先日購入したモビリオのニュータイヤ「ピレリP6000」をさっそく履かせるべく、行きつけのタイヤショップに持ち込んできました。
このお店は普通のタイヤショップではなく、某国産タイヤメーカーの卸をしているお店なんです。うちの会社には軽自動車から28トンの10輪トラックまでいろんなトラックがあり(そういやフォークリフトもあるだった。。)、これらのトラックのタイヤメンテを一手に引き受けてもらっているところなんですね。
お店として一般の人を相手にしているわけではないので、お店というよりも事務所っていう感じで、普通に通りかかっても気がつかないかもしれないですね(^_^;)
さて、行ったのが平日の夕方だったということもあってか、入庫しているクルマもなく、従業員の皆さんは手持ち無沙汰だったみたいで、モビリオを入庫したらまさしく「寄ってたかって」状態でタイヤ交換作業をしてくれました(爆)
プロのタイヤ屋さんがなんせ5人もかかっての作業、ましてや場所もタイヤ交換をするためのピットですから、そらもう速い速い(汗)ジャッキアップからタイヤの取り外し、ホイールへのタイヤの脱着作業、空気入れ、バランス調整、取り付けまでものの15分で4本とも完了しちゃいました(爆)
私が自宅でインプのタイヤを町乗りからサーキット用に履き替える作業だけでも1時間以上もかかってしまうのにねぇ・・・って比較するのが間違いですね(^_^;)
装着完了したタイヤにはキレイにタイヤワックスもかけてもらい、見るからに新品タイヤ装着! っていう状態になりました(^^)/ やっぱり新品は気持ちいいですね(笑)
そんな作業を見守りつつ、営業所長さんと世間話をしていたんですが、まぁどの業界も厳しいですなぁ なんていう切ない話になっちゃいました(^_^;)
聞けばタイヤ業界も石油価格の高騰を受けて、とても厳しい状況にあるようです。タイヤなんてのも思いっきり石油関連商品ですもんね(汗)そして工場でできあがったタイヤを営業所に運んでくるにも運賃がかかるわけですし。。
メーカーからは「●月○日よりタイヤ卸価格を◆■%値上げしますのでよろしく」みたいな通達が一方的に来るけれど、その値上げ幅をそのままお客さんに負担してもらうわけにもいかないし、結局利幅を圧縮して対応するしかない。。。という状況なんだそうです(涙)
そして最近のネット通販の台頭も、実際のところはかなりの影響が出ている、とのこと(汗)この話は実に耳が痛い話題ではあるんですけどね(滝汗)
それと、最近打撃になってるのは韓国産などの激安タイヤなんだそうです。。
タイヤにこだわりのあるユーザーっていうのは実際には少なくて、「とくにこだわらないから安いタイヤを売ってくれ」というお客さんも多いんだそうです。確かに最近ではベーシックグレードの乗用車や商用車などには標準装着タイヤにハンコックなどの韓国産タイヤを装着しているケースもけっこうありますもんね。国産自動車メーカーでも「韓国産タイヤは問題なし」ってことなわけで、タイヤ量販店でも普通に手にはいるようになってきた韓国産タイヤが売れ行きを伸ばしているのが実際のところだとか。
実際、タイヤにあまりこだわっていない旧ろくむし号(ストリーム)のオーナーである会社の同僚氏も、減ってしまったストリームのタイヤ(シビックtypeR純正のポテンザ)に変わって装着したのが韓国製のスポーツタイヤですもんね(^_^;)
なので、本来は某国産メーカー専門の卸をしているこの会社でも、他社メーカーのタイヤを引っ張ったり、ということもしてるんだそうです。。
それから、私のようにタイヤ持ち込みのハメ替え作業もイヤなどころか最近では「どうぞ来てください」ということのようです。タイヤが売れないから、交換作業などの作業賃で少しでも稼がないと・・・ということなんですね(T_T)
まぁ実際いまは不景気ですし、私の業界でも決して安穏とはしていられないですし、楽して儲かるような仕事はほんとにないのかもしれないですね。。まぁ額に汗して働いてこその報酬、っていう意味ではこれが本来の姿なのかもしれないですけどもね。。
しかしまぁほんと。。。もう少し景気よくなってくれないもんですかね(T_T) タイヤ交換に行って、思いがけずいろいろと考えさせられちゃいましたわ。。。
で、肝心のタイヤのインプレッションなのですが・・
ハンドルが軽くなりました(ちゅど~んっ!)
まだ履きたてのホヤホヤですからね~ そら馴染んでないからハンドルが軽くて当たり前ですわな(核爆)もうちょっと走ってひと皮剥かないとインプレなんぞできないと思いますので、これはまたの機会に、ってことで(^_^;)
ただグリップとかレスポンス、静粛性ではない初っぱなの印象としては「ちょっとケース剛性が高くてしっかりしたタイヤだな」っていうのはありますね。
純正タイヤのサイドウォールってのはやっぱり柔らかくて、空気圧で支えている、っていう感じがあるのに対して、このP6000はタイヤのサイドウォールの硬さで支えている部分がある、という感じ?
交差点を普通に曲がるときも、タイヤがよれながらぎゅるるるっと曲がっていくのではなくて、サイドウォールで支えながらくいいぃっと曲がっていく、という感じがあります。
モビリオの純正タイヤはYOKOHAMAのASPECなのですが、これはストリームの純正タイヤも同じでした。タイヤ屋さんのコメント曰く「
パインパインのポヨンポヨン」(核爆)
まぁつまり、そういうことです(苦笑)空気圧で支えるか、タイヤのケース剛性で支えるか、という違いなんだそうです。
特にヨーロッパ系のタイヤっていうのはこのケース剛性が高めに設定されているみたいですね。ちょっと走った感じでも、純正タイヤよりも初期のアタリはちょっと強めに感じられますし(空気圧も多分に関係している可能性もありますから早計できませんが)
そうそう、帰り際に「このモビリオ、左フロントのショルダーばっかり減るんですけど、やっぱりアライメントでしょうか? まっすぐは走るんだけど・・・・」と聞いてみたんですが、やはり可能性として最も高いのはアライメントでしょうね、とのこと(涙)
アライメント調整もやってますから、また声かけてくださいね、と宣伝されちゃいました(^_^;) もちろん業販価格でさせてもらいますから、と「
悪魔の囁き」(滝汗)
おそらくタイヤのせいではなく、クルマのアライメントに起因した片べりの可能性が高いですから、新しいタイヤが変に減ってしまわないうちにおそらくアライメントテスターのお世話になる可能性が大ですね(^_^;)
あ~ インプのオイル交換もせんとあかんし。。。なんか最近はクルマ関係にやたらとお金がかかる。。。はぁ(ため息)
Posted at 2006/09/13 04:39:17 | |
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