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ある日の夕方・・・・匠より「○○さん！　家に36置いているの忘れていない？　とりあえず月10万で駐車させてあげるけれど。それから30はもう車検だよ～」とドッキリ電話を頂く。

「ぎゃっ～」
忙しいということにかまけてSⅡαを放置状態・・・更にSⅢのバッテリーは上がりっ放しじゃないの!　そんなトホホ状態を解消するために休みに青山の駐車場まで出かけたら、何とSⅢの鍵を忘れていたことをドアの前で気づいてUターン。家から再出発してみたら今度は事故渋滞・・・・・

一晩かけて充電を済ませたバッテリーを漸くトランクルームに繋いで出発しようとしたら、今度はロックがおかしくてドアが開かない・・・最初に、一度だけドアが開いた折に下げておいた助手席窓からオヤジの硬い体を折り曲げて頭から乗り込む。しかし乗ってみて外にカバンを忘れていることに気づき、今度は蛇のようにして一端、外に出る始末。駐車場のおじさんがあきれつつ心配して「○○さん、大丈夫～？」等と声を掛けてくれる頃には汗びっしょりに・・・・

これで漸く青山から横浜に向けて出発♪　急に夏モードになった外は32度！　尋常じゃない暑さだったが、アレッ!!　エアコンが効かない!!　どうやらガス抜け？等と原因を考えても状況は変わらず、送風口から送られてくる暖まった空気に更に汗を流しながら、これも7ヶ月もSⅢ様を放置した因果応報だろうと自ら納得して永田に向うのだった。

そんなほうほうの態で何とかSⅢを持ち込んでエアコンの効いた天国のような部屋で、駆けつけ３杯の水やアイスコーヒーを頂きオヤジは何とか復活。

Ultimate M3のシートなどを相談しつつ整備の上がったSⅡαを漸く持ち帰ることが出来たのだった。
あっ～　それにしてもこのエンジンレスポンスとテノール歌手のようなエクゾースト、手中に収まるハンドリング・・・・これだよね、やっぱりと１ヶ月ぶりに思う夏の夜であった。感謝の気持ちを込めて、帰り道、SⅡαには好物のハイオクをたっぷりと飲ませてあげたのだ★

どうやら確実に「小さな車」の時代になってきたようだ。これは大賛成!!　GMが開発してトヨタが上手に活用したモデルチェンジ方式、少しずつ豪華に大きく高くするという路線と異なったパターンが求められるようになったので、これからの競争は非常に面白くなりそう。

以前、カローラのモデルチェンジを調べて感心したのは4年に一度、判で押したように車の容積を8％程度大きくして、排気量を100CC上げて、価格を5～7％程ランクアップさせていた。これが言わば、確実に豊かになるという楽観主義に囲まれていた大衆社会の勝ちパターンだったのだね。

でも、これからは逆にダウンサイジングストリームに乗りつつ、低コスト+低維持費＋低環境負荷という三つの「低」を争うゲームになること間違いなし。
V12は確実にミュージアム行きでV10でさえ社会的にギリギリの存在になる予感。

そう言えば、この写真が写す昭和初期、日本のモータリゼーション黎明期は小さくて廉価な車で始まったことを思い出させられる。そうすると今も第二の、そして選択的なモータリゼーションの波を迎えているんだな～とつくづく感じさせられる。

ある面、ビジネス的には長期視点でいるとかなりポジティブだけれど、生き方を変える間は大変だぁ～

かなり心揺さぶられる「新車」、R8_4.2_MTが久しぶりに出現。

そこでカタログをネット経由で取り寄せて見ると僅か数ページで終わっちゃった、V10の方さえ見開き8ページ!!　これ程の高額車でこれだけ緩いカタログを見るのも新鮮な体験で、カタログ請求に際してネットに書き込んだ努力さえ報われないと思わせてくれる。

それは、兎も角、R8_4.2試乗で唯一の不満点はEギアだったので、あの車をMTを操れるというのはかなり説得力の高いセダクションなのだ、カタログがどんなにチープであろうと!!

素晴らしい剛性感のあるボディと精緻なインテリアに囲まれてステアリングを握ると、自由自在に車を操れるというような幻想さえ与えてくれる回頭性と安定性の組合せは最強と思えた。

当然のことながらEGはiDingの作るV8の敵ではないのだが、最新の技術を盛り込んだアルミボディのミッドシップは練習しなくても速くて快適で、練習すると更に扱えるという楽観的自信を与えてくれる最有力候補だ。

おまけにキチンと確保された車高でヨーカードーにもお買い物可能♪
この車、是非、試乗することをお奨めします!!