_currency=JPY&_randl_shipto=JP&src=google&src=google&albch=apprmkt&albagn=182499396&albcp=11517591985&albag=117652832772&albad=476445691336&albslr=%7B%7D&gclid=Cj0KCQiA9OiPBhCOARIsAI0y71DCnWWsbjWiomKTdTcOoe5y36_kCuKY4KTL2zFY9D3lBx42Mo-VyIoaAvPuEALw_wcB&aff_fcid=26796e113b604ef3bdc9e50dcba69904-1643813539895-06159-UneMJZVf&aff_fsk=UneMJZVf&aff_platform=aaf&sk=UneMJZVf&aff_trace_key=26796e113b604ef3bdc9e50dcba69904-1643813539895-06159-UneMJZVf&terminal_id=d9c9596989ad4c02a197f1aa33b8f32e


高いけど有りますね(笑)

抵抗の数が数なのでこの値段でも完成品なら安いかも。



この様にΔΣ変調とは全く違う回路となります。