ジェミちゃんバラバラ大会その2.二日前のお話（ちと感傷的）

おはようございます！




写真はG180w改エンジン









と、いうことで２日前の日曜日です

6：30朝



まずは机上の理論で思いついた







こいつの登場です



はい、全く歯が立ちません（笑

厳密にいうと、すこーしは役立ちそうなんですけど、握力が80ｋｇくらい必要な感じ（笑

なので、これ以上やると鋏としての人生を終えてしまいそうなので、退場願いまして・・・









やっぱこれだよね（笑



ベビーサンダーを何とか探し出して瞬殺！
自分的に１時間位時間短縮しました（笑







切り口もまあまあ



長さ的にもまだ余裕あるので再利用する予定。



で、一旦ジェミちゃん前に出して、奥から本日のメインディッシュ登場です








じゃじゃーん



正月にお借りしたクレーンとスタンド登場。


こいつ、覚悟しな！！


ひぃ～！！








じりじりとガレージ内へ追い込まれるジェミちゃん（笑



ここで吊るための天秤がないことに気が付き、ジョイホンへ行きチェーン、フック、ジョイントを店員と話しながら購入し組み立てます。店員さんが知恵を絞ってくれたので、１５００円くらいで作れちゃいました。感謝。




で、クレーンが入るように前を上げてウマを掛け、一旦フルにクレーンを上げてみて、これではチェーンが長すぎて上がりきらないと判断、チェーンを２つにして長さ半分にして








釣り開始！



ジェミちゃんあるある（お役立ち情報

エンジン手前側の純正フックは、そのままだとフックがヘッドカバーに当たっちゃいます。
過去にそれでカバー割っちゃった人もいます。なので、フックの裏にナット１つ分の隙間を作る
つまりはナットを実際に入れておいて下さい。これでヘッドカバーにフックは当たりません。








この急角度でもヘッドカバーに当たっていません



で、お決まりのミッションのバッフルプレートのボルト外し忘れを経由し（笑









分離！










お客さん、抜けましたよぉ～
麻酔効いてるから痛くないっす！



の図（笑









ボディーに当たらないように慎重に・・・










はい、エンジン一本釣り完了！



ヘッドはこの２０年で１０回は分離していますが、腰下降ろすのは２０世紀以来です（笑
つまり、ワークス玉川ってショップのオヤジの腕が本当に素晴らしかった証明を



自分がしました・・・




２００４年だったかな？お店が潰れちゃったのは・・・

自分が前の会社に入る前に組んでもらったエンジンですから、１９９５年以前に組んだ腰下ってことになります。



前の会社の５年が忙し過ぎて、ヘッドは弄りましたが車自体はほぼ放置の数年。
で、２０００年にボディーをオールペン＆サビ養生。

２００５年位まで過激に走って弄って。青空放置期間でボディーが腐り始め

２００７年頃、モリテクさんに預け、大幅なボディー養生。

２００９年から２０１２年まで室ピー宅に置かせて頂き・・・

２０１２年から２０１７年冬まで過激に弄り倒し

１年ガレージに実質置きっぱなし。





本当に、どれだけ皆さんに助けられて生き永らえた個体なんでしょう・・・

勿論皆さんに感謝しています。

でも正直言うと



一番感謝しているのは玉川オヤジ

今回本当にビックリしているのは







写真はこれだけなんですけど



少なくてもメタルは全て生きていたのです。
２３年前に組んだエンジンの腰下の親子メタルが未だに全て生きている！

どれだけの腕なの？オヤジ！！

腰下明けないと解明は出来ないんで、バラスのは正解なんですけど。


増してや、メタルのクリアランスが限界超えている可能性は大いに考えられるので
測定は絶対やらないといけない状況ではあるんですけど・・・・


それにしても、自分のわがまま運転、つまり過酷なエンジン使用状況で、ボアアップして圧縮比上げてメタルにかかる力は勿論上がっちゃっているのに・・・


２３年・・・・


オヤジ、ヤバいっしょ！！






車って



エンジンとの対話が出来るかどうかだよね

ってモリテクがその昔放った名言があるんですけど

本当にそう思ってます。


それが出来たのも、感じ取れたのもエンジンの素性の高さがなければ・・・




いすゞのエンジンって異常に肉が付いていて、それが重量増になってはいるんですけど、トラック屋の精神というか、「絶対壊さない」という意地なのか？

自動車鋳物（昔の記憶なんで今何という名前か知りませんが）

といういすゞエンジンメインの鋳物屋のとんでもない鋳造技術の高さなのか？



でも、自分的には







タマガワオヤジ・・・・



の組んだ腰下の絶対的安心感の正に「上」で遊ばせてもらった２３年間なわけです。



まぁしょせん機械ですから、いずれ使用限界が来るわけでして、いつか明けないといけない。
それが今回なわけで。



そして困ったことに

去年から続く異音の原因はこれでまた特定出来なくなっちゃんですけどね（泣笑

自分に今できる事はしっかりしておきます。







外したボルトや部品はとりあえず丁寧に分けてしまいましたので



まずは測定、そしてピストン外し





にしてもオヤジ、あんたは本当に偉い！！
おら、感動してますぜ！



つづく