
電車の中で、殴り合いの喧嘩?
16日、中学の同窓生数人と浅草雷門で待ち合わせに行く途中の電車内での出来事、電車は東京と埼玉の境目付近に差し掛かり、次の停車駅案内アナウンスが終了すると同時にその電車出口、大人二人の争うような怒号が聞こえた。
私はその出口近く座っていたがウトウトとし何が起きたかは目視しておらず、その怒号でそのウトウトさは吹っ飛んでしまった。
「何事が起きたのだろう?」とその怒号先に目をやると、50歳前後の男二人が組み合い揉み合い「俺は駅で下りる、馬鹿野郎、離せ!」ともう一人は「俺にぶつかりその態度は何だ、謝れ!」と言いながら掴み合っている。
今、まさにどちらか一方が手を出そうと、殴り合い寸前状態、その時、間一髪、無言で2人の中に入り、その怒号野郎を分けた若者がいた。
そうすると、側に立っていた他の一人も「分け行った若者」に加勢し、やめなさいよ!と一言つぶやきながら、分別あるべきその馬鹿な2人を、切り離すと同時に電車のドアが開き、その降りた男はバツの悪そうな顔を見せながら電車から去って行った。
もう一人、その降りた男を睨みつけるよう目で追い、しかし電車は何事もなかったように静かに動き出した。時間にして僅かな瞬間であるが、現代社会の象徴、ギスギスした人と人との営みを見たような気がした。
このようなささいな事が、どんでもない殺人事件、傷害事件に発展する因子を垣間見る通勤電車内の出来事であったが、しかし、そんな事を予測し、大事に至らないよう沈着冷静に判断、そして解決の糸口に導いた「勇気ある若者二人」に敬意を表すと同時に、50歳前後の親父共2人、よ~く「ハンセイ」ね!と・・・・・。
大事に至らず喧嘩を未然に防いだ勇気ある若者2人、どう見ても20歳台後半、この2人を見て、日本の将来、決して捨てたものでは無いな、と確信した次第でした。
朝10時頃、電車の乗車率は90%くらい、混雑さも少し和らいだ時間帯の事でした。52年ぶりに会う者もいる中学同窓生、その変身ぶりに期待し浅草寺に向かう。
Posted at 2013/04/18 04:53:11 | |
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