学校時代はともかく、人間60歳を過ぎ、これまで自分が積み上げてきたもの、あるいはこなかった事の成果が、あるいはツケが表面化してくる時期です。まじめにコツコツのアリさんと、楽しく派手ななキリギリスさんでは、だいぶ開きがでてくる頃。
人間、僻みもうらやみも出てきがちなこの人生、そしてその年代・・・・
知り合いからこの様な沙汰を頂き、「おっしゃる通り」と私も同感と思うこの頃です。
60歳過ぎの人生その先が見渡せ、更にやる気が出て何事も積極的に行動を取ろうとする方、もう人生諦めの境地で何もせず、何もしない事が省エネでエコと妙な屁理屈を吐く方、労働力として一番パワーのある時に企業戦士として多くのエネルギーを使い果たし、会社を退いた後、もぬけの殻となり果ては病に伏して居る方、と様々ですが、しかし、60歳過ぎとなると多くは素直になれないのが哀れな心、どんなに自分にとって有益な事であっても、何だかんだと言い、難癖をつけてはポジティブな思想に結ぶ付けようとは、素直に受け入れてそのケースを自分のモノとして取り入れようしないのがこの年代である。
全ての方がその通りとは決して言えないが傾向としては概ね、正しいと思うのである。、
私も還暦6年生、似たようなものではあるが、しかし、大きく違う所は61歳で熟年離婚し、63歳で再婚したがそんなゆうちょな事は言ってられないのである。全てを投げ打って新しい生活に突入し、今までの生活観としての思想、概念を捨て、一つ一つの行動が「別次元」として捉えている思考に変換し「別人間」として生まれ変わったのである。
それは具体的には「専業主夫」として歩む決意をし、その専業主夫業を如何に120歳まで生きるための方策に活用するかに、生活習慣の大変換である。
これを聞いた多くの知り合い、友人、仲間は「とうとうヒモになったか」とか「髪結いの亭主」とか、どこか愉快そうに揶揄するのであるがそれは的外れで、私の目標を達成するが為の手段に過ぎないのである。
確かにかみさんとは年齢差があり、近くのスィーツの会社で小遣い稼ぎに午後1時からご出勤!生活の足しには、何の役にも立たず、である。
私が儲けは少ないが細々とした事業で、欲かかず必要以上に手に入れようとしない収入で生活している現実だが、しかし、時間があり、そんなに夢中で働こうとは思わないが為に、専業主夫も兼ねて楽しんでいる。
専業主夫、これは私の未知の世界でいちど経験すると嵌り癖になる。
規則正しい生活、決められた時間に洗濯機を回す、御光が顔を覗かせる前後の洗濯物干し、それが終わると家の中でのハタキ掛け、掃除機での清掃、そして軽い雑巾がけ、と次から次へと大忙しです。
掃除も家が美しく保てる、この効用、毎日毎日がその効用の達成感で嬉しい限り、我が家にはチリ一つ無し。
買い物も新聞折込の広告は大変な情報源、そのチラシを見ては価格情報の点検である。いくら安い!からと言っても車でガソリン代を消費し、家から離れたスーパーは論外で、家の周辺のスーパーに限定してのチエックです。
モノを粗末にせず大切に!が口癖のように言われて育った「もったいない世代」。新しい生活に変換する前はそんなチラシ見向きもしなかったが、この変貌振り。そのもったいない精神の先祖帰りとはこの事。
しかし、家の整理整頓の際はその「もったいない精神」大いに邪魔になり、基本的に3年も使用しないモノは破棄、が原則で、特に身につける衣類などはドンドンと捨て常に整理整頓があって爽快感が味わえる家となると思っている。
思いっきりの良さは生まれつきで、不要と思ったらすぐ破棄である。
かみさんと大きく異なるのは、私は直ぐ破棄、ところがかみさんは何でも収集、これでいつも大喧嘩。
あれ何処に?と私、捨てたよ!と喧嘩のスタートと、最近はかみさんの部屋には一切、触れず、捨てて困るのは自分の部屋に入れて置くようにと「警告」を発し、それ以来、捨てたウンヌンで喧嘩の機会が減少したのだが、いつも不思議に思うのは、私はもったいない世代で、何でも捨てず確保しそうだが、整理整頓となると思考は別回路が働き、かみさん≪消費は美徳世代≫で、これも整理整頓時は別回路で、いつも「何で?」と笑っちゃうのである。
料理もしかり、料理は知性!とそして料理している最中は頭の中が色々と張り巡らし、頭の体操に脳の活性化にこれも有効と楽しい限りである。
60歳過ぎると妬み、恨みにと人の行動が、有益な言葉等を素直に受け入れず、時には屈折した思考になりがちだが、楽しく良いことはドンドン取り入れて、120歳まで「健康元気で活きそして生きる」には、少年の心にタイムアウトである。
同じ人生、暗~く生きるより、時に過去の概念を遮断し、思想の≪無≫から、新しい思想スタートもそして行動も、楽しく活きる人生に有益と、人生を楽しもう。
Posted at 2011/06/22 10:10:05 | |
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