
どうも。
もうそろそろうpしないといけないなと思いながら長引いてしまった。
銀ヴィヴィの所にうpされてある
大洲城&宇和島城を訪問した時に見に行きました。
(訪問は去年の九月ぐらいでしょうか?)
宇和島城訪問の後、
腹の虫が泣いたので
とりあえず
うどんを食べに
みかん県人になりましたが
うどん糖分が不足してくるとどうもイライラするので
うどんを食いながらふっと思い出した。。。
こんな所まで来たのだから
アレを見に行くしかないだろっと。
そう
タイトル通り
紫電改を!
紫電改とは何か?(マニアックな内容になりそうなので簡単に)
日本海軍が運用した戦闘機であり
局地戦闘機として太平洋戦争末期の日本本土防空戦で活躍した。
太平洋戦争中盤以降、
敗勢が続いていた日本海軍戦闘機隊に(ゼロ戦等々)
米軍の最新鋭戦闘機と互角に戦える強力な戦闘機。(2000馬力級)
特に大戦末期、第三四三航空隊は、
集中配備された「紫電改」と腕の立つエースパイロットを組み合わせ、
更に徹底的な改良が施された無線機を活用した編隊空戦法により大きな戦果を挙げたとされた。また、自動フラップ&20mm機銃4挺との強力な武装。。。
この伝説のため一般には「遅すぎた零戦の後継機」として認知されている。
第三四三航空隊とは松山基地に配備された部隊の事だ。
1979年11月、愛媛県南宇和郡愛南町の久良湾の海底で1機の紫電改が発見され、
翌1980年7月に引き揚げられた。
1945年7月24日に豊後水道上空で交戦した三四三空の未帰還機6機の内1機とみられている。
日本国内で現存する唯一の実機として愛南町にある南レク城辺公園に保存・展示されている。
これを見に行かなければと、
長旅で疲れた銀ヴィヴィに鞭を撃って行った訳だ。
初めて間近で見る
戦闘機はただただ感動するだけだった。
その大きさ、迫力、美しさ、そしてなんとも言えない哀愁が漂っていた。
日本最後の実践機、最後に優秀の美を飾った戦闘機なのだから、
しかし、平和になったこの世の中では
哀愁が漂うのも仕方がないのだろう
そして、
俺は泣きそうになった。いや泣いた!
心で泣いた!
背中で泣いた!
紫電改のことも、三四三航空隊のことも、今目の前にある戦闘機のパイロットだったかもしれない人の事も知っていたから。
館内は
真ん中に紫電改。
そしてその周りには色々な展示品がある。
引き上げ作業時の写真
当戦闘機から取り除いたパーツを展示。
20mm機銃
自動フラップ
タンク
計器等々。
そして、未帰還6機中の1機なので
未帰還だったパイロット6人の生い立ち&エピソード
寄贈された紫のマフラーである。
当時のパイロットインタビュー
引き上げまでの映像
開発者の語りなどをビデオで流している。
また、来ている人たちも
こう言っちゃ悪いけども
人間観察が面白い。
悪い意味での面白いではなく
良い意味で面白いのだ。。。
彼女連れで来る彼氏(また彼女がカワイイ~)
全く興味が無さそうな彼女で
彼氏は、一応昔の戦闘機って事を知っているのは話の内容から察せる。(詳しくは無さそうだが)
しかも、今時の子達って感じでチャラチャラ感は否めない。
面白半分で来たっと言ってもいいだろう。
展示を見て回るうちに何かを感じたのだろう。。。
あの戦争とは何か?また当時の人々の想いっとゆうものを
自分らなりの考えが、帰路に着く彼らの会話内容から見て取れる。
っと思えば、隣のおっちゃん(うちのおやぢより年上だろう)
この人は、相当のマニアな人だ。
当時の三四三航空隊のジオラマ模型で
あの機体番号は、菅野隊長のモノだ等々を一緒にいた人に説明していた。
紫電改のいろいろを話していた。
っと思えば、館内に入場してきたご老人達。。。
戦争体験者と見て分かるぐらいの歳だ。
そう思うと・・・
見事な敬礼をε=(ノ゚ー゚)
さすが元帝国軍人である。
映画とかで見る俳優がする偽敬礼とはわけが違う。
芸術だと俺は思う。
人生の大先輩方の話を聞いていると、
やはり戦争体験者のようだ。
しかも、なんのことか
紫電改の整備屋だった人と
紫電改に乗った事があるパイロットの方であった。
盗み聞きするのも悪いのだが、
こんな貴重な話が聞ける事は二度とないと盗み聞きをしてしまった(サーセン)
本に書いてある文章、展示されてある文章、インターネット上にある情報、オタクが語る内容・・・
それに勝るのは生の声だ。
感動したマヂで。
こんな貴重な話を聞けるのはもう二度と無いだろうし
聞きたくても聞けないだろう。
人生とは一期一会だ。
この貴重な話と人に合えた事に神に感謝である。
最後に、紫電改の前にある
6名のパイロットの遺影に手を合わせ
館外で敬礼をして帰路に。四時間かけて帰ったとさ。チャンチャン♪
さぁ、たった今締めくくったわけですが、
平和の世の中に鎮座する戦闘機
平和の世では存在が矛盾している戦闘機
二度と昔の勇姿を見せることなく
二度と大空に飛べなくなった戦闘機
昔の事も語る事無くただ黙ったまま
平和になった世の中で何を想うのか?
役目を終えた彼は何も話さない。
しかし、彼は語らなくとも
何かを我々に語りかけてくる。
昔、死と隣り合わせて必死に生き抜いた人生の先輩達に、
ただただ与えられた平和にすがり付き
ただ何となく毎日を生きる若者に。
何か
語りかけてくる。
やっぱり彼は、飛ばなくとも戦闘しなくとも 凄いのだ!
名機だ。60ン年たっても
これだけ人に
何かを考えさせ、想わせ、人生の勉強をさせるのだから。
長文失礼~
以上
Posted at 2009/01/16 14:48:15 | |
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