
先週月曜、急遽深夜の仕事の予定が入ってしまったため、定時後、上司から許可をもらって夕食のため一旦職場から外出しました。
その際に、スピーカーでも見ようかなとふらっと立ち寄ったイエローハットで、「展示処分品」というお買得な世界を知ってしまいました。
●アルパイン STE-G170S(定価16500円)
●ケンウッド KFC-XS1700(定価40700円)
●カロッツェリア TS-J1710A(定価23100円)
どれもひと昔前のモデルです。(以下、メーカー名で呼びます)
私は音楽は昔から好きなのですが、オーディオ関係には詳しくなく。あくまで想像なのですが、
・スピーカー業界にここ数年での大きな技術革新はないと思われる。
・なので、数年前の上位機は現在でも性能的には決して色あせていないと想像。
・取り付け後は外から見えないので展示処分品で問題なし。
・同価格帯の最新機種より展示処分品の方がコスパも満足度も高そう。
などなど考え、月曜から金曜まで悩みに悩み、結果、全て購入しちゃいました。笑
結婚してから物欲がほんと無くなってしまって、寄り道せず会社と社宅を往復する毎日だったのですが、久しぶりにイエローハットに寄り道して心地よい物欲を感じる1週間でした。
見ての通りメーカーはバラバラですが、むしろ、国内主要3メーカーの製品それぞれに触れられるのは有意義だと考えました。上からケンウッド、カロッツェリア、アルパインです。
もう現行品ではないので、ご参考にはならないかもしれませんが、以下、スピーカーの紹介になります。
まずはおもて面です。左からケンウッド、カロッツェリア、アルパインです。
同じく、うら面です。
同じく、横から見た図です。
●ケンウッド KFC-XS1700
ガラス繊維を平織りしたグラスファイバー製のコーンが黄色い光沢を放っていて、とても美しいです。造りも高価格帯を感じさせるもので、曲面を使った造形のアルミダイキャスト製フレームを切削加工で仕上げるなど凝っています。
ツイーターがデリカに無加工でフィットするのも決めてでした。デリカのフロントに適用しようと思います。
●カロッツェリア TS-J1710A
帝人のテクノーラという繊維などを平織りしたIMXファイバーコーンが黒光りしていて、カッコいいです。フレームはこちらもアルミダイキャスト製で、高級感があります。
デリカのスライドドアは、ツイーター加工を考えなくていいコアキシャルにしようと考えていたので、このスピーカーを適用しようと思います。
●アルパイン STE-G170S
マイカが配合されたPPマイカインジェクションコーンでかなり光沢をもっています。フレームは恐らくアルミダイキャストですが、見た目の仕上げは上記の高価格帯の機種に劣ります。
このスピーカーは通勤に使用しているモコに適用しようと思います。(モコにはちょっと贅沢ですが)
まずは、デリカの練習という思いも込めて、モコのスピーカー交換から始めることにしました。早速、息子と妻がお昼寝したのを見計らって、作業に取り掛かります。
まずは運転席側から始め、内張を剥がしましたが、、、。サービスホールがすごく大きいです。工場での作業性や燃費改善(軽量化)にはいいのでしょうが、音響に悪いのは素人目にも明らかでした。今回は時間もないのでスルーしますが、そこそこのスピーカーに交換するので、デッドニングは必須だと思われました。
純正スピーカーを外します。簡単に外れますが、固定は弱々しく、ケーブルも想像以上に心細い感じです。もし高価格帯のスピーカーを入れるなら、ケーブルも変えた方がいいのかなと想像します。
左が今回導入するアルパイン、右が取り外した純正スピーカーです。純正スピーカーはペラペラのプラスチック製のフレーム兼バッフルと一体化していました。素材は紙です。指で穴が空きそうです。
うら面です。カー雑誌や諸先輩方の整備手帳で知ってはいましたが、現物を見て改めて純正スピーカーの造りの弱さを実感しました。マグネットの大きさが全然違います。ふざけた表現で恐縮ですが、私とラグビー南アフリカ代表くらいの体格差があります。紙のような軽さで、とても音質に期待はできません。
スピーカー付属のバッフルを取り付けようとしたところで問題発生。モコに合うバッフルがありません。その場しのぎの策として、ホンダ用バッフルをボルト2本どめで流用しました。(でも、さすがにこのままでは、せっかくのスピーカーの能力を潰してしまっているので、別途バッフルを手配する事にしました。)
また、配線についてもモコに合うカプラーのものはありませんでした。なので、写真右の汎用ケーブルで結線しました。プラスとマイナスで端子のサイズが変えられており、ミスなく楽に作業することができました。
スピーカー、ネットワーク、ツイーターを結線できたら、スピーカーを固定して、ネットワークを固定して、内張を戻して、ツイーターを固定します。これで一旦、運転席側は完了です。ここで時間切れとなりました。(息子と妻が起きる時間になった)
ウーファーは黒色なので、目立ちません。
ツイーターはこのようにポン付けで設置。目に見える変化で、少しテンション上がります。笑
その後、後片付けをして、起きた息子と遊んで、買い物に行って、お風呂に入れて、寝かしつけが完了したところで、残りの作業を再開しました。もう完全に夜なので、駐輪場の明かりを頼りに作業して、助手席側の交換も完了しました。
今回、初めてのスピーカー交換で、作業には計2時間かかりました。色々と慎重に作業を進めて時間がかかりましたが、今回である程度慣れることができたと思います。
肝心な音の変化ですが、現時点で、小さなラジカセからそこそこのMDミニコンポに変わったくらいのインパクトです。低音が割れずにしっかりと出ること、ツイーターで高音が綺麗に聴こえることに感動しました。
とはいえ、現状はバッフルもデッドニングも不本意な状態です。スピーカー自体の印象は非常にいいので、これからはモコのバッフル交換、デッドニングを進めていき、できるだけスピーカーの能力を引き出していってやりたいと思います。
そして、そのノウハウを持ってデリカのスピーカー交換とデッドニングに取り掛かっていきたいと思います!
これからの楽しみが増えました^ ^