お世話なっている某ショップの店員A君から依頼を受けた。
「トミカのリペイントお願い出来ませんか?」
A君・・・やったことないよ・・・でも・・・
やりましょう!
事情は割愛するが、トミカの86(パールホワイト)を黒にリペイントすることになった。

希望色が単純な黒ではなく、クリスタルブラックシリカ(D4S)にしたいと言う。
写真も見せてもらったがどうもピンとこない。
幸い、昨日から4連休なのでまずは動こう。
ディーラーに行きカタログを入手。
サンプルのミニカーと色見本の撮影もご快諾いただいた。

基本的には209に近い色っぽいな。
わざと光を写し込むように撮影してきたが、かなり強めに光が当たると下地にシリカが透け出てくる感じかな?
ただ、1/64スケールのトミカでこれをやるとスケール的に違う色に見えかねない色。

試し吹きしないとわからないけど、普通の黒でも大丈夫かもしれない。
しょせん1/64のトミカだがやるからにはちゃんとやりたい。
フォルム的な面でどうしてもわからない部分があったので行きつけの模型店で前期型ではあるがタミヤのプラスチックキットを購入。

まずはトミカの分解。
赤丸で囲まれた部分が金属でカシメられているのでドリルで揉んで外せるようにする。
塗装後に接着すれば問題なし。

ボディは金属だが、ウイングは樹脂製なので塗装剥がしを行うとウイングは溶けてしまう。
よってここも赤丸部分を切り飛ばしてバラせるようにする。

必要なところまでバラすとこうなる。
続いて塗装剥がし。
最初は耐水ペーパーで根気よくやれば何とかなると思ったが、これがなんともならない!
子供が触って遊ぶものなので耐久性重視でかなり固い塗膜にしてあるようだ。
これは化学の力を借りるしかない。

かなり強力な塗装剥離剤と普通の刷毛、ナイロンブラシ、真鍮ブラシを用意。
これはボディのダイカストを痛めると後が面倒なので柔らかい順番で磨いて残った塗膜を擦り落とすため。

薬剤で溶けないポリプロピレンの容器に剥離剤を満たしてボディとドアをどぶ漬け。
かなり手こずると思ったが10分もすると塗膜が一皮剥けるように浮いてきた。
ピンセットで引き上げて爪楊枝を使いモールドの塗装を擦り落とす。
ちょうど良い頃合いを見計らってブラシで擦りながら水洗い。

ここまで塗装が落ちた!
シンクにかなり熱めのお湯をためてしっかりと濯ぐ。
しっかりと乾燥させたら次の作業。
Posted at 2017/09/23 21:45:14 | |
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