
PSのGRAND TURISMOは2、コンセプト、3、プロローグとやってきましたが、まだGT4には手をつけていない。
にも関わらず、「グランツーリスモ4 ザ バイブル」を購入してしまった。
単に攻略本というレベルなら決して購入はしなかったであろうが、帯に福野礼一郎氏の文章が載っていたので衝動買いである。DVDがついてラップでくるまれて、しかも2800円もするので、実際は躊躇もしたのだが買って正解だった。
クルマ好きなら買って後悔することはないだろうと思う。
これは、100年以上にも及ぶ自動車の歴史そのものに深い愛情を持って企画されたゲームと、その哲学の解説書である。と断言してもいいだろう。どうせブログだし。
ゲームの解説や攻略法なんてほとんど無いに等しい。何があるかというとニュルブルクリンクを始めとするサーキットの攻略方法と、自動車の仕組み、そして650台以上の自動車の解説である。
グランツーリスモはゲームであるが、純粋な意味ではゲームではない。あらかじめ用意されたストーリーというのがほとんど無いからだ。プロデューサーの山内氏は始めから「ドライビングシミュレーター」と言っているし。
ナムコの「リッジレーサー」とは考え方が全く違う。こっちの方は「ゲームの面白さ」を追及しているし、プロデューサーの中村氏は本当にゲームが好きな人で、ゲームを語らせたら話が尽きない。
きっと山内氏はゲームよりクルマの話の方が長そうだという気がする。
ちなみに付録のDVDで、各サーキットの攻略を解説しているのは大井貴之氏である。一昨年は雨宮RX-7でGTにエントリー、昨年はポルシェでGT、そして毎年ニュルブルクリンク24時間に出場している人なのだが、ウチの息子のGFのパパであられる。頑張って下さい。
「GTで筑波を200ラップした人が生まれて初めて筑波サーキットのレースにエントリーしていきなりポールポジションをゲットしました」という話を読むと、つくづく時代は変わったのだなと思わされる。
佐藤琢磨と筆頭に、新しい世代のドライバーの台頭が目覚ましい日本のモータースポーツ界だが、このGTシリーズの影響は少なくないはずだ。
これで自分も筑波をマスターして...と夢も膨らむ36歳。
Posted at 2005/01/11 00:57:49 | |
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