秋の夕暮れ、悲しく、寂しい。

郷愁感、秋の空はどこか物悲しい。

これからの寒く厳しい冬を迎えるにあたり、そのこころの準備の為のメッセージとも受け取れる「秋の空」、寂しく切なく、しっとり感にさせてくれる。

山々に連なる紅葉の秋景色、それは美しい！と言う言葉に異論は無いが、しかし、夕方の日が沈む夕日、その光景、感傷的で「嫌」なのです。

何分、悲しいと言う言葉が大嫌いで、私の辞書には「悲しい」と言う言葉は排除です。
何時も思うのは女子レスリングで２人で笑い合い励まし続ける「浜口親子」にはいつも敬服です。あの親父「笑いに対しての哲学」をお持ちで、その信念、頭が下がる思いです。

その笑う親父の姿を見ただけでは「馬鹿」みたいだが、しかし、その笑いに含む多くの効用を説き、自ら実践している。

私も昔から朝起きるなり「今日の笑いの表情は」と、鏡でその表情の動きをさせ、表情筋のチエックを行っている。どんなに苦しくても「ニコッ」です。

この笑いが沈んでしまうのが感傷的な「秋の夕暮れ」です。しかし、この感傷的な情景、この情景が画家、作家などのアーティストに歴史的遺産といわれる大作を生み出しているのも事実で、彼らの感性には刺激的で最高のモチーフに写るのかもしれない。

晩秋の十和田湖湖畔ホテルで。