
デリカの純正ナビで音響調整を行いました。
これまでイコライザーはネットで評判なものをそのまま、タイムアライメントは手付かず、という使い方でした。
せっかく音響調整の充実したナビで、スピーカーも交換済み、ドアのデッドニングも実施済みなので、次のステップに行く前に0コストでできる音響調整を真面目に実施してみることにしました。
現時点のシステム環境は以下の通りです。
ナビ : ALPINE BIG X EX9Z D5(純正ナビ)
Fスピーカー : KENWOOD KFC-XS1700
Rスピーカー : carrozzeria TS-J1710A
その他 : 前後ドア デッドニング施工済
まずはトップ画のMedia XpanderをONにしておきます。詳細はよく分かりませんが、昔のCDコンポのラウドネスみたいなものと理解しています。でも、これがまず効果大です。アンプ増設するまでは大活躍してくれるはずです。
【10/23追記 MXはレベル3まで行くと中高音域が潰れてしまう傾向がありました。やっぱりMXなしか使ってもレベル1、というのに落ち着いています。】
調整に入ります。まずはタイムアライメント(BIG Xで言うTime Correction)です。運転者の耳と各スピーカーとの間の距離をそれぞれ入力する事で、運転者目線(耳線?)でのスピーカー音響の時差を補正する機能です。
一般的なメジャー(巻尺)で耳と各スピーカーの距離を測っていきます。フロントスピーカーはセパレート式であるため、ツイーターとウーファーのどちらかを選択する必要があります。人によって色々考え方があるかと思いますが、私の耳には高音がよりシビアに入ってくる感覚があるので、ツイーターを選択しました。(=私の耳とそれぞれのツイーターとの間の距離を測りフロントの値としました)
リアスピーカーはコアキシャル式なので、単純に私の耳とウーファーの間の距離を測ります。ただし、リアはシートが邪魔して上手く測れないので、多少アバウトな計測になります。
また、フロントも同じですが、内張とスピーカーコーンの間の距離は不明なので、正確に考えるとそこもアバウトです。
測定した数値を入力後、±1〜2目盛ほど感覚で調整した結果が以下の写真になります。当たり前ですが、音にまとまりが出てきました。ちゃんと体感できます。もうちょっと色々試行錯誤して調整追い込んで行きたいと思いますので、写真の設定値はご参考まで、、、。
続いてイコライザー(BIG Xで言うParametric EQ)の調整を行います。フラットをベースに、それぞれの周波数を個別に上げてみて、気持ち悪さを感じた周波数をフラットを基準に1〜2目盛ほど下げる(同様に気持ちのいいところを1〜2目盛ほど上げる)。というような調整で好みの感じを探ってみたものの、、、。
結局はネットの評判をコピーした設定が今のところ最もダイナミックでクリアに感じられました。なので、このままで行きます。(詳細はネットですぐ出てくると思います)
続いてハイパスフィルター(BIG Xで言うX-OVER)を調整します。ドアスピーカー(ウーファー)はサブウーファーほどの低域能力がないです。なので、もう最初から低域の周波数の音をカットしておいちゃおう、という機能です。これによりドアスピーカーは自分の再生周波数帯に集中できると思うので、鳴りっぷりが改善されるだろう、というのが狙いです。
再生周波数帯は、フロントのKENWOOD KFC-XS1700が25〜96000Hz、リアのcarrozzeria TS-J1710Aが33〜34000Hzです。
フロント25Hz以下、リア33Hz以下をパスするイメージで調整した結果が以下になります。フロント31.5Hz、リア40Hzから24db/octのスロープで落としました。それぞれの下限でいきなりカットするよりも、やや上の周波数からスロープを持たせてカットするほうが好みに感じられたためです。(サブウーファーがあれば80〜100Hzくらいでサブウーファーのローパスフィルターとドアスピーカーのハイパスフィルターをクロスさせるのが一般的のようですが、ないので一旦このように設定。)
最後にスピーカーの音量調整(BIG Xで言うFAD./BAL.)を行いました。まずは前後の調整をしていきます。
まずは左側です。助手席側に顔を向けて座って、前後の音量バランスを確認します。運転者視線では一般的には フロント : リア = 7 : 3 がセオリーだそうです。フロント側へ5目盛ずらし、一旦そうしました。右側も同様に行おうとしましたが、左右独立調整はできないようでした。
【10/23追記 前後調整をF5からF1に変更しました。タイムコントロールも調整できているので、フロント集中というよりも前後スピーカーの音響に包まれている感覚の方が心地よく感じたためです。】
次に左右の調整を行います。運転席で正面を向いて座り、ダッシュボードセンターから音が鳴っているように感じられるよう、左右のバランスを調整します。運転席側(右側)がやや強く感じられたため、左側へ2目盛ずらしました。調整結果は以下になります。
音質調整を真面目に行ってみて、かなり音響は改善されたと思います。BIG Xっていいナビだなと改めて思いました。(ディーラーオプションでリアモニターと合わせて驚愕の価格でしたが、総額で同じくらい値引きしてくれましたし、やっぱりこの選択でよかったと思いました。)
最近、アンプやサブウーファー増設への熱が高まってきていたのですが、これにてそれらも一旦は落ち着きました。
、、、となるはずでしたが、どうしたものか、やっぱり熱は冷めないですね。汗
確かに音響は素晴らしいのですが、レガシィ(純正マッキントッシュ)の記憶と比べると、音に包まれている感がやっぱり今一つです。レガシィでは目を瞑るとコンサートホール気分だったのですが、現状は目を瞑ってもいい音のする車内です。サブウーファー有無の差なのか、スピーカー個数の差なのか、アンプ能力の差なのか、はたまた車内環境の差なのか、、、。レガシィはもう5年も前なので、記憶が美化されているのかも知れませんが、、、。(レガシィと過ごしたのはまだ若く多感な時期?でしたので笑)
なんかまだレガシィに追い付かないんだよなぁ、、、とモヤモヤした気持ちを抱えつつ、イオン◯ールへのお使いのついでにイエ◯ーハットに立ち寄りました。
私の大好きな展示処分品コーナーで、カロッツェリアのパワードサブウーファーであるTS-WH1000Aが47500円→32500円となっていて足を引き留められました。ノーマークだった商品ですが、HVT(Horizontal-Vertical Transforming)方式というパイオニアの技術の粋を集めた機能を持つ製品で、薄型にも関わらず音質がいいようです。
小一時間悩みましたが、デリカでスペースには悩まないためコストをかけた薄型は必要はないのと、衝動買いするには高額だったため、購入は見送りました。
他には、デリカのフロントスピーカーに採用しているKFC-XS1700の後継機であるXS1703が24600円(XS1603は24000円)となっていました。私はXS1700を同じ場所で同じ展示処分品として9800円で購入できたので、いやほんとお得だったなぁと改めて感じた次第です。
色々とオーディオ熱が高まってはいますが、結局は今はデリカに乗るときはいつも息子も一緒で(通勤で保育園送迎している)、アンパンマンやドラえもんのDVDしか再生できない環境です。それも鑑みると、現段階では十二分に満足できる音響環境はできたのかなと、一旦は現状に納得する事にしたいと思います。
デリカとの付き合いはこれからも末長い予定なので、バージョンアップは気長に検討していきたいと思います。(お得で安価な展示処分品に出会ったら衝動買いしてしまうかも知れませんが、、、汗)
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2020/10/18 00:22:13