• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2007年04月05日

「ろくむし号」以前の愛車たち(その1)

「ろくむし号」以前の愛車たち(その1) 今日は、記念すべき私のマイカー第一号について書いてみようかと思います。「ろくむし号」の称号を持つ私の愛車は現在まで3台。初代はユーノス・ロードスター(NA6CE)で、二代目はホンダ・ストリームiL。そして三代目が現在のインプレッサですね。でも、ロードスター以前にも実は二台の愛車があったんです。愛車第一号は、奇遇にもSUBARUだったんですよ。それも過給器付き。レックス・スーパーチャージャーECVTだったんです。
購入の動機はいたってシンプル。今となっては信じられないんですけどもね(苦笑)


TVCFがカッコよかった


こんな理由だったりします(ちゅど~んっ!)当時20歳の私が初めてのマイカーを購入しようというとき、お金のない私は父親に援助をしてもらいました(^^;) そして、パトロンである父親の意見も入れつつ最初の愛車選びをしていたのですが、当時は初めてのクルマなんだし、小さいのでいいだろうということで、必然的に維持費も安い軽自動車に、ということは決まっていました。
では、軽自動車の中で何を選ぶのか? ということになったとき、テレビで流れていたコマーシャルにレックス・スーパーチャージャーがあったんですね。このTVCF、なんと当時は大流行していたジョージ・マイケルの「FAITH」という曲のビデオクリップを多用したクールなもので、アップテンポの洋楽に乗ってレックスが右に左にとワインディングを走行する、というものでした。
そのCMに登場するグレーメタリックのレックスがやたらとかっこ良くてねぇ~(*^_^*) 特に、すっとーんと落ちたスクエアなフロントデザイン、そして当時としては特大サイズのリアルーフスポイラーがシブかったですね~。
そして、記念すべき国産第一号のCVTミッションである「ECVT」を搭載していたのもエポックメイキングでした。

私としては軽乗用車(50ナンバー)の5ドアがいいなぁ~って思ったのですが、5ドアだとなんと!このルーフスポイラーが装備されない! 今思ったらこんなスポイラーぐらい、あとからでも部品引いたら取り付けられるのに、当時はそんなことは思いもよらず(爆)、素直に3ドアの軽貨物車(40ナンバー)を購入。なので、正確には私の購入したレックスは「レックス・コンビ」という名前のクルマだったのでした(^_^;)

けっこう安直に、レックスに決まった私の最初のマイカー(*^_^*) 当時は京都で大学生だったのですが、母親の経営していた化粧品店の「配達用社有車」という名目での購入でしたので、必然的に徳島ナンバーとなり、納車も徳島の実家だったため、京都から納車のときには帰省してきました。
今は航路廃止となってしまった南海フェリーで小松島港につくと、真新しいグレーメタリックのボクシーな軽自動車がとまっていました。そらもうワクワクしたのを今でも覚えています(^^) フェリー乗り場まで乗ってきた父親を助手席に追いやり、さっそく港からドライブに出かけたのですが・・・最新のECVTミッション、信号待ちで止まるたびにエンジンがストールしてしまいます(核爆)なんじゃこりゃ? ということで、納車直後にもかかわらず早速購入した知り合いの自動車修理工場へ(汗)

チェックしてもらったところ、なんと!

スピードメーターのケーブルを繋ぎ忘れてる

という信じられないトラブルが発覚したのでした(どっか~んっ!)これ、スバルから出荷された時点でそうだったのか、それとも販売店で納車整備していたときにそんなことになったのかは不明ですが、なんともお粗末な納車第一日目だったのです(苦笑)ECVTっていうのは無断変速のギアと電子制御クラッチを組み合わせたATなのですが、このクラッチはスピードメーターに連動していて、たしか速度が8キロ以下になるとクラッチが切れる仕組みなのです。
なので、スピードメーターが動いていないといつまでもクラッチが切れずにエンストしていた、というわけです(核爆)

こうして始まったレックスとの生活。それこそうれしくていろんなところに出かけましたよ(*^_^*) 一番遠くは千葉まで一人で行ったこと。高速道路でも、これがずーっとぬぬわキロ巡航でも全然へこたれないんですよ。このレックスは今の軽自動車の規格よりも2サイズ小さい大きさと、550ccのエンジンだったのですが、それでも普通に高速巡航してくれました。それまで、親戚のおばちゃんに借りて乗っていた古いミラでは信じられないぐらいの高性能だ! と嬉しかったものです。
そうそう、エンジンといえばこのレックス、スーパーチャージャーで武装した55馬力のエンジンを搭載していたのですが、このエンジンがなんと! SOHCの2気筒エンジンだったのですよ(どっか~んっ!)

こういうことは買った後から雑誌などで知ったわけですけども(^^;) さすがに二気筒エンジンだと、アイドリングで振動が結構あって、エンジンかけたまま旅先で車内での仮眠というのは辛かった思い出がありますね。

そして、レックスを買って2ヶ月もしないうちに、あの名車

アルト・ワークス(丸目/64馬力)

が発売になるわけですよ(T_T) これは心底悔しかったですね~(苦笑) そして、その後のマイナーチェンジでレックス・スーパーチャージャーは4気筒モデルに一気に格上げとなったのでした(号泣) なんてこったい。。。

まだレックスに乗っていた頃には、走りに目覚めていたわけでも何でもなくて、クルマはドライブしたり移動するための便利な持ち物、という感覚でしたね。いつもきれいに洗車してましたよ、この写真のようにね(^_-)
このクルマでけっこうあちこちとデートにも出かけましたね~ いやはや淡い思い出やら切ない思い出やら、甘酸っぱい青春を乗せて走り抜けたのがこのちっこいスバル車だったのです(^^)

55馬力というと、非力なイメージですけども、なんせ当時の軽自動車は600キロぐらいしかありませんから、加速はかなりのものでして、大学の友人(先日、京都からアルファ156に乗って遊びに来た彼です)の乗っていたBMW320i(スポーツバージョン)と、和歌山の埠頭でゼロヨン対決をしたことがあったのですが、440万円のBMWと105万円のレックス、ゼロスタートの加速はまるっきりの互角でした(^^)

ただ、やはり難点もあるというかなんというか。。なんせ小さなエンジンルームに無理矢理に過給器まで突っ込んだ旧式の2気筒エンジン、熱的にはかなり厳しかったようで、夏場にはエアコンをかけてもほとんど冷えず、かなり暑い思いをしましたね(苦笑)
そして決定打となったのはオーバーヒート。真夏の名神高速天王山トンネル(当時はまだ拡幅工事前で渋滞のメッカでした)でオーバーヒートし、危うく就職活動で大阪に向かっていたのに、訪問先にチコクしそうになったこと(滝汗)

早速帰宅してから京都のスバルディーラーに持ち込んだのですが、

サーモスタット関連の電装品が溶けてしまってる

とのこと。なんで? と聞いたときのディーラーマンからの一言で、私は売却を決意したのでした。その一言というのは。。。

軽自動車ですからね~ 
京都の夏は暑いですから、
耐えられなかったんでしょう。



おいおい、するってーとなにかい? スバルって会社は京都を夏に走ると壊れるような車を作って売ってるんかい!?(-_-) 

ほんと、ちょっとした一言っていうのは怖いですね~(滝汗) 即座に私は2年間、5万3000キロを走った愛車を売却することになってしまったのでした(^^;)
今思えば、まぁ普通に軽自動車っぽい軽自動車だったな、と思うのですが、
それでも当時の軽自動車パワー競争に旧式の二気筒エンジンで果敢にも参戦し、ノーマルのレックスをエアロで武装、最新型のATを搭載してきた、っていうところにスバルのスピリットを感じますよね。実際、このフロントフェイスは今でもカッコいいな、って思います。
そういやこのレックス、ヘッドライトもフォグライトも全部イエローでした(^^) これも当時は流行ってましたもんね~ 欧州車っぽい、イエローヘッドライトがスポーティの証、みたいな感じで、ダイハツ・ミラやスズキのアルト・ワークス、そしてシャレード・デトマソターボなど、こぞってイエローバルブのヘッドライトを装備していたものです(^^) いやはや懐かしい。。。。
結局、この最初の愛車はほとんどカスタマイズすることもなく(というかあんまりよく知らなかったんですね)、ノーマルからいじっていた点というと、ワイパーにフィンを追加していたことと、フロントバンパーのウインカー部にスモークのシートを貼っていたことぐらい。あとはステッカーをチマチマと何枚か貼った程度だったと思います。マフラーも当然純正(といっても、元からデュアルパイプだったんですが)で、アルミも純正のまま、タイヤも一度もう交換せず、純正装着のミシュランMXL155/70R12のままでした(^_^;)

当時は毎月のように「K-carスペシャル」っていう雑誌を購入して、いろいろとチューニングのこととかも情報は仕入れていたんですけども、あんまりパワーアップとかサスチューンとかには興味がなかったんですよね(苦笑)なんせ、走り自体にそれほど興味があったわけではなかったですしね(^_^;)

そしてこのレックス、売却したわけですけども、気が付くと同じ町内のおばさんがお買い物車として購入していたのでした(ちゅど~んっ!)
最初にかつての愛車を見かけたときには嬉しくなったものでしたが、なんせおばちゃんのお買い物グルマ。。。見るたびに傷が増えていってるし、いつ見てもうす汚れてて、なんだかとってもかわいそうでした(T_T)

さすがに今となっては町で走っているのを見かけることもほとんどなくなった二気筒のレックスですが、今でもごくまれに見かけることがありますね。そんなときにはドライブデートに誘い出してはみたものの、見事にフラれた幾人かの女性のことを懐かしく思い出す、そんなわんぱくオヤジ、38歳なのでした(笑)

ブログ一覧 | あんなのこんなの。。クルマネタ | クルマ
Posted at 2007/04/05 04:13:13

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

0808 🌅💩🥛🍱💊◎
どどまいやさん

ニトリ 目黒通り 駐車場🅿️
morrisgreen55さん

コスパの良いお蕎麦
キャニオンゴールドさん

Sade - The Sweete ...
kazoo zzさん

北の大地へ 2025 夏 9日目
hikaru1322さん

ATCツーリングオフpart1( ̄ ...
まおうアニキさん

この記事へのコメント

2007年4月5日 6:02
楽しい、シリーズを始められましたね(^o^)
若い頃の軽自動車って、愛着もあるし、なにより楽しい思い出がいっぱいですよね(^o^)
私も、弟の「ホンダZ」(←愛称水中メガネってヤツです)を2人で一日中磨いていたり、都内でポルシェを追いかけてみたりと、色々やっておりました(^^;
ぬわわkm以上出すと、オイル上がりで白煙を吹いてみたり、近所のホームセンターの駐車場で、急にハブが壊れて立ち往生したりと、色々ありましたが、そういうのって全て思い出になっちゃいますものね(^o^)

今日のブログに載せましたが、昨日家内はそんな楽しい世代の最後の軽自動車にクラクラ来て帰ってきました(^^;
今じゃ、あそこまで速い軽自動車って無いですから、こりゃ今後の家内の動向に気をつけなくてはなりません(汗)
コメントへの返答
2007年4月5日 8:03
シリーズもの、といってもろくむし号の初号機、弐号機の紹介はすでに前にBlogにしてますから、「プレろくむし号」となると、このレックスくんと、あとはプジョー205GTIだけなので、今度205のネタを書いたらおしまいなんですけどね(^_^;) 205はなんせ、私が走りに目覚めたきっかけとなったクルマですし、いつも以上の大河ドラマ長文ストーリー(核爆)になること必至ですので、覚悟しておいてくださいね(ちゅど~んっ!)
若い頃に乗ったクルマはやっぱり思い出いっぱい夢いっぱいですよね~(^^) 私の場合は真夏のオーバーヒートでディーラーマンに哀しいコメントをもらってしまったことがショックで、最初の車検前に手放してしまったわけですが(もちろん、後釜のパリジェンヌに目が眩んだというのも大きいのですが)、やはり思い出深いですよね。乗っていた期間も短かっただけに、余計に感慨深いのかも知れませんね(^^)
さてさてオクサマ・・・さすがです(笑)ヴィヴィオに目を付けちゃいましたか!(^^)/ ヴィヴィオのほかにも、プレオのRSなんてのもありますよ~ でもやっぱりギンギンに楽しいってなりゃ~ヴィヴィオかなぁ? 未だにラリーやジムカなんかの競技でも活躍していますもんね。
あの頃の「かっとびK」ってことなら、やはり定番のアルト・ワークスも一度試されてみては? 私は所有したこととかはないのですが、MOTIVEさんでインプをメンテしてもらってるときに借りた代車がワークスだったんです。
一日だけ乗ったわけですが・・・ハンパちゃいますね~(滝汗)あのクルマはほとんど反則に近いかも。MOTIVEチューンが一部施されてて、内張もないようなスパルタンな仕様にはなってましたけども・・・アクセル踏んで「こ、怖い!?」って思えたのはワークスぐらいですよ(汗)インプの怖さとはまた違う怖さですね(爆)軽い物体がすぽーん!と弾かれてすっ飛んでいく、という感覚です。インプのような砲弾がぶっ飛んでいく、という迫力はないんですけど、そらもう(滝汗)
これからのオクサマの動向、刮目しておりますので(笑)
2007年4月5日 19:49
今、見てもレックスはカッコイイですね♪
しかも2気筒のスーチャーだったとは!?
マニア心をくすぐりますね(^^)
このようにもっと走りに振った魅力的な車をメーカーに創って欲しいと願う今日この頃です(^_^;)

「甘酸っぱい青春を乗せて走り抜けた…」と言う所の方が気になりますね…(^^)
ワタスの場合はほとんどがバイクの二人乗りだったような…(^_^;)
でもMy BLは現在も甘酸っぱい青春を乗せて走り続けてますよ~(^^)
コメントへの返答
2007年4月6日 18:18
クルマのデザインって、ホントに角張ったものと丸いものが交互に流行るっていう感じですよね。このときのスバルのトレンドは角張ったデザインだったのかな?? というか当時の軽自動車は今の規格よりも二回り小さかったですから、スクエアなデザインでできるだけキャビンを広くできるように、ということでこういうデザインだったのかも。
どちらにしても、潔いまでにスパッと切られたような(というかフロントがべちゃ!っと潰れたような、って感じですね)フロントデザインがけっこうお気に入りでした(^o^)
甘酸っぱい青春・・・いや~あの頃は若かった!(ちゅど~んっ!)ちゅーか今でも基本的にはなーんにも精神構造は変わってないんですけどね~(苦笑)
嗚呼、ろくむし号も甘酸っぱい青春、万感の想いを乗せて、いま一度走り出したいっ!(どっか~んっ!)
2007年4月6日 22:23
軽だから京都の夏に耐えられないって・・・(^^;

色んな意味でビックリですね(爆)

そりゃ~手放したくなる気も分かりますw
コメントへの返答
2007年4月7日 5:41
ふつー考えられない発言ですよね。そのクルマを売っているディーラーマンのコメントとしては(^_^;) 何じゃコイツ!? って思いましたもん(苦笑)
まぁね、分からないこともないんですけども。旧式な二気筒エンジン、しかもエンジンルームはもともとスーチャー装備するなんてこと考慮せずに作られてますからね。そこに無理矢理スーチャーの補機類を押し込んでるわけですし。馬力もノーマルNAからしたらとんでもなく上がってるし、発生熱量もまるで違うでしょうからね。
でも、だからってね~(^_^;) 国産のクルマが国内の気候に耐えられないってのもおかしな話です。これが外車ならまだナットクもできるんですが。
まぁ当時の私は、次に控えていたプジョーの影が見え隠れしていたっていうこともあり、「渡りに船」だった、ということもありますけども(核爆)
今思うと、薄幸なクルマだったかもしれませんね(^_^;)

プロフィール

「こないだの日曜日のサバゲーの画像、フィールドマスターさんからいただきました(^^)
ろくむし、いままさにインパクトグレネードを投擲せんとす!(笑)
もちろん、投げるときには「エクスプロージョン!」と絶叫するのがお約束(爆)
なんせ「ナイス爆裂Tシャツ」着てますからね〜(笑)」
何シテル?   04/09 18:29
2世代乗り継いだインプレッサから、2012年11月にBMW328i(F30)に乗り換えました。ピュアスポーツからセダンに、それもスポーツグレードでもない仕様への...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

coding 光物1 ヘッドライト感度調整 & アンビエントライト調整独立 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/08/01 08:43:09
自分でiDriveナビの地図を更新したった\(^o^)/ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/03/18 18:02:54
BMW F10 DIY コーディング 25 自分の車両のI-LEVELを調べる方法 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/03/01 09:21:40

愛車一覧

BMW 3シリーズ セダン ゆうさくクン (BMW 3シリーズ セダン)
ろくむし号として5代目になるので「ゆうさく」クンです(笑)由来はみなさんおわかりですよね ...
トヨタ ポルテ ポルテさん (トヨタ ポルテ)
10年乗った我が家の嫁さん号「モビリオくん」から2013年8月に乗り換えた「ポルテさん」 ...
トヨタ ライトエーストラック トヨタ ライトエーストラック
私が仕事で配達に使っているトラックです(笑) 某Blogでは何度か登場して有名になってた ...
スバル インプレッサ WRX STI スバル インプレッサ WRX STI
インプレッサGDBのアプライドモデルDです。 2003年末~2004年にかけて555台販 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation