
芸術の秋
と言えば、文化祭?学園祭
と言えば、青春真っ盛りですね
今回は
私と当時のお友達のお話からはじまります
長くなると思いますが
よかったらお付き合いくださいm(_ _)m
若さゆえに、何でも頑張れば夢はかなうと信じて疑わなかったあの頃の私たち
同じ学科で同じ授業を聞いて
同じ夢に向かってた
夢はクリエイター
胸に響くメッセージを創って届けること
と、頑張ったおカネで
ローレル買いたいって言ってた
地味で目立たないけど
人一倍頑張り屋で
誰よりも友達思いのその彼は
私にとっては縁の下の力持ち的な存在
いつも、困ったら助けてくれた
それに、彼のアイデアや発想は素晴らしかった
光って見えてたなぁ
ある日、たまたま同じ電車に乗ったら
キョロキョロしてる
何でかなぁ?
と、思ったら
感動の題材探し
ってか、何見ても感動してたみたい
そして、その感動をクリエイトし続けてた
とにかく、そんな彼だから
人知れず努力重ねて
ある制作会社に就職
ホントに夢をかなえちゃった
もちろん、会社でも頑張り屋さん
毎日ハードワークもなんのその
相変わらずの縁の下の力持ちぶりだったんだろうな
そして、彼の努力が認められ
ある有名企業のイメージ制作任されるコトに
さらに嬉しい多忙な毎日に…
そんなある日、彼から電話
久しぶりに会いたいね
みんな学園祭来るかなぁ
私たちの学校は毎年
学園祭の日にOB会がある
じゃ、いっしょに行ってみようか
話は決まり
仕事の休みも無理やりゲット
あとは、待ち合わせの場所を決めなくちゃ
約束の日の3日前に電話した
スゴく楽しみだと何回も言うから
お互いサプライズの約束なんかして
電話を切った
もちろん、場所と時間もばっちり決めた
次の日、また電話
別の友達からだった
あさってのコトでしょ?
楽しみだね
と、はしゃいでた私に
明日、来れない?!
明日、来て!
どうして?
○○君、亡くなった
明日、お通夜だから…
騙すつもりダナぁ?
サプライズの約束したからなぁw
なかなか信じない私に
電話の主が泣き出した
昨日、電話したばかりだよ
声も耳に残ってるよ
信じられないまま列車の予約変更した
動かない彼がいた
喋らない彼がいた
笑わない彼がいた
その夜は友達の家に泊まったらしいけど、はっきり覚えていない
翌日、いっしょに行くはずだった学園祭に朝から向かって目録だけもらって来た
お昼からのお葬式に持って行って
彼の弟さんに渡そうとしたときに
ホントのサプライズを知った
彼の手掛けた作品が
権威のある賞を受賞したという
クルマでいえば
カーオブザイヤーのグランプリみたいなの…
後はショックでもう思い出せない
いや、やはり覚えていない
次の日、帰る前に渡したいモノがあると言われて彼の実家におじゃました
そこで一本のビデオをみせてくれた
受賞作品はじめ、彼の作品集だった
お葬式のときに
会社の人が持ってきて下さったと…
見終わって巻き戻したビデオテープを私に持たせてくれながら
貴女に持っていて貰いたい
と、彼の両親
いつも、楽しそうに私たちとの思いで話をしてたよ
学園祭に私が来るのがとても嬉しいと言ってたからって
私が受け取るのを確認して
亡くなった当時の話を聞いて欲しいと…
その日も相変わらず多忙で客先で遅くなり
急いで帰社するために同僚を乗せて社用車を運転中に単独事故
高速道路の本線と出口のランプウェイとの境の分離帯に突っ込んでしまったらしい
でも、原因がわからない
過労ゆえの居眠りとか
脇見とか
いろいろ考えてもわからなかったらしい
同乗してた人は幸いとても軽症だった
その人も不思議がってたって
で、
もしかしたら
道路に何か落ちてたのかな?
とか
オイルか何か漏れてたのを踏んじゃってスリップしかけたのかな?
とかって話も出たみたい
でも、
結局、原因はわからないので
単独事故で処理された
ご家族はとても残念で仕方ないと…
後はもう言葉はなかった…
と、ここまでが彼のお話
で、
なんで、スゴくスゴく反省してたのかって…
それは、私の前のブログのとおりです…
自分の不注意が
意図してなくても
二次災害招く可能性があるということをやはり再認識しようと…
夢も未来もある大切な命を乗せてるクルマ
大好きなクルマ
大切な相棒だからこそ、凶器に変えてはいけない
それが今回、あらためて思ったこと
それを良識あるみんともの方にどうしても伝えたくて…
今まで、胸の引き出しにしまってたけど
やっぱり、引き出しを開けるコトにしました
今年も
もうすぐ
彼の命日です…
ここまでながながと読んで下さった方、ありがとうございました

Posted at 2012/10/05 02:42:27 | |
トラックバック(0) | モブログ