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この顔を見せられてズバリ！と思わされのは僕だけじゃなさそう。

F460GTの直線を巧みに用いたフロントは、造形がハッキリしていてとても好ましい。この部分が基点となって曲線的で流れるようなフロントからリアのラインが生み出されているような新しいダイナミズムをイメージ出来て、躍動感が強まっていることに気づく。

おまけにこのフロント部分の変更は高速域での空気抵抗を減らしながら、グランドエフェクト効果も改善しているというからまさにリアルチューナー、iDingの面目躍如である。

僕の頭の中では、いまだにこのフロント部分にスポットライトが当たってキラリとしている残像がフラッシュバックしているのだった・・・

430エクステリアで僕が一番、ピンと来ないのはこのフロント回りなのだ。まあ、Fにとって見ればプロスペクトカスタマーでも無い僕にどう思われようが、気にも留める必要は無いだろうが。

iDingは、流石にその部分に目を付け見事なデザイン処理をしていたのだった！

iDingが430をベースに機能部分の全てに手を入れたF460GTの納車式の一コマ…ただ、これは予想も出来な幾つかかの大幸運に恵まれたらという僕の将来イメージですから!!

ガソリン高やサプライムによる信用収縮に端を発する景気不安などをフォ～ンと一掃する怒涛の迫力の460GTがiDing自身により横浜のホテルで正式にアナウンスされた♪

何せこの車、4574ccのV8にパンクルのチタコンを活用して息を呑むレスポンスとと高回転フィーリングを実現、おまけにスクーデリアを上回る515psを8400rpmで供給するのだ。さらにホィールは19インチでも10kgを切る鍛造マグネシウム、サスペンションもこの高馬力と足の軽さを最大に活かすため新開発!!

まさに長い間、王道のスポーツドライビングのためにフェラーリとBMWの自然吸気エンジンを磨きこんできたiDingならではという逸品といえるね。

それにしても、この車、フェラーリミーティングでシェイクダウンしたところ、訪日していた本国スタッフがこのF460GTの出現に慌ててデジカメで一生懸命に写真を撮ったという話も納得できる出来栄え!!　

フェラーリにもジェラシーを起こさせるような車、どうしたら自分のガレージに置いて思う存分、走れるか・・・・福田政権の政策能力を高める事くらい難しいぞ!!

遅ればせながらR8のステアリングを1時間ほど握る機会が訪れた。R8のEGは僕のRS4と同じなので、劇的な経験を期待せずに出向いた所、それは爽やかに否定されてしまった。
同じEGながら150kgも軽い先端ミッドシップカーのレスポンスとハンドリングは、際立って生き生きとしながら、非常に洗練されていた事に感嘆詞が大増殖！この車、日常使えるスーパーカーを目指したと聞いているが、それが一際高いレベルで実現されていた。

まず、乗り込んで意外だったのが、ミッドシップなのに前後左右の視界が開けていること。おまけに見切りも良いので狭い道も、車庫入れも問題が無い、それに快適ライドだから、これなら買出しにも気合を入れること無く出向けてしまう。

しかし、少し気合を入れて走ったワィンディングや高速ではあっけなく速さを誇示できる。さしたる努力やスキルも要求せず速いこと、速いこと！　唖然とてしまうのはどんなコーナーでもニュートラルでくるりと回ってしまう運動神経。しかも安定し切っている。

「エッ！」と声が出るくらい簡単に曲がって首に来るほどの劇的なコーナーリングを堅牢なボディの中で守られながら粛々とこなす不思議な感覚はRS4に似ているけれど、R8のコーナーリング速度が高い分、サプライズは大きい・・・スーツで乗れてしまう汗臭くないコーナーリングマシンとでも名づけたいR8！

iDingマシンがアドレナリンを湧き出させて一人集中しながら走るのに比べ、R8は友人やワイフを助手席に乗せ何気ない会話をしつつ先を急げる。。

ここまでクールなスーパーカーにとって街中では少しお馬鹿な2ペダルギアとオーバーサーボ気味ブレーキは笑窪効果を出すための技かな？

それがこちら・・・・何が違うかって言えばフロントフェンダーが外側に気持ち程度もっこり♪

内部の爪折だけでは干渉が完全には無くならなかった部分をフロントフェンダーのたたき出しで解消。その結果、少しだけもっこりグラマー派に変身～したのだ。

このために腕っこきの板金屋さんが登場し匠の監督の下、この微妙な面を腕一本で作り上げたのには驚いた!!　叩いて、撫でて、また叩いての繰り返しで完全な曲面を作り上げてしまうなんてのは、本物のプロ腕!!　当然のことながらインチキのパテなんて使いません。

そんな訳で、この「車高下げてチョロQから脱しよう作戦」は、ワンオフのスプリング開発＋フェンダーもっこり施術＠職人技でもって晴れて解決したのだった。

こうしてSⅢは1ヶ月ぶりの帰還!!
僕はニヤニヤしながら凹凸のはっきりしたフェンダーを撫でるという触感を楽しませて貰っている★