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以前、欲しい基板がありました。DACチップFN1242Aを使い、I2s(PCM信号)をDSD信号に変換する基板…FN1242A P2D基板と言うものが有ります。

エレアトさんが開発・命名し頒布、その後やなさんなどが基板作成、頒布されてました。
しかしながら、自分がP2D基板の事を知った時には、すでにディスコン（頒布中止）になってました。

実はFN1242Aを作っていた会社が倒産し、秋葉原などの在庫が尽きたのは二年前…
その後P2D基板は使えるチップが無い為、新規に開発されてませんでしたが、昨年…旭化成エレクトロニクスから…




AK4137EQが発売されました。

非同期サンプリングコンバーターでPCMとDSDの双方変換ができます。
それだけでなく、アップ＆ダウンサンプリングができ、PCMは最大768kHz
DSDは11.2MHz（256)まで出力できます。

そしてやなさんの頒布基板AK4137P2D基板（下）とSi5317＆外部クロック用アドオン基板２（上）です


最初は、あまり頒布して貰うつもりはなかったのですが、ak4495s基板にDSDを変換した768kHz32bitを入力してみたくなり、頒布してもらいました。
23MHzと25MHzのクロックを載せてます。入力のアイソレーターもされるので（アイソレーター基板が要らなくなった(^^;)）使いやすそうです。

しかも、入力機器のクロックを使わず、マスタークロックをこの基板で生成するので、ラズパイなどマスタークロック出力が通常出ない物でも使えます。

Si5317＆外部クロック用アドオン基板２ですが、Si5317を使い、ジッタークリーニングし、クリーンなクロックをP2D基板に供給する基板です。

これには、45MHzと49MHzのクロックを載せてます。

基板？チップの仕様で
クロックが23・25MHzだと44.1
～384kHzまで、45・49MHzだと88.2～768kHzまで差動します。

アドオン基板のクロックだと…PCM44.1kHzの物も勝手にアップサンプリングされます(^^;)


さて、この基板も組み込みプレイヤー作りたいのだけど…３月末のオフ会まで間に合うか？
せめて、ラズパイでPCMだけでもやりたいが…。

進展が遅くてすみません。
この所、不具合の修正などをしてました。

まずは、ぺるけ式差動合成プリアンプ用の新電源を作成しました。

左上は、正電源の昇降圧回路。車の電源を22vに昇圧します。右上はその22vを安定した19vにするレギュレーター基板。

左下は車の電源から、負電源を作る昇降圧回路。-8vを生成します。右下はその負電圧から安定した-4vを作る負電圧レギュレーター基板。

なぜ、この構成にしたかと言うと、他の差動合成回路を使う場合に備え、電圧を色々変えれるのでこの構成にしました。


この電源を使い試聴していた所、DAC基板２つに不具合が有ることが解りました。

一枚はRチャンネルが出ずノイズが乗ってる…。
もう一枚は音量が小さく、DACチップが発熱…。

DACチップを半田手直しするも、駄目。

そこで、パスコンの0.1μ積層セラミックコンデンサーと、OSコン、フェライトビーズの熱破壊が原因では？と思い、交換してみました。



今回は、手早く半田付けでき、これで駄目ならDACチップがイッてる可能性が…。


DACが制作おわったら…、次はこれ作らないとなー。