
11月4日、桐生のクラシックフェスタの前夜祭参加で家を2時ごろ出発しました。元来なら会場まで2時間で到着してしまい、前夜祭に出るほどでも無い距離、しかし、前夜祭パーティーは私の人生訓
「人生とは人と人との出逢いの旅路、一期一会を大切に」を教訓として、欠かせぬ生き様の一環、見知らぬ人との交流で人との営みのチャンスとばかりに、前日の前夜祭パーティーには積極的に参加なのです。
家を出てから桐生のホテル到着10分ごろ前に、リヤエンジンから嫌な異音が、となりのかみさんは何も音は聞こえないと、しかし、私にはエンジンの振動もエンジン音と同時にかすかに響く別の音が聞き取れる。
マァっいいか、と思いつつ車を走らせているとその音はゴツゴツゴロゴロと不定期に聞こえ出して来ました。その音が聞こえ出したのはホテルの手前100メートル、このままホテル駐車場まで走ってしまえと・・・・。
この時、私には後輪の軸受けベアリングが完全にイカレた!と、もうその事だけが脳にインプットしてしまい、キャリアカーの準備と、しかし、そんな憂鬱な思考よりも「前夜祭を楽しむ」考えに集中し、翌日まで車の事は考えないようしてそのパーティーは楽しみました。
憂鬱な車の事など一切、考えなかったので満足の前夜祭で、関係各者そして運営委員会の方々に感謝して、明日の天気は如何かなと思いつつ床に就きました。
しかし、夜中の3時ごろ、車の事が気になりだして何処がイカレタのだろうとそればかり考えてしまい、とうとう夜が明けてしまいました。
今日のイベント本番はラリー走行参加で、まづはそのラリー走行から「展示」に変えてもらう為に事務局に電話し、それから車の状態を見てから知り合いの車屋さんにキャリアカーをお願いせねばと、とりあえず車をホテル駐車場で試してみようと走らせました。
なななんんと、音がしない!
エンジンを良~く暖気しての走行であったが、昨日の音は何であろうか?今は異音なし、と、しかしホテルからイベント会場の群馬大学工学部まで20分ほどの道のり、途中、走れなくなると困るので事務局に展示変更に連絡し、車屋さんにも何とか走行出来るので、行ける所まで行ってみると連絡し、ホテルを後に会場に向いました。
予定の時刻よりも少し遅れて会場入りしましたが、式次第の時刻よりも遅れたわけでなく「ホッ」として、事務局の指示に従い、決められた場所に我が車「シムカ1200Sクーペ」は収まりました。
会場は11頃になると多くのギャラリーが詰めかけ糸魚川のイベントに負けず劣らぬギャラリーの多さ、天候は時々の雨にも関わらず、ゾクゾクと人が詰めかけました。今年で6回目を迎え、この盛況振りには驚かされました。
シムカPRの「どうぞご自由にお持ち下さい」と言うビラを200枚を作り、シムカ1200Sクーペの詳細を記した印刷物を用意したのですが、それはまたたくい間に終了となったのでした。
運営事務局のイベント開催に対しての努力に敬意を表すると同時に、参加する者として少しでも協力が出来ればと言う思いで作成したA4サイズのビラ、訪れた方々が持ち帰った事はうれしい限りで作成した意味があったと胸を撫で下ろした瞬間でした。
午後2時半頃から雨の降る量が多くなり、予定の3時よりも少しだけ早くフィナーレとなり桐生を後にしました。
私はこれからの家までの2時間、異音との戦いで、果たして如何かと思いつつ車を労わりながらの走行、家の近くなると昨日同様の異音、丁寧に丁寧に走らせ、走行不能に陥ることも無く、無事、我が家に帰還でした。
車は明日、良く見ようとそのまま車庫に入れてしまい、そして翌日、チエックです。
前夜祭の日は完全に「軸受けがイカレテる」と先入観に囚われそれ以外に考えも見るところもせず、その考えだけが最優先でキャリアカーの準備まで考えたのが「馬鹿」みたいと、異音の出所、それは、ファンベルトの単なる「緩み」でした。
車屋さんには翌日のお詫びをと、すぐ電話し、異音の原因を報告して「車は大丈夫」と、軸受けのベアリング交換では作業が大変な事ですが、大事に至らぬトラブル、ホッとした瞬間でもありました。
人は思い込み、先入観、それはマインドコントロールの如く、それが解けるまで時間がかかり、他が見えなくなるこの事例、反省と良き教訓と、つくづく思うのでした。
Posted at 2011/11/08 08:18:35 | |
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