アナザーストーリー 〜燃料モレてた〜クルマ社会の全ての方へ〜

ガソリンが洩れてるのに気が付いた時、のお話です


それは、事故で亡くなった大切な友達の、その現場にやっと行くコトが出来た帰り道でした





この日はお寺にお参りに行ってて
そこで聞かせて頂いたお話


命尽きてもなお…ですよ！

この世もあの世もちゃんと繋がってます
いつかはみんな行くでしょ
だから、いつまでも悲しんでないで今はちゃんと送ってあげないとね…



彼が亡くなった後、仲良しのみんなで写真囲んで、
泣いた
食べた
飲んだ
騒いだ
好きだった歌もいっぱい唄った…


でも、ひとつだけ出来なかったこと
事故現場に行くこと

彼の死は頭ではわかっていても、全身が拒絶してたから…どうしても行けなかった
それは、他の友達も同じで…

でも、このままじゃみんな前を向けない…
お寺の方のお話を聞いて
行かなくちゃっ！
って思った


彼の意識が途絶えた場所のアスファルトに向って

◯◯オのバカっ！！

って言ってやったぞぉーっ

そして、他の友達に写メ送って
いっしょに合掌した

やっと
彼も、私も、友達も今を受け入れるコトが出来たって思えた！



さて、余韻にひたりながら？ユックリ遠回りして帰ろう…
高速乗る気分じゃないや…


その帰りの信号待ちで
なんかガソリン臭いっ！？？まさかぁ？
困った私はコンビニの水銀灯の下に駆け込んだ
で、滴ってるガソリンを見つけたものの
さて、どうする？？
第一に、真夜中だよぉ
でも、このまま乗るのは怖いしぃ…
って、途方に暮れてたとき
もう寝てるハズの友達から

ちゃんと帰ってるか？？

って、メール来たっ

直ぐにそっち行くから、エンジンかけるな！！！

って、コトで
エンジンかけなかったら洩れて来ないのを確認して、お店の人に朝まで置いといてもらえるようにお願いした



で、以前のブログに続きます…



そして、モレてる場所発見してからのお話


友達＝めっちゃ危ないトコからモレてたなぁー

私＝おかげで命拾いしたょー、でも何でメールくれたの？普段は起こしても起きない時間のハズじゃ…

友達＝何でかわからんけど、胸騒ぎしたから…そっちこそモレてんのによく気が付いたなぁ

私＝私も何でかわからんけど、風に乗ってガソリンの匂いがした気がしたんょ…一瞬だけ…でも、やたらに怖くなってコンビニ行ったん

友達＝高速乗ってたら気がついてない？！怖っ！

私＝インターの前まで行ったんょ…けど何でか遠回りしたくなったん

友達と私＝まるで、◯◯オが教えてくれたみたいなぁー……

友達＝ガソリン洩れはイタイけど、確かに◯◯オは今もいっしょってわかったょな


思わず、涙が出た
でも、今までとはちょっと違う涙


命尽きてもなお…のことばの通り

ずっといっしょにいるって思った


私達の間では、その日が彼の命日になった

だって、
命の日って書くでしょ




ガソリン洩れなおったら
今度は、バカっ！じゃなくて、
ありがとうって言いに行くょ


そして、みんなで集まったら
ちゃんと命の日の話をしよう