
ある方からご質問というか、意見を求められたので、せっかくなのでこちらで私なりの見解を述べたいと思います。
フェライトコアの本来の目的として、電源や信号ラインの放射ノイズ成分(高周波帯)を減衰する効果を狙ったもので、コンデンサーを多様化している機器との接続、信号を束ねて伝送するラインなどは電気が流れると磁界が発生し、磁界は電流を発生させるという特性で予期せぬ電流、迷走電流、ノイズなどと称して微細な電気を扱う電子機器などでは、必需の製品です。USBケーブル、高級オーディオケーブルなどに付いてたりします。またパソコンの各ケーブルについてたりします。
回路の中で、全体がコンデンサーのような状態になったりする、コモンモードノイズにも効果があり、信号の品質に影響無くノイズ対策が出来るものとされています。
車ではどうか? とのことですが、皆さんが注目するのは体感出来るかどうか?ですよね。。。。。
私個人としての見解ですが、体感が出来るのなら常にその車には、高周波ノイズが発生していて、本来の性能がスポイルされていると。各センサーの誤動作やケーブル内で起電力が発生し抵抗が増しているなど。。。。。
ノーマルの段階では。メーカーでかなり誤動作の対策はされている物なので、常にノイズが発生しているのなら、後付ケーブルが余計な磁界を発生していたり各センサーのケーブルにノイズを発生させていたり、後付け電子機器により余計なサーキットが発生して、コンデンサー状態を巻き起こしていると思われます。
どんな車にも起こりうることですが、ノーマルの場合安全率をより多くとっているのでセンサーなども許容誤差内で済みようになっています。しかし、配管を変えたり、電子機器を増やしたり、バッテリーからの配線を増やしたりオーディオを社外品でしかも高音質と言われるタイプに変えたりすると、想定以外の回路が構成されるので、磁界が発生してコンデンサー状態になったり、ある配線から+電気を取り出すことにより、その電線に輻射されて高周波ノイズが乗り、コンピューターの誤動作を引き起こす危険が増えます。そんなときには、この磁石で整流させたりインダクタンス効果で取り去ることができるので、予防という意味では無駄ではないと思います。
実際、私もあっちこっちにつけてます。体感は。。。。。。。(^_^;)わかんないです。
近年の車は電子機器の塊ですし、ノーマルより金属パーツが増えてます。しかもオーディオ機器も入れ替わっているし、トランクにはサブバッテリー代りにキャパシターを積んでいるので、大きなコンデンサー状態になりうるため事故防止で取り付けています。
チューニングと言え得るかどうか。。。。
効果が体感しているのなら、トラブルが発生している状態かプラシーボ効果かなと思います。
トラブルが発生しているのなら、各機器の電気の取り出し位置、アースポイントなどの根本的な部分をまず見直すべきと思います。
次にアーシングですが、元々、最近の車は異金属が多量に接続されている傾向があります。
どういうことかというと、金属各々に電位があり、例えば、ステンレスと鉄ではステンレスの方がイオンで見ると安定しているので(酸化しているニッケルのため)、鉄は+イオンを奪われるので、取られた+イオンを補うために周りにある酸素から奪うため酸素がより結び付こうと加速され通常時よりも酸化(さび)しやすくなります。その現象を電位差というのですが、つねに酸化が進んでいるイオン化状態なので、接合部は何かの抵抗が発生したりします。
そんな感じで、あちこちに異金属接合部があるし、さらに古い車は酸化が進んでいて、抵抗値がさらに
高くなっているので、流行のアーシングが効果があったりします。
普通に考えると、新車の場合アーシングは効果が疑問ですが、最近の車だと変なコストダウンで電位差無視の接合が見受けられるので、メーカー名は控えますが、新車でも効果があったりします。
ここでの効果とは体感ではなく、バッテリーの+端子と各アースポイントでの抵抗値を測定した時、ノーマルなのにドロップが大きい車があるということで、アーシングをしたらドロップが限りなく小さくなったという意味です。
とある車の納車5年での実測値です。
ノーマル 14V⇒12.82V 最低箇所トランク内 13.92V 最大値エンジン部
アーシング 14V⇒13.88V トランク内 14.0 エンジン部
になりました。体感となると微妙ですね。 センサーが影響する部位を詳細に計測したわけではないのですが、一番悪い箇所でも1Vの低下がみられたとしても、エンジン部分では0.08V低下です。各センサーの動作は通常9Vでも稼働するように設計されているので、理論的に誤動作はあり得ないことになります。(100%正確に動作するとなると、物によっては12Vないと正確性を確保出来ないものもある)
しかし、センサーの劣化が進んでいたり、ボディの酸化、エンジンブロックと純正アースの酸化や劣化により抵抗が増えているならば、効果があるでしょうね。効果というより修理的要素ですよね。
アースを増やすことによっても、迷走電流や乗ってしまった高周波ノイズを集めて中和や効果、オルタネーターノイズのようなモーター系から出るようなコイルが動くことによるノイズにも一定の効果がありますので、全く無駄とは思いません。
モーター系のノイズを根本から対策するには、その周波数にもよりますが、コンデンサーを追加して対応することになります。(リードコンデンサー)車に多い直流モーターは構造上出やすく、主にラジオやオーディオを交換した時に多く出ることがあります。
どちらも凄く速くなるとかは疑いますが、オーディオの改善、万が一の場合で各センサーの誤動作対策として取り付けるには“効果”があると思っています。
さらに効果があるとなると。。。。スパークコイル付近からアースを敷けば、コイルのノイズを捕れるので、各センサーのノイズによる誤動作は防げるし台座の抵抗値が大きくなっていれば、スパークが増すというか新車時に近づく効果はあるでしょうね。。。フェライトコアをマイナス側につけても効果はないと思います。だってノイズで悪さをするのは+側なので。あえてつけるなら、コイル前の制御信号線と12Vの電源からの電源線でしょうね。
私の壱号機、弐号機ともにどちらも施していますが、性能低下予防と誤動作予防といった趣旨で
性能向上を狙って過大な期待はしておりません。
ながながと独り言です。
仕事さぼって何書いてんねん。あはははは
Posted at 2012/09/03 12:00:19 | |
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