
今週末は名古屋にある妻の友人宅にお邪魔してきました。妻と息子はそのまま1週間のお泊りとなりますが、私は仕事、タイヤ交換、通販段ボール(大量)の廃棄、灯油購入、車いじり(←実はこれが本命)などすべき事が色々とあるため、一足先に土曜夜に帰宅しました。
千葉→名古屋間の移動では、往路は息子の大好きな恐竜のDVDをずっと流していましたが、復路は1人だったので自分の好きな音楽を楽しむことにしました。(これまでデリカで音楽を聴くことは意外となくて、息子のためにもっぱらアニメや恐竜のDVDばかり再生してきました。)
名古屋→千葉間の長時間の1人運転の間ずっと、レガシィ時代によく聴いていた音楽を大音量で楽しんでいたのですが、、、。
あ、やっぱり純正スピーカーだな。と再確認。
デリカの純正スピーカーは、モコの純正スピーカーのように大音量でも音が割れることはなく、ある意味バランスが取れていて、DVD、TV、ラジオなどの鑑賞で不満を感じることはそんなにありませんでした。
しかしながら、音楽、特に私の聴くジャンル(ジャズ/フュージョン、ハードロック/ヘヴィメタル)では、音がこもるというか潰れるというか、とにかく解像度が低い印象です。レガシィ時代にマッキントッシュの音に慣れてしまっていたばかりに、デリカ純正スピーカーの能力の低さが非常に気になってきてしまいました。
そこで、タイヤ交換をしようと考えていた日曜の予定を急遽変更。来週、妻と息子を名古屋まで迎えに行く長距離の1人運転をより有意義なものにするためにも、デリカのスピーカー交換を行うことにしました!
スピーカーは既報の通り既に購入済みです。今回は、ケンウッド KFC-XS1700をデリカのフロントドアに取り付けます。(カロッツェリア TS-J1710Aはデリカのスライドドア用に保管中、アルパイン STE-G170Sはモコのフロントドアに取付済)
インナーバッフルは、同じくケンウッド製のSKX-201Sというアルミダイキャスト製のものをネットオークションで安く入手しておりました。私見ですが、インナーバッフルは金属製が理想的だと思います。木材と違って割れないので強力に固定できますし、木材と違って腐らないので音質変化への影響もなく長寿命です。
デッドニングについては今回は手抜きします!制振材がかなり高額なので、本格的なデッドニングは色々と吟味してから進めていきます。(理想は積水化学のレアルシルトを無尽蔵に使いたいが高いので無理。)
ただ、せっかく良いスピーカーを入れるので、最低限はやっておく必要があります。まず、スピーカー裏のアウターパネル用に、エーモンのAodeaブランドの制振吸音スポンジを購入しました。日本製で19.5cm×19.5cmと十分な大きさです。
同じくエーモンのAodeaブランドで防音テープも購入しました。厚さ3cmのものです。
最後に、カインズホームでグランドパットを1.5m購入しました。91cm幅で10cm単価50円とお手頃です。制振効果はありませんが、価格対防音効果は高そうです。デッドニングを手抜きする代わりに使おうと思います。
今日は天気に恵まれて本当よかったです。早速作業を進めていきます。内張の剥がし方は、諸先輩方が詳しいので割愛します。
ただし、、、ココっ!このドアノブのボルトカバーを外すのに相当手こずりました。ネットでは内張剥がしでパカっと開けるみたいにありましたが、不可能でした。マイナスドライバーでこじってようやく開きましたが、ボロボロです。゚(゚´ω`゚)゚。
なんとか内張を剥がしますが、白いところ、1箇所、内張が割れてしまいました。冬に作業するリスクです。今日寒いなぁーなんて思ってはいましたが、樹脂パーツも寒さで硬く脆くなってしまっていたようです。
寒さのせいか、モコのようにあっさりいかず、多少へこみましたが、無事スピーカーにたどり着きました。純正スピーカーは反時計回りに回すとスポッと外れます。
右がデリカ純正スピーカー、紙でできています。左が今回取り付けるケンウッド KFC-XS1700で、グラスファイバーを織ってでできています。ケンウッドは見た目がとても美しいです。まずイエローのコーンがガラス繊維でキラキラしていて綺麗だし、フレームの切削加工の仕上げも美しいです。音色にも期待が持てます。
同じく裏面です。純正はスカスカの樹脂フレームですが、ケンウッドは非常に剛性感の高いアルミダイキャストでできています。マグネットはモコの純正スピーカーと比べるとデリカのはまだマシじゃん、とも思えますが、デリカ純正15Wに対してケンウッドは45W(ピーク180W)と圧倒的な体格差があります。
純正スピーカーを取り外したところで、インナーバッフルを取り付けていきます。まずはアルミダイキャスト製のベースを取り付けます。金属製なのでカッチカチに固定でき、大変心強いです。
その上にラバー製のスピーカー受台を設置します。この上にスピーカーを固定するのですが、ここで問題発生。デリカの開口部は嫌〜な感じの三角形状なので、スピーカーのフレームが干渉してしまい固定できませんでした。スピーカー付属のインナーバッフルを重ね付けすることで、なんとか設置できました。
スピーカーが設置できたところで、ハーネスを接続し、試しにオーディオをつけてみました。が、しかし、何も音が出ません。なぜだ、、、。と、小一時間悩みました。
・純正スピーカーを接続したら問題なく鳴る
・ケンウッドスピーカー接続の際、
→ スピーカー設置状態だと鳴らない
→ スピーカーをフリーにすると問題なく鳴る
といった事象から、ん、短絡では?と想像。
スピーカー孔の三角形の底辺の部分を見ると、ケンウッドスピーカーの端子と接触したと思われるすり傷を発見。絶縁テープを貼りました。(この際、貼り忘れてた制振吸音スポンジも慌てて設置。)
念のため、ケンウッドスピーカーの端子にも絶縁テープを貼り付け。これでスピーカーをインナーバッフルに固定してオーディオを再生したところ、問題なく音が鳴りました。(自信無くしかけてたのでホッとしました。)
最後に防音テープをスピーカー周りにぐるっと巻きます。本当、綺麗なスピーカーです。内張に隠れるのがもったいないです。
ここで、カーテシランプがぷらぷらしてるのに気付きました。
あ、そうだ、と、以前購入していたT10の激安LEDを探し出し装着することにしました。
やっぱりLEDは明るいですね。昼間だと夜間以上にその差を感じます。
内張を戻す前に、サービスホールを中心としてグランドパットを養生テープで簡易貼り付け。手抜き感がすごいですが、防音と言う意味では素材の持つ効果は出せるだろうと考えます。制振は未対策なので今後の課題です。
内張の裏側はこんな感じです。今後ウーファーによる内張の振動などが見られたら、ここにも制振対策していかなきゃなと考えています。
最後にツイーター交換になります。左が純正ツイーター、右がケンウッドツイーターです。サイズがぴったりで、純正ツイーター位置に無加工でシンデレラフィットしました。スピーカー付属のアタッチメントは必要でした。(なくても付くがグラグラする)
配線の接続で問題が発生しました。コネクタが独特なので、スピーカー同梱のケーブルではポン付けできません。焦りました。
どうしようか考えましたが、端子を作るしかないな、という結論に至り、エーモンのターミナルセットとカプラー用端子セット(110型)を買い足してきました。
慣れてる方にはどうってことないんでしょうが、私は経験値が無いので緊張しました。エイヤーで純正カプラー配線をニッパーで切断しました。
被覆を剥がして、、、
端子を圧着。そしてツイーター接続。工業系の学校に行ってたんですが、圧着端子を作ったのは学生実験以来でした。純正カプラー配線の切断は緊張しましたが、それ以降は楽しんで作業できました。笑
端子部は念のため絶縁テープでぐるぐると養生しておきました。
----------2019.12.12追記------------------
上記頑張りましたが、結局、純正ツイーター配線はダメでした。最初は気にならなかったのですが、音量を上げて聴き続けると、ジリジリ音のノイズが気になるようになりました。更にはツイーターとウーファーのバランスも疑問になってきました。(レガシィのマッキントッシュの方がずっと綺麗だったなぁ。という違和感。)
そこで、潔くスピーカーの説明書通り、付属のネットワーク付きケーブルでウーファー側から信号を持ってくることにしました。
スピーカーから配線が4本出るようになったため、インナーバッフルに加工が必要になりましたが、バッフルのラバー制振材はカッターで容易に加工できるためスムーズに作業を続けられました。
純正のツイーター配線は絶縁テープで巻いてパネルに固定しました。ツイーターの固定に、スピーカー付属のアタッチメントをつけ忘れていたので、付けました。よりダイレクトに音が出るようになった気がします。
結果、本当に音がよくなりました!!純正ツイーター配線は、どんなローカットフィルターが入っているかわかりません。私みたいな初心者は、素直にケンウッドさんの説明書に従った作業を行うべきだった反省しました。。。
聴き違えるようにクリアでバランスのとれた音質になりました。後述の交換直後の感動は、前述の件から一度疑問に変わったのですが、無事に感動がパワーアップして甦りました!!
【2020/12/5追記】
当時は知識がありませんでした恥。デリカの純正ツイーターはハイパスフィルター(コンデンサー)がツイーター本体に付いています。なので、単純に社外ツイーターを純正ツイーター配線に直接接続すると、ツイーターでは再生できない低周波数帯域の信号が社外ツイーターに入ってきてしまい、ノイズの原因になったり最悪ツイーターが故障します(ナビ内蔵アンプの出力なら大丈夫でしょうが)。なので、社外スピーカーセットに付属の配線(ハイパスフィルターに相当するネットワークを内蔵するもの)を使う必要があります。
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助手席側も同様に作業して、スピーカー交換完成しました!見た目の変化があるのは、ついでにやったカーテシランプ交換だけです。笑
近所の広い駐車場のあるコンビニで音楽鑑賞です。端的に凄いです!カーテシランプ交換の見た目の変化なんて吹っ飛ぶほどのインパクトがありました。とにかくクリア。音量を上げてもクリア。今まで聞こえなかった音が聴こえます。かつてのレガシィのマッキントッシュに負けてません。(スピーカー個数の違いから臨場感はレガシィに敵いませんが。)
ラウドネス(アルパインで言うメデイアエキスパンダー)、イコライザーも弄っていてとても楽しいです。純正スピーカーでは音が潰れて使えなかった機能が生き生きとしています。
無事、スピーカー交換終えれてよかったです。これから、ケンウッド最高峰のスピーカー(といっても型落ちですが)をじっくりと堪能していきたいと思います。
今後やりたいこととしては、モコのデッドニング、デリカのスライドドアのスピーカー交換、デリカの本格デッドニングという感じです。
なんだかオーディオ熱が出てきて、アンプ、サブウーファー、センタースピーカー 、サテライトスピーカーにも手を出してしまいそうですが、、、。時間もお金も限られているので、コツコツとできる範囲で進めていきたいと思います。
----------2019.12.12追記------------------
ネットで評判の良いイコライザー調整をしました。これは凄い!!良い音になりました。KFC-XS1700の底知れぬキャパを感じます。スピーカーがいいのでアンプも欲しくなってきてしまいました。
一点課題なのが、やはりデッドニングです。音量を上げて低音の効いた曲(ジャズとか)を聴くと、右肩の上のシートベルトの留め具の部分を筆頭に内装からビビリ音がしてきます。ドアパネルの制振をすれば無くなるのか、留め具やBピラーの制振も必要なのかはまだ判りませんが、いいスピーカーにデッドニングは必須だと実感しています。
グランドパットで防音処理はしているので、音は綺麗に聴けていると感じますが、制振がやっぱり欠かせないなと勉強になりました。やっぱり、アンプ欲しいとかいうより先に、ちゃんとした制振材(積水化学のレアルシルトなど。本当欲しい。でもスピーカーより高い、、、)を買う必要があります。
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