仙台で過ごした三日間

この記事は、【仙台ハイランド】６８号車でオートマックと合同練習に行ってきたについて書いています。


詳細はトラバ先のオダジーとかけん某、ユウ君やtsutomuくんのとこ参照！




いや～、今回ほど仙台に仲間が集まったのは初めてかも？

天気は前半は雨で微妙でしたが、最終日はすっきり晴れて。

ほんと、いろんな人と遊んで飲んで楽しかったよ。


けど、自分はこのミッションが終わるまではほんとに精神的にいっぱいいっぱいでした。

今回の最大のミッションは、オートマック89号車の適合作業。

このために、ここんとこずっと無理してなんとか適合できる準備を進めてきた。
直前に不具合が発覚して、おだじーと必死に対策して。それでも実際に89号車を動かしてみないとなんとも不安でたまらなかった。

最後のハイランドKカー耐久で89号車に優勝してもらいたい！

自分にそう言い聞かせてなんとか老体に鞭打って。

さらに、68号車耐久号の慣らし＆適合作業も残ってる・・・


ほんと、三日も有ったけどけっこうぎりぎりだった・・・





ほんと余裕なかったので写真もあんまし撮れてないです。

土曜はまずはマイペースラップで68号車の慣らしと適合作業。
今回は3時間無給油を狙って仕様変更してきてます。
雨の中、なんとか慣らし＆適合作業も完了。

で、89号車はというと、おだじーに準備お願いしてたんだけど、予定外の事が起きていて苦戦している模様。
なんとかクリアにしないとこりゃ適合作業どころではないぞ・・・(~_~;)

なんとかECUはセット出来たが、AF計からの信号線を取り出すカプラーピンが無い・・・万事休す！

ってことで、ロガーを今回は使えない事が決定・・・

で、有る程度キャリブレーションして軽くパドックを走ろうとしたら、また問題発生・・・

これも全く想定外のイレギュラー・・・

けど、そんな事でめげててもしょうがないので、初めて触る慣れないマシンに遠慮しないで対策していく。

ハイランドの営業終了時間までにはなんとか走らせる目処がついた。

適合は日曜に持ち越し。

日曜は4Aで適合作業開始。
89号車はとんでもないカムが組まれていて、適合も一筋縄ではいかない感じ・・・

マイペースと違って、悠長に適合してられないのでスピード勝負。
しかもロガーが使えない。　走らせて計器を見ながら負荷をかけて自分の記憶を頼りにピットで電卓叩いてマップに反映していく作業の繰り返し。
救われたのは、天気のせいか比較的走行車両が少なかった。

9000付近の適合時には今度はタコメーターの針ブレも発生。ノイズ拾ってるみたい。
このシビアな領域で適合の指標の回転数が特定できないのは厳しい・・・

しかしなんとかレブの10000rpmまで不具合なく吹けるようになってきた。
しかもかなり速い！　音がバイクのように甲高くて乗っている自分も音に酔ってしまいます。

で、おだじーに完熟走行してもらっていた68号車のタイヤテスト開始。
ちょっと新しいタイヤを試してみましたわ。


そして月曜日。再びマイペースラップ。

89号車の適合仕上なんだけど、ここで補正関係がおかしいのに気がついた。
月曜は暑くなったんで顕著に出てきてくれた。有る意味レースまでにわかったので助かった気分でした。

89号車はサーモレスで、電動ファンも常に回っている状態で水温変動が非常に激しい。
それに気がつかなかった自分も反省しないとなんだけど。

で、適合にしても水温ある程度上げたいので有る程度ペースアップしてラップ開始。
ここで初めて89号車のポテンシャルの凄さを味わいましたわ。

これはヤバいでしょ！

20年もの間、仙台で戦ってきたノウハウの集大成とはこういうことか・・・
ペースを有る程度上げていくとマシンはどんどん素直になって乗りやすく快適。不安な要素が見当たらない。
さらにペース上げてもほとんどニュートラルな操縦性。スライドコントロールも手首だけで収まるし。

ほんと、車載撮っておけばよかったわ。
軽く走らせても簡単に2分22秒フラットくらいで周回出来ちゃう。

まあハイランド15秒記録してるマシンなんで、22秒くらいでは何事も起こらないのは当たり前なのかもですがｗ

いくつか準備出来なくて課題もレース前日に残ってしまったけど、無事に適合作業のミッションは完了しましたわ。

今回も思ったけど・・・

逆境を乗り越えて得られた経験と知識は一生の財産

マッドやARTでいろんなレースしてきたけど、苦難や逆境ばかりだった。
けど、そのおかげで多くのスキルが身に付いたんだって自分は思ってます。

そういう意味でも自分はものすごく充実した三日間だったなぁってつくづく思います。