先日九州の離島を一人で旅して来ました。
長崎港からこういう船でドドドドドドドっっとおよそ2時間あまりで到着。
初めてEV車をレンタルしてみました。M社のi-MiEVというクルマです。
フル充電で110kmそこそこは走行可能。島半周で200km近くあるので1~2回の充電が必要です。デジタル速度計の周りにパワーメータ。その右上は走行可能距離が表示されます。
シフトレバーは前進でD、Eco、Bの3通り。Ecoは電気消費を押さえられますが登り坂では少しパワー不足。Bはいわゆる低速ギアに相当し長い下りで回生ブレーキを効かせることで経済的な走り方ができるとの事。とはいえ実際に走ってみてエンブレの効果や充電(チャージ)状況はEcoもBもさして違いは感じませんでした。
アクセルを踏み込むと、プリウスなどではおなじみのビーーーーーンという音とともにゆるゆるゆるっと発進します。その後は電気自動車らしく当然重いエンジン音はないのですが、ボディ鋼性や遮音レベルがその車格相応ということなんでしょうか、ロードノイズを含めたトータルの静寂性という意味ではウチのクルマとあまり変わらない印象でした。
東の外れの教会へ。島唯一の国道を離れるとすぐに離合が困難な道に出くわします。これやから離島ドライブはなめたらいかんとですよ。
朝から冷たい雨。しっとり濡れた教会はその長い歴史を語ってくれました。
島全体でEV車を奨励していることもあって充電スポットは全部で6箇所もあります。40%からのフル充電で20分程度かかります。
夜は島の海の幸に舌鼓。さかなクンさん..じゃなかったハコフグの料理もこの島の名物。
翌日はびゅびゅーーんとターボプロップ機で帰路につきましたとさ。
EV車の印象ですが、正直言ってもっともっと走行距離が欲しいところ。エアコン・ヒーター・オーディオといった車内の電力需要も気兼ねなく賄って、更にこの倍の距離は走ってもらわないと内燃機関との置換えは難しいと感じました。
滞在中は冷たい雨が降っていて車内ヒーターが恋しいくらいの気温でしたが、ヒーターエアコン類のスイッチを入れると走行可能距離が40%くらい落ちます。ところどころ誰も助けに来てくれそうにない鄙びた箇所を通るため電気消費量を少しでもセーブしようと余計なところに気を使います。
交通量が少ないところで自由にEV車で遊ばせてもらって良い経験になりました。
Posted at 2013/05/02 00:19:05 | |
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